来た!観た!撮った!!
上板橋ライブ奇譚

カメラお嬢

ライブだ!
なんだか今月はそんな催しがめじろ押しだったなあ。うん。良いことだ。

かなり遅刻の上板橋駅前午後2時50分、乗り継ぎ乗り継ぎ東武東上線。
急ぐ急ぐ。でも道に迷う。なんで?!!駅から30秒のキョリなのにねえ(笑)
さて、外見「ちょっとオシャレなログハウス風の軽食レストラン」=ライブハウス「GreenDoor」は、
その時すでにヒトでいっぱいだったのでした。
盛況盛況、こんな場所にカメラお嬢(以下カ嬢という)が来るなんてちょっと場違いだったかな?
しかしその半分ぐらいは出演者であるというのはもはやライブの常識です。
ムム、ここでひるんではいかんのだな。ほほほ。
無辺氏とチラと目が合ったので、ぺこりとごあいさつ。
うおぉ、スマヌ、遅れてしまひまひた……。

ステージでは、アカペラ−ズがノリの良いテンポを刻んでるところ。
女性パートが秀逸!
チケットを購入後、告知にあった「あるだけバイキング」のテーブルを物色。
おお、ありましたありました!でっかいプレートにてんこもりのお料理が。
各自お皿に取って自分のテーブルまで持っていくわけね。ううむ。
お飲み物は1ドリンクがチケット代に含まれていて、追加は別途お支払いくださいとのこと。
「今日はトクベツにどれでも500円です!」
と若草色のユニフォームのおねいさんが言うんだけど、それってお得なのかどうなのか??
わかんないけど、
「とりあえず、おびーるくださーい♪」

声で聴かせるチームの次に登場したのは意外にもシンセのインスト!
こちらも聴かせてくれました。演奏の合間に「だ、DATの交換が…」というつぶやきが漏れる
あたり、学識者風のいでたちに似合わずなかなかにお茶目さんだと思うなぁ。
テーブルはほとんど埋まってたけど、ステージ横のちょっと見にくい位置にやっとこさ空席を
見つけて、おびーるにありついてほっと一息ついてたら、なんか横に見覚えのあるTシャツの
後ろ姿。
「Acousticcamp'00」のロゴを背中にしょった大公望氏は、どうやら出演するばかりでなく
プロデューサーとADも兼任しているようです。
なんで去年のTシャツ??と尋ねたところ、
氏曰く「今年は“石村吹雪と大公望”で出てたから」と。
その背中には去年のアコキャン出演者名として輝く黄金の「BENBEN」の文字。
ム、なるぼど。気遣いですな、と思ってたら、
「あー、今朝たまたま手にとったのがこれだったんだけどねー」って、そうなの?(笑)
今日の大公望氏はとても忙しそう。
機材の調整からタイムテーブルの管理,果ては司会につかみのトークまで。
こんなにイキイキと輝いている氏をカ嬢は見たことありません(2回しか会ったことないけど)

にわかにステージがにぎやかになって、女性ボーカルが縦横無尽にステージを遊ぶ。
客席も巻き込んで歌うすごいすごいチーム登場。かっこいいなぁCさん(うっとり)
普段はフツーに主婦やってるなんて想像できないよ。

ところで、同じテーブルの向いに、なんかもう10月になろうというこの肌寒い時期に真っ白な
くたくたの半袖Tシャツにジーンズそして足元は黒い革靴というあんちゃんがおりました。
そんなサワヤカ気なお姿でにこにことステージを見ていたHedel氏は、歌の切れ間に席を立っ
て、F嬢のためにお料理を盛って戻ってきたり、なかなかこの方も気遣いの人と見た。
おぉ。紳士やねえ!
しかーし……こうして上板橋までこべんべんとして遠征してきたにもかかわらず、
「さあべんべんの出番だ!(ステージでギター持ってるヒトを見て)っ、おおお??」
……なんとコトここに至るまで、今までフツーに喋ってたあの気の良いにーちゃんがHedel氏
だったってことに気がつかなかった大笑いのカ嬢(あほう)
いや〜ん。男女不完全別室の御手洗でいっしょになっちゃったよ(笑)
そおいえばHedel氏の御姿に関してはHPの写真でしか観たことなかったのよね。
だもんで、ぜんっぜんわかりませんでしたぁぁ!くはあ。 
あー。でも良かったよ「で、アナタどちらさま?」って聞かなくて(笑)
いや、笑い事じゃ無いよね。こべんべんとしてナットランね。ごめんなさい。
“王子”Hedel氏がわかんないっていうんだから、この方がわからないもの至極当然のことと
言えましょう。
無辺氏の並びのテーブルのはじっこのあたり、所在なげにちょこんと腰掛けてた可愛らし気な
「男の子」が弁切稲氏だったってことも、あとでわかってオドロキだったのさー!
良かったよ「キミ、どこの子?」って聞かなくて。
つーか聞くなよ!!いくらなんでもそりゃ失敬だろう。
ああ。もう。徹底的になっとらんです。ほんとごめんなさいねカイチョー。

F嬢は今回のイベントを主催するTSCの楽曲ダウンロード頁で毎月のように楽曲を発表している
期待の新人アーティストさんです。
カ嬢、F嬢に「一緒に(お料理)食べましょう!」などと言われ、おさじをとってもらい上機嫌♪
そう、だから「まえにライブでお会いしましたよね!エエト、お名前…○○○さん?(←明らかに
間違って覚えてる)」といわれても許可です(笑)
今日はべんべん(小)ライブもあるこのステージで、そのF嬢がなななんと!晴れてライブデビウ
を果たすとのこと!!その雄姿を拝むのもたのすぃみにしてきたんだよね。
しかし変わったチームだったんだよ(笑)
とくにヴォーカル兼ギターのA氏。
その存在感溢れる体躯にあるまじきフットワークの軽さ!ハイトーンヴォイス!
しかもなんであんなにあやすぃ歌詞!?うわぁ。好きかも(笑)
F嬢の歌声と彼女のチームの豪快なパフォーマンスに、お客さんもべんべんズのみなさんも盛り
上がることこの上無し。たのすぃっ!

さてそんなライブのさなかに無辺氏はどおしていたかというと??
なんかストローで吸ってました(それだけかよう!)
ごめん。ステージの見える方向と反対の方に座ってたもんだから、あんまりチェックしてません
でしたねえ(笑)……カイチョー、ごめんね(笑)

会場の空気が一転。
アカペラーズにも参加していた女性ボーカリストの今度はソロのステージです。
しなやかな声とその指先の奏でるピアノの音が心地良ーい。
いいなぁ、楽器ができるって素敵だよね。うーん。

さあお待ちかねのべんべんの登場♪
ここで司会はMさんが交代ー。
おもむろにセッティングに入ったメンバーの動向を見ながらいつの間にか所定の場所に落ち着い
てた弁切稲氏にMCのチャンスが!
「べんべんはもともと2人のバンドで…べんべんに入るとべんべんネームというのがあって…」
おおお、いいお話なんだろうな、いいお話なんだろうがよく聴こえないぜ!!
つーかカ嬢が覚えてないだけかも〜。コーフンしてたからかも〜(おばか)
だって初めて観る生べんべんなんだも〜ん!

Hedel氏開口一番「エスタラヴィスタケヴィエンネ」
ああ、すごい余裕!!すごい「厚さ」!!
なんてでっっかい声なんだー。おはなしには聞いてたけど、これほどまでとはねええ。
すごい!すごいよHedelさん!!

「錯乱の男」
「エコロ気」

べんべん非常に快調です。弦も切れずに頑張ってる。すばらすぃ!
大公望氏が気持ち良さそうにベースを奏でています。
あ、すごい善い顔。うーん。楽しいんだろうなあ。
無辺氏の足元には機材やらケーブルやらがひらベったく展開していて、足の踏み場のない無辺氏は
その場に仁王立ちのまま大きな身体が窮屈そう。
や、そんな困った顔されても困る(笑)

「夢の高まり」
「良い若い者」
「遮二無二元論」



前線の男ふたりが熱く歌を響かせている後ろで、弁切稲氏は楽し気ながらどことなく俺ペースを
維持してる感じ。あ、でも時折白い歯覗かせて笑みをこぼしてるじゃないか。
なんつーか、アレだ…やっぱり「可愛い」(笑)
Hedel氏と無辺氏は曲の合間にひとことふたこと言葉を交わし、時に目配せなんかも。
とても善い笑顔だったなあ。
カ嬢も客席のみんなも一緒に手を打って。うん、オンガクはこうでなくっちゃね。
F嬢が「べんべんの歌って安心してみていられるよね」って言うのがよくわかります。
聴いてる人に躊躇する隙さえ与えない潔さ?強さっていうのかな…うーん、なんつーか余計なこと
一切考えないで良くて、安心してココロっから楽しめる。そんなステージだったんだよー。
最後は「一番遠い所」
ああ、これで終わっちゃう…。
楽すぃかったよう!ありがとうっっ!!の気持ちがいっぱいで、カ嬢も一緒に歌う。
どおしたらもっととおくにいけるんだろうね。

フィナーレはこの日の出演者のほとんどが前に出て「let it be」をうたううたう。
その頃無辺氏はお皿にヤマモリのパスタをわしわしかっ込んでたねえ。
そりゃあハラも減るでしょう(笑)
すっかりくつろいでいた大公望氏が引っ張り出されて即興のギターソロを。
え?弾いちゃうの??うわぁ。カッコいいッス!
せつなさたっぷりの大公望氏の表情に観客も出演者もやんやの喝采。魅せるねえ(笑)

あとでね、出演者の方が「最初ッから来てた女の子のお客さんで、べんべんにサインもらってるコが
いたよ。根っからのファンなんだねえ」って言ってたよん。
きっとあなたはこべんべん。
せっかく同じ場所に居合わせたのにニアミスだったとは……惜すぃっっ!!
お知り合いになれるチャンスだったのになぁ。
「おお、姫よ。そなたの想いは王子に届いただろうか?」

オンガクが終わっても「終われない」カ嬢やF嬢は夢中でお話を続けていたのだけれど。
気がつけば店内にはもうお客さんの姿はなくて、テーブルに残された空っぽのグラスやお皿ばかりが
目立つ宴の後。
慌ててお店を出ると、オモテではこのイベントの成功と成果について語らう出演者の方々の小さな輪が
できてた。
Hedel氏がタイコを担いで去っていったところまでは見たおぼえがあるんだけど……。
どうやらそのままお帰りになってしまったのかなあ。
とうとう「わたしニューこべんべんですっっ!」って名乗れずじまいだったよ(笑)
不覚!


このままで帰れないイキオイのカ嬢。
お店の前で記念撮影だの立ち話だのにたっぷり時間をかけ、ARさんが声をかけてくださったのを
これ幸いと、メンバーでもないのに打ち上げにまで参加させていただいたのでした。
感謝です。お付き合いくださったみなさん本当にありがとう。

さて、このあとワレワレは駅向こうの秘密基地でマイクとギターと左利き用ベースとお湯割が
ぐるぐるまわるキョーガクのセカンドインパクトを体験することになるわけだけど、
これはまた別のおはなしで。
そう、そうなんだ。それはやっぱりこのひとことから始まるんだなあ。

「とりあえず、おびーるくださーい♪」