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No.160

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歌詞

来ぬ人を 来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに――

百夜通いは 知っていた 人はあっさりいなくなるものだと
だけど 頼りない指先に淡い影 困らせるのはこわかった

あの日 あの夜 小雨が降って
それだけで 待てなくて

来ぬ人を 来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の
身をこがす 胸の中の火は 愛でしょうか 罰でしょうか わからなくて


あなたの気持ちなら 痛いとこだけはわかっていた
だけど こうも思うの 年下のくせにって

あの日 あのとき 勇気を出しても
無駄だったのかも しれないけれど、

今はただ 今はただ 思い絶えなむ その日を 恐れている
五万円の貯金さえなかった 見送りに行けなかった

来ぬ人を 来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の
身をこがす 胸の中の火は 罪でしょうか 恋でしょうか わからなくて

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