君と僕だけの世界


足元に転がる君のまぼろしを 僕は弄んで部屋に篭もりきり
外の世界でほんとうの君は誰かと きっと今ごろどこかで二人きり

悔しさと虚しさの闇に飲み込まれて何もできないよ
あの日 あの時 君の手を握っていたら僕にもチャンスはあったのに

空が落ちてきて 街が焼きつくされ 君と僕だけが生き残ったらいいのに
白の世界も 黒の世界もない 君と僕だけの世界に行きたかった

今 手を伸ばしても何も掴めない 君のまぼろしを抱きしめるだけ
まだ夜は明けないの? ほんとうの君は誰かの腕の中で今も眠っているの?

寂しさと悲しさの炎に焼きつくされて言葉も出ないよ
あの日 あの時 戻れたとして今の僕にチャンスなんてあるのかな

空が落ちてきて 街が焼きつくされ 君と僕だけが生き残ったとしたって
君は強くて 助けなど求めない 僕は君をただ見つめているだけで終わるよ

何もかもが幻想の空の下に生まれたかったよ
虹を登って今すぐに君の元へ 何が何でもさらい出したいよ

空が落ちてきて 街が焼きつくされ 君と僕だけが生き残ったらいいのに
白の世界も 黒の世界もない 君と僕だけの世界に行きたい
恋が終わらない 君をずっと好きでいても構わない そんな世界がいい
君に一生触れられなくてもいい 君をただずっと思い続けていたいよ