Bay City Orchestra 物語。

 

Jazz Big Band 誕生

 1998年初旬、一つの Jazz Big Band が誕生いたしました。・・・しかし・・・・。
“V・S・O・B”と名乗り、、一回のみの演奏を目的として、解散する為に組まれたバンドでした。
 なかなかメンバーも集まらず、譜面も少なく、少数メンバーの月千円の会費では、リハ会場を借りるのがやっとで、譜面代も出ず、『本当にできるの?これで・・・・。』という声も多くなり、しかしバンドマスターの入江実氏の、『やろう!なんとか皆で声をかけてメンバーも、譜面も集めましょう!』という呼びかけで、『俺、譜面何曲かは、提供するよ!』『俺、昔編曲やっていたから、譜面書くよ!』、と言う声が出てきて、なんとか5月より、リハを始めることが可能になってきました。
 今度はメンバーが思うように集まらない!・・・。メンバーは、トラ(エキストラ=お客人)でもいいからまづは、形にしよう!とするものの、やはりフルパートは集まらない。・・・・・。
 リハも、かなりの穴あき状態で始め、1人、2人と、見学の方が少しずつ来るようになり、メンバーが、1人増え、2人増え、トラで来てくれた方々も、正式メンバーに加わり、バリサク以外は、フルパートが集まり、1998年10月18日、“V・S・O・B”ベリー スペシャル おっさん ばんど)の最初で最後の公演を、無事盛況の中終えました。
 本番を終え、楽器をしまいながらメンバーから出た言葉は、『今度のリハは、いつだっけ?』 『こんど、**の譜面持ってくるよ。』でした。  だれもこれを最初で最後の演奏とは考えず、このバンドの明日を見つめておりました。
 バンドマスター入江実氏も、皆の期待の大きさに打たれ、バンドの続行を決めました。

 

 

安定期に入りバンドに名前を付ける。

 バンドも安定期に入り、2ヶ月に一度程度の本番を持つようになった頃、『 もう、V・S・O・B じゃあ、まずいから、新しい名前付けようよ!』と言う声が多くなり、2つの案が最終に残りました。
 一つは、“ ヨコハマ オールスターズ ”。もう一つが、“ ハート ツー ハート ”。イヤーこれはもめた!『オールスターズを名乗るほどのバンドになってないから、そんな偉そうな名前付けるなら俺はここをやめる!』と言う方がいたり、『やるからには横浜一のバンドを目指したい!オールスターに恥じない演奏、メンバーを揃えよう!楽しいだけじゃあ嫌だ。』という意見。
 これにはバンマス入江氏もまいった様である。結局、“ハート ツー ハート”という名前に決まり、1年程は、この名前で演奏活動をしておりました。
 そんな中、ベテラン組が、相次いで入院いう事態におちいり、相談役と言う形になり、メンバーの若手にサウンドを委ねる形となってきました。 それに伴い、楽曲も最近の曲をやりたい!という声も多くなり、『自分達で楽しむバンドから、地域に根ざし、地域活性化、皆さんに楽しんでもらえるバンド作り!』を目的とし、バンド名も、“ Bay City Orchestra ”と改名されました。今後も色々な楽曲に取り組んでまいります。

どうぞ、ベイシティ オーケストラ を今後とも宜しくお願い申し上げます。

記 : コンサートマスター 兼永 陽一郎。

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