もしも天国がないのなら

世界にいつか終わりが来るように
君の呼吸も止まってしまうんだろう
日めくりのカレンダー 一つめくるたびに
明日が怖くなって 今日も眠れなくなる

君が咳を吐いて 明日に怯えるくらいなら
昔見た映画みたいに サヨナラも言わずに
一緒にいけたらいいのにな


もしも天国がこの世にないのなら
せめて最後だけは手を繋いで眠りたい
今があればいい 明日なんかいらない
僕が壊れるまで もう少しだけここにいて


窓から届く誰かの笑い声が
なんだか嫌になって 僕が分からなくなる

君が書いたダイアリー 僕に預けたりしないで
その手が力を失くしても 君の手に僕がなる
だから一人でいかないで


もしも神様がこの世にいるのなら
世界が終わるまで あなたを恨んでやる
今があればいい 明日なんかいらない
僕が壊れるまで もう少しだけここにいて


世界にいつか終わりが来るように
僕の想いも終わりが来るんだろうか


もしも天国がこの世にないのなら
せめて最後だけは手を繋いで眠りたい
きっと僕らには未来はないけれど
君が生きている その声も その熱も その手も その愛も
今だけは感じさせて