NelsonのLifeを聴き返してみる。 ここ最近、忙しかったり体調悪かったり、凹んだりの私に癒しのNelsonです。 既作のアルバムを聴き返すのは久しぶりかも。 Nelsonの作品はアルバムごとに音作りが異なりますが、根底にあるNelson「らしさ」は変わりません。 このLifeはシンプルな音作りで実にピュア。そこにGunnarとMatthewの双子ならではの絶妙なハーモニーが加わっています。 あんまりにも優しい音作りで1曲目で泣いちゃった。 相変わらず音フェチポイントをピンポイントで突いてくるな〜(笑) めっちゃ癒されたのでここで全曲レビュー、いってみよう。 1曲目の「A Girl Like That」はNelsonの二人もお気に入りの曲のようで、いろいろなアレンジが演奏されています。 このアルバムに収録されているバージョンはグライコの利いたアコースティックギターの音色がすっきりと爽やか。 自分のことなんか眼中に無い女の子に憧れる青春真っ只中ソング。 2曲目「I Would If You Want Me To」 前曲の流れを活かしたこれまたグライコバッチリなアコースティックギターが目立ちますが、今度はちょっぴりオーバードライブのかかったストラトの音も。 歌詞も微妙に前曲の流れを汲んでいます。 「ボクはキミが望むなら何でもするよ!」 この「何でも」の例えが非常に可愛い〜〜。 「キミが粉々に砕けたらくっつける糊になる」とか、「キミが見た目よりずっと若いって言うと誓う」とか「爆弾が爆発したらキミを押し倒して助ける」とか。 めっちゃロマンティストで可愛い曲。 3曲目「Life」 アルバムタイトルとなったこの曲は、Nelson兄弟のダディであるリック・ネルソンの曲をカヴァーしたもの。 60年代の曲なのですが、今聞いても非常に新鮮。 数あるリックの曲の中から所謂代表曲ではない、この曲を選んだだけあって、歌詞が深い。 タイトルどおり「人生」を歌っているんですが前向きな曲なので、自分が凹んでいる時に聴くと結構堪える(笑)後ろ向いててもダメだぞー、みたいな。 Matthewの深みのある歌声が心に染み入ります。 4曲目「She Sheila」 打って変わってアップテンポな明るいロック。 シーラという女の子(もしかしたらアイドル?)を好きになってしまって寝ても醒めてもシーラ一色な歌詞。 Gunnarのエネルギッシュな歌声が若者!っていう響きでナイス。 5曲目「Someone Like You」 失恋の歌。けれども長調で構成されている曲なので暗くはないです。 が、長調でピュアな音であるがために、切ない歌詞がさらに切なく…。 「ボクが悪かった…」「キミみたいな人はもう見つからない」「なんで別れちゃったんだろう…」「忘れようと毎日努力しているけれど、心に大きな穴があいてしまっている」などなど。 前向きな歌詞の多いNelsonにしては珍しいかな。 6曲目「Everybody Cries Sometimes」 立て続けに失恋の曲。というか彼女とケンカして仲直りする感じかなー。 彼が浮気しちゃってそれがバレたんだけど、彼女に謝る言葉がこのタイトル。 ちょっち卑怯だぞー(笑) でも必死に引き止めてる感じが良いです。 サビ部分の「Everybody Cries Sometimes」はそんな歌詞の流れとは別に日々の生活に対しても発せられているようですな。 実は「みんな泣くことはあるんだから、頑張れ!」みたいな励ましソングなのかも(笑) 7曲目「Let's Talk About Me」 2曲続いたバラードからテンポは変わって明るいハードロックへ。 自分のことしかお喋りしない彼女に向かって「キミのことはもう十分だから、たまには僕のことも話そうよ!」と文句を言ってます(笑) 微妙にGunnarの日頃の発言と被るような…。気のせいかしら? 8曲目「She Said She'd Be Mine」 これはもう、Matthewのご結婚おめでとうソング。(Matthewの結婚した1998年に作られた) アコースティックの可愛らしい曲調とともに思いっきりノロケられます。 くそぅ、ラブラブバカップルめ(笑) 9曲目「The Hunger」 ミドルテンポで爽やかな曲調ですが、歌詞が情熱的。 アルバム前半の若々しいものではなく、ちょっぴりオトナな感じかな。 「僕の心は絶対に変わることはない」とか「永遠のランデブー」ですよ。 (ら、らんでぶーって!) 実生活で言われると絶対に引いちゃうけれど、こういうイカニモな歌詞に癒されることもあるのです(笑) 10曲目「Is That How It Is」 ミートローフ風な曲調。 非常に社会的なメッセージがこめられています。 「本当に今のままでもいいの?」「キミ自信はどう思っているの?」「流されて生きてて満足?」 How It Is? この一言にいろんなものが込められています。 シンプルロックが好きな方は是非に聴いてみて欲しいなぁ。 愛と癒しに飢えたアナタにもオススメな一枚。 公式サイトにサウンドバイト有。 |