楽譜の訂正や注意

楽譜の訂正や注意

ベーレンライター、新バッハ版ヨハネ受難曲の楽譜をベースにしています。

いつでも
*響きを大切に8/6更新
*ビブラートをかけない(指定個所を除く)
*歌詞をはっきり、ピアノ(p)のときは特に子音をはっきり
*音を探らない
*符点のリズムを大げさにはっきりと。「ターッタ・タ」ではなく「ター・ッタタ」
*コラールの曖昧母音のフェルマータは短め。そこでもたれないこと。
*速い曲はテーマ以外は抑えて。聴く人が疲れないように。
*der は「ディール」、wer は「ヴィール」に発音を統一する
B高音域は自然と音が大きくなってしまうが気を付けて(他パートを邪魔しない)。
低音は強めに(低音は音が弱くなるので)。
1
訂正B86小節1拍目は「4分音符」から「8分音符+8分休符」に変更
*16分音符のメリスマはレガートで階段を付けない。
*「dessen Ruhm」の dessen は「デッ・セン」を意識して区切る。Ruhm はテヌートで響き!
*33小節、58小節からはピアノ(p)で柔らかく。アクセントを付けない。
16分音符で遅れるので、通奏低音の16分音符をよく聞くこと。
*36小節3拍目から cresc し、37小節のバスは ff
*45小節からは裏を抜いて、1拍ずつ切る。
*68小節3拍目からの「Niedrigkeit」は1拍ずつスラーを付けてはっきり切る。 「ニー ・ トゥリッヒ ・ カイトゥ
*70小節アーフタクトのfはバッハ自筆。十分意識して。
*78小節3拍目のバスからピアノ(p)で柔らかく。上三声部は3拍目までフォルテ(f)で。
S84小節1拍目の後はノンブレスでピアノ(p)に落とす。
SA86小節1拍目裏からしっかりフォルテ(f)。分業可。
B87小節からは本当にフォルテ(f)。
2b&2d
*スタカートで、リズム感を出して。Nazareth は「Na・Zareth」と区切る
3コラール
*ピアノ(p)で柔らかく。
*最初のフェルマータ(Lieb)は長め。他のフェルマータ(曖昧母音)は短く抜いて。そこでもたれないこと。
5コラール
*かたく。フェルマータの付いている音はアクセント気味で軽く発音。
*「Fleisch und Blut」は単語を区切って。
11コラール
*1番はフォルテ(f)、2番はピアノ(p)に落とす。
*6小節のフェルマータ(zugericht/Meer)はやせないこと。他のフェルマータ(曖昧母音)は短く抜いて。
12b
ATBソプラノの譜に合わせてスタカートを付ける
*「Bist du nicht seiner Jünger einer」(mf) 以外のパートはお囃子風に (p)
14コラール
*最初はフォルテ(f) できつく。単語で区切って発音する。7小節から表情を変えてややピアノ(p)、
*9小節からフォルテ(f)、15小節からレガートで表情を変える。
*最後の小節は8つ振り 8/6更新
15コラール
*フォルテ(f)&マルカート。単語で区切る(強さを出すために)。15小節からテヌート
16b
指定ST38小節2拍目のトリル(tr) : ビブラート
*8分音符はマルカート、4分音符はレガート。
*テーマ(1小節2拍目からのバス、13小節2拍目からのアルトなど)はしっかり cresc。
B20、26小節アーフタクトはfで。
*最後の4分音符(38小節3拍目)は短く(8分音符くらい)
17コラール
Bレガートで。階段を付けないこと。
*あきらめの表情。1回目も2回目もピアノ(p)。フェルマータまでノンブレス
*上三声部は響きを大切に。曖昧母音のフェルマータは短めに。
18b
*フォルテ。「Barrabam」のリズムは「バ・ッラバン」。
21b
*4分音符はスタカート
*Seiは切って発音。次のge-は後の音節と合せて一体なので続ける。
*11小節3拍目(STB)、23小節6拍目の符点のリズムをはっきり。その後の lieber は響かせて。
21d
訂正B47小節4拍目裏「#F」 → 「D」に変更 (前の音と同じ)
*「kreu......zige」と伸ばすときに、zi の前で eu (オイ)を発音する
*2分音符で始まる「kreuzige」の頭にアクセントを付ける。このテーマがはっきり聞こえてくるように。
*長音はカンニングブレスで。(Kreuzigeの後でのブレスは不能。)
BKreuzigeの頭は全てアクセント気味に。大きな音はいらない。
21f
*全体にmfより大きい音はいらない。出だしはもっとピアノ(p)でもっと軽く8/6更新
*8分音符はスタカート、4分音符も短めで軽く
*Gesetz は短く。sterben の「シュ」がよく聞こえるように。
*73小節で dim し、ソプラノの上昇に合わせてピアノ(p)から長い cresc
AT82小節2拍目裏からの3度の響き。
22コラール
*最初は mf、10小節のフェルマータの後は一瞬の間があって p。
TB前半は女声が低いので、男声は抑える
23b
*出だしは軽く8/6更新
*18小節で dim し、ソプラノの上昇に合わせてピアノ(p)から長い cresc
23d
*最初はピアノ(p)、47小節で cresc して Kreuzige のテーマでフォルテ(f)
*最後の kreuzige ihn はテンポを落ち着けて決める 8/6更新
23f
B78小節最後の Kaiserはf。
25b
指定A26小節5拍目のトリル(tr) : なし
*25小節6拍目は合わせる
*Schreibe nicht の nicht はアクセント気味に。ハイフン部分は音が伸びる。
*24小節3拍目(STB)、25小節6拍目の符点のリズムをはっきり。
25d
A26小節5拍目のトリル(tr) : なし
26コラール
*美しく。特に最初の音のハーモニー。
*14小節のフェルマータの後は柔らかく。
27b
*突然 allegro。ピアノ(p)で、しゃべること。
*4分音符の「wes er sein soll」はスタカートで鐘の音のように。
*下がった音をていねいに(たとえば13小節3拍目裏のバス)
*最後の音(64小節1拍目)短く
28コラール
*最初はピアノ(p)、9小節からマルカートで cresc して13小節でフォルテ(f)
14小節のフェルマータの後は柔らかく。
32
訂正*「付点8分音符+16分音符」 → 「4分音符+8分音符」に変更

「8分音符+8分音符」や「8分音符+16分音符+16分音符」などは楽譜どおり
37コラール
訂正T16小節1拍目裏「C」→「♭C」に変更。
39
指定S103小節1拍目の「シ」→「ドシ」(8分音符) に。
指定S26小節の前打音は「4分音符+4分音符」にする
指定*ほかのトリル(tr) や前打音 : 8分音符にする

*原則として、歌詞はカンマのところで区切る
ただし、32小節と96小節からの「ruht wohl, ruht wohl, ihr heiligen Gebeine」の「ihr」の前では区切らない
*Ruht wohlのRuhtは短めに。
B高音域で強くならない。21小節wohlはpp(他声が低音域)。
40小節ruhtはf、42小説はmp。48小節zur Ruhは引く。68小節は音をたっぷりと。
*24小節、70小節、88小節2拍目の8分音符はスタカートで
*32小節3拍目、96小節3拍目はピアノ(p)に戻る。
*124小節1拍目のユニゾンをそろえる。
*ヘミオラをはっきり
40コラール
*美しく、いたわりのあるコラールに。特に最初の音のハーモニー
*繰り返しの後14小節4拍目から f、20小節4拍目から p、22小節4拍目から f
*最初の「Ach Herr」の後のカンマで区切らない