９．KA･BA･JI

方々で大評判の歌詞ですが（私も日記でネタにしちゃったし）、その前に音について語らせてください。 曲調としてはダークなテクノロックです。（Nine Inch Nailsとかをイメージしちゃってください） イントロからフェードインしてくるノイズ系の音や小技ききまくっちゃってるドラムの音もいいんですが、何よりもこの曲、ベースパターンがイイのよ！ヘタするとベースパターン追っかけて聞くだけで曲終わっちゃうから！ それだけでご飯食えるよ、私！（ベースフェチやからね） こういう不規則なパターン聴くと自然と顔がニヤけちゃう。……変態ですんまそん。 お待ちかねの歌詞ですが。 この曲、作詞が諏訪部さんなの。 タイトルになっているKA･BA･JIと言うのは跡部にいつも付き従っている中２の後輩「樺地（かばじ）」君っていう190cmもある巨体のキャラなんですよ。 樺地のセリフはいつも「ウス」なんです。（99％くらいは「ウス」） 跡部が「行け、樺地」っていうと「ウス」ってそのとおりに行動するのね。 その樺地がテニスで球を打つときは「イ゜ーーー」っていう奇声を発したり。 そういえば、この「イ゜ーーー」も合いの手で入ってたな（笑） で、この曲の歌詞の内容がその樺地のプロフィール（巨体でゴツいのに家庭科が得意科目だったり）を挙げて「マジで人類？」とか「何でできてる？」とか歌っちゃうの。 いつも命令すると「ウス」って言うこときくから「飲め、食え」とか言ってみたり。 しまいには「踊れ」って言っちゃったり。きっと（「踊れ」って言ったら踊るのか、コイツ？）みたいに思ってるのね。 結局樺地は「ウス」って返事してて。（樺地は特別出演してます） よーく聴くと樺地の「ウス」に微妙な抑揚があって面白いデス。 ネタにはしってる歌詞だけど、実際は跡部の樺地への率直な感想、みたいな。中学生らしい感性が出ていて良いわー。 やっぱ諏訪部さんの言葉選びのセンスがイイ！　これに尽きると思います。 （2文字で答えろよとか。こういうのって簡単には出てこないよ？） 原作知らなくて「意味分からん！」思った人はそうだなぁ…、Sex MachinegunsとかThe Blankey Jet Cityみたいに格好よい曲でさらに歌詞が面白い感じって言えば分かるかなぁ…。（余計分からなくなっちゃったりして…） さらには諏訪部さんのこの歌の歌い方が良いの。 セクシーな声で超クールに歌ってます。 クールだからこそ歌詞の面白さが際立ってるのよ。 「マジで人類？」の「マジ」あたりなんかが超滑舌いいの。本当に驚いてる感じだし。 それにね、サビの「KA KA KA カバズィ〜」って発音が「JI」じゃなくて「ZI」なの。 2個目のサビでも「何でできてる？」の「る」の発音が「RU」なんですよ。 日本語の「る」は「LU」って発音なんだけど、明らかに「R」なのよ。 そこがクールなんだなぁ…。（聴いてみないとナンノコッチャ分からんだろうけど） ちょうどテンションが落ちてきたところにこの曲を持ってきたあたり選曲も抜かりないな、と感じました。 …うはー、なんだかこの曲のレビュー、超長くなっちゃったよ（笑） この曲、かなり好きなのデス。やっぱベースがオイシイしね。

１０．No Wonder

…すみません、このタイトル見たとき、「むしろお前がWonderだ！」ってツッコミ入れたのは私です。Wonderなのは私のネタ感性でした。 ギターのカッティングがいいのよ。 ブラス系のシンセを多用していてJ-POP風味ですね。 この曲、Aメロとか歌うの難しそうだな、って思いました。 諏訪部さんはさわやか系の歌い方です。 Spirit WayやKA･BA･JIのセクシーな声とは全然違うの。ホント、うまいなぁ〜。

１１．Stage

イントロのサックスがいいですね。 ステージ=テニスコート。跡部景吾ワンマンショー（笑） いわゆるキャラソンが好きな人とかはこの曲好きなんじゃないかしら？ 跡部景吾というキャラクターをストレートに表現した歌詞ですよね。 「一身に視線浴びて酔わせよう」とか、「ステージに主役は一人でいい」とか、「俺には見える、見抜ける」とか（インサイトだ！）、「悲鳴は快感になる」とか。（キャ〜、跡部様〜） …実は結構好きです。 間奏のサックスがいい味出してるのよ〜。 シンセのデジタルな音とギターのカッティングがうまーくかみ合ってるし。 小気味良いベースパターンもなかなかオイシイ。

１２．October

バースディソング。バイオリンが入ってしっとりスローテンポなバラードです。 通常版だとこの曲が最後なのですよね。最後に持ってきたの、分かる気がします。 この曲好きな人、すごくたくさんいるんじゃないかなぁ…。 特に10月生まれの人なんか大喜びだよね〜。 私も10月生まれじゃないけれど、好きです。 なぜにバースディソングなのかというと、跡部君は10月4日生まれなのですな〜。 （そしてこのアルバムの発売日です）  他にも「テニスの王子様」に出てくるキャラは10月生まれが多いんですけどね。 誕生日に己を見つめ直して新たに明日に向かって一歩踏み出して行くあたりが跡部らしいなって思いました。 Birthday Song To Youって誕生日の人を祝ってますが、確実に「you」には自分も含まれているわね…（笑） 諏訪部さんの美声がしっとり堪能できます。

１３．CROSS WITH YOU 〜80'S DISCO MIX〜　（限定版ボーナストラック）

このCROSS WITH YOUという曲は2003年5月にシングルとして発売されてまして。 今回このアルバムの限定版のボーナストラックとして80'S DISCO MIXとして蘇ってきました。 …って80年代のディスコ音楽を聞いたことがあるリスナーはどれくらいいるんだろう？ 購買層の年齢低いよね（笑）まぁ、私もそんなには詳しくないですけどね…。 原曲はギターのエッジの効いたこれまたイイかんじのロックでした。 しょっぱなイントロ聴くと「羽根扇用意〜！」（ジュリアナ）な感じ。…っていっても分からない人も多いだろうなぁ。 つまりね、ユーロビートなの。しかも初期のユーロだよ！懐かしいなぁ…って聴いていました。（年がばれますが、私は当時中学生くらいでした） そうしたらね、サビが、サビが〜〜！モロにツボ。 だってさぁ、あのサビ、コーラスの入れ方がLondon Boysだよ！（微妙にPet Shop Boysっぽかったりもする） London Boys、すごい好きだったの！もうね、このサビだけで満足デス。 バックグラウンドでは原曲まんまのギターリフも鳴っているんですよ〜。 間奏に跡部のセリフが入っているあたりがやっぱキャラソンって言う感じかな。 （ネタっぽくて笑っちゃいました。ごめんなさい）