俺はマルセルに相談した。
「え? オリヴィエ様へのプレゼントか……そうだなあ。僕なら
花束だけど、せっかくなら形に残るのがいいよね」
マルセルの言葉に、俺は思いっきり首を縦に振った。
「俺も残るものの方がいい。たとえばそれを見て、
俺からの贈り物だって思い出してくれるような」
「うーん……」