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鈍色アゲイン

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歌詞

心がなくなった 痛みが遠のいた
恋をしていたはずの生き物だった
白んだ空だった 紫のたそがれと
昼と夜には夢を見ていた 浅い眠りだった

泣かない代わりに わたしではなかった
このからだに わたしはいなかった

電車に乗って 道を歩いて 仕事をして ものを食べて
なんとなく無事だけど 思い出せなくて虚しいんだ
空見上げて 自転車に乗って 歌を歌って 本を読んで
満たせた気がしても全部 零したくなるんだ

その鈍色をアゲイン


心がなくなった 痛みが遠のいた
恋をしていたはずの生き物だった

笑える代わりに わたしではなかった
誰かのままで どこにもいなかった

メールを書いて ポスト覗いて 支払いをして 電話に出て
なんとなくこなずけど わたしには出来ないはずだった
地面に触れて どこかに座って ギターを弾いて 本を読んで
満たしたとしてもさ全部 いらない気がしてさ

その鈍色をアゲイン


望むんだ あなたに会いたい
すべてを思い出したい
忘れたまま生きるのはとても、虚しくて


空見上げて 自転車に乗って 歌を歌って 本を読んで
満たせた気がしても全部 零したくなるんだ
空は見えず 足も動かないで 声も出なくて 字も読めなくて
そんなわたしを思い出して 耐えられなくても

その鈍色をアゲイン

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