アコースティックキャンプレポ
蒼華

今日は待ちに待った「べんべんアコースティックキャンプ」の日!
昨晩の雨と強風はだいぶおさまりつつあったが、今朝もやはり雨はまだ降り続いていたのだった……。
はたして今日は中止になってしまうのか!?と心配をよそに、朝早くにもかかわらず、昨日から現地入り
しているお二人・チャンさんとRENさんにメールをお送りしてみる。
同じ神奈川県とはいえ、遠く離れた足柄の山に電波が届いているのか?
とかどうか全く考えてもみなかったが、無事に返信が戻ってきて一安心。
そして「場所を変えて決行される」とのことだった。
思わずPCの画面を前に叫ぶ私。

天気予報をチェックしたりしながらようやく9時になって、会場である「丸太の森」に問い合わせてみると、
場所は「けやきの広場」という所で行われるとのこと。
そこが一体どういうところなのか全く見当もつかないが、とりあえず行く準備を開始。
しかしこの時、12時からライブ開始という情報だけで、べんべんが何番目なのかは来てのお楽しみ♪
ということもあって、電車ではおそらく間に合わないと判断し、車で行くことにする。
雨の中の高速道路はとにかくスリリングだった。
前の車との車間距離はわかりにくいし、テールランプをつけなければ後ろの車にも追突されるかもしれない
という懸念もあったためである。
おそらくベテラン運転手でも慎重になるくらいだから、ペーパーになりつつある私の一人運転ではまさに
目隠しで運転という感じだったかもしれない。

なんとか無事に試練をくぐり抜け、12時ちょっと前に「丸太の森」に到着。
そこは本当に森といった感じの所だった。
晴れていたらきっと自然に囲まれたイイ所なんだと思う。
そして少し想像していたのと違った入場券売場らしい所で券を買い、地図を渡されて一瞬固まる。
……さすがに敷地は広かった。
販売員のおばさんに地図を見たにもかかわらず、再度「けやきの広場」はどうやって行くのか訊ねてみると、
「けやきの広場まではここからちょっと歩くわね。駐車場はここだけだから」
と言われ、その「ちょっと」(?)の距離が雨の中のこの状況では遙か遠くに思われた。
そこで。
林道は一本道とはいえ車が通れるスペースがあり、進入禁止とも言われなかったので強行突破!することにする。
何度も言うようだけど、晴れていたら良いハイキングコースだったと思う。

鬱蒼と茂る木々の間を通ってようやく関係者の方々らしい車を発見。
そして坂を下った所にはバンガローとテントらしい物が見えたので車を降りてみる。
会場となった広場は、普段バーベキュー場として使われている所らしく、屋根のある休憩場みたいな所だった。
その中で屋根が大きいところが特設ステージとなっていて(写真載ってますよね)、その横に機材などがある
テントがあった。
観客席はちょうどステージを見上げるような感じのところが使われていた。

さっそく、もうすでに席につかれている観客の中にRENさんを発見して御挨拶。
ちょっと驚かれました(笑)
そして席を外されていたチャンさんも戻ってこられて、ようやく三人だけでしたがこべんべん集合と相成った
のです。
お二人とも昨日から参加されていたので、すっかりこの場所にも慣れている御様子。
お元気そうで何よりでした。
そして昨日のキャンプの話など少し伺ってから、肝心のべんべんのメンバーはどこかと見渡すと、
観客席から離れた屋根のある一角でお三方の後ろ姿が見えました。
何やら打ち合わせをされている御様子でしたので、邪魔はいけないと挨拶は後回しにし、アコースティック
キャンプのグッズを販売している所を覗いてみることにしました。
そこでは毎回作られているのだと思われる出演者名が入ったTシャツを発見。
紺色で黄色のローマ字でプリントされていて、とりあえず記念になるということで購入しました。
(BENBENの名前は真ん中あたりにありました)
そうしている間にいよいよライブ開始の時間。
メンバーの控え室&宿泊された所となっているらしいステージの後ろにあるバンガローに入っていかれるところで
ようやく「こんにちは」の一言を。
お三方もやっぱり元気そうでした。

そしてこのキャンプの主催者である「りゅーまろ」さんが開始の御挨拶をされて、一番目の方を紹介。
観客数30人にも満たないけれど拍手とともにアコースティックキャンプのスタートです。
(ちなみにこの時、雨はもう小降りになってきていました)
私が座った位置はちょうど屋根を支える柱に遮られて、一番目の出演者の方の顔は見えませんでした。
おまけに何故か虻みたいな虫が観客席の中を飛び回っていて、それと格闘しながら聴いていたのであまり集中でき
ませんでしたが、その方の歌で印象的というか強烈で覚えているが昔話の替え歌。
うーんスゴイ解釈だなぁと思いました。
桃太郎とか色々出てくるんですが。敢えて言いません。すみません。

さて。二番目は早くも待ちに待ったべんべんの登場でした!
今日はこのためだけに来たのだということで気合いを入れて思わず姿勢を正しました。
チャンさんとRENさんはカメラを準備されて用意万全。
けれどやはり、私達の位置からでは見えにくかったです。
それに意外とステージと観客席は離れていましたし。メンバーのお三方は先程と衣装は替わっていました。
そして、もちろんお約束の赤のハッピも着ていらっしゃいました。

チューニングとマイクの音量など準備を終えて、いざ第一声!
思わず耳を押さえるぐらいの迫力のある声量でした。
「無情の人」の出だし(確かマイクの音量を下げていたらしいんですが…)
おそらくべんべんを聴くのが初めての皆さんには強く印象に残ったと思います。
いつも聴いている私達ですら圧倒されたぐらいなので。
これは良いスタートだと思っていると、一曲目を終えたところぐらいから石村さんの弦に不調が発生
(雨による湿気の為でしょうか?)していましたが、さすがにべんべんのコンビネーションは良いですね。
弦の調整をしている間に岡崎さんがMCと、例の如くCMソングを披露!
最初いきなり「バ〜スマジックリンッ♪」だったので、思わずそっちの方なんですか!?
と思ったら、軽い冗談だったらしく、

「声がおそらく違って聞こえるかもしれませんが、これは誰が何と言おうとも僕が歌っています」

と述べられて(何故かハッキリ覚えてました、このお言葉/笑)「花王アタック」を歌われました。
また生で聴けたと感激でした。
(ここら辺からがちょっと曖昧なんですが、どうかお許しを)
それで次は「エコロ気」
今回は三人だけだったのでさすがにいつものように「文句あるよ」はやめておきました。
雰囲気的にもここは大人しくしていた方がいいなと思われたもので。
けれど、手拍子だけはかかさずしていると自然と周りの方々も加わって段々盛り上がっていきました。
見知らぬ方々が乗ってくれるというのは何だか嬉しかったです。

そして「ペコペコ」「夢の高まり」「此処の人」
この間に長めのMCが入る予定だったらしいのですが、時間の関係もあって現在の活動など基本的なことだけを
述べられてました。
MCは、もちろん彼等を知ってもらうためには必要なことだと思うのですが、私が思うには歌だけでもこの限られた
時間の中、十分にわかってもらえたのではないかなと。
なぜなら屋外といった本来は音響的はあまり響かないところでも、べんべんの作り出すハーモニーは本当によく
響いていたからです。
屋内で聴いた時とはまたひと味違って、とても爽快な気持ちになりました。
「錯乱の男」なども力一杯聞こえました。
そして今回はべんべんだけではない限られた時間でのライブ。
「良い若い者」「一番遠い所」「遮二無二元論」の曲名を交えたお話で最後の曲紹介へと移り、少し物足りなさを
感じつつも思いっきり手拍子を送りました。

あっという間のライブでしたが、おそらく観客の皆さんに強いインパクトを与えられたと思います。
そして、この時にはすっかり雨も止んで(雨雲を吹き飛ばすほどの歌声)雲間から太陽の光。
空は台風一過で晴れてきていました。

こうしてとりあえずべんべんのアコースティックライブは終わったのですが、この後の出演者の方々がどのような
感じだったのかわかりません(他の方のも聴きたかったです)
それから最後に出演者全員で歌われるらしい歌も是非聴いてみたかったのですが…。
というのも、終了が17時ということ、今回運転手が私ではないことから、とりあえず目的のべんべんライブだけは
見れたので、非常に残念でしたがここで引き上げてしまいました。
ですが、束の間とはいえ、岡崎さんと石村さんにライブの感想とちょっとした雑談を三人でできたので良かったです。
(大平さんはスタッフとして色々されていてお忙しい御様子でした)

今回のライブは私にとってまた新たな経験ができたので本当に良かったと思います。
行った甲斐がありました。
来年はどうなるかわかりませんが、今度は是非大勢の方と行けたら楽しいのではないかなと思いました。
それでは、果たしてレポートといえるのかわかりませんが……。

以上、蒼華でした。