6月のコラム
梅雨の囁き
春が過ぎ去り、梅雨が訪れ、夏の蝉時雨が、これからの季節を通り越していく。
普段、気にもしないで生活をしていると、気付いた時には、もう終わりかけている事が多々ある。
それは、季節的なものに例える事だけではなく、何かに夢中になっているときにも時間というものが
あっという間に過ぎ去っていく。
今の自分にとって、音楽生活をしている中、一回一回のライブが終わるたびに最近よく思う事だ。
それは、良く言えば一日一日が充実している証拠なのだろう。
「忙しいことは良い事だ」誰かが、そんな言葉を言っていたのを思い出した。
確かにそうかもしれない。毎日、変化のある生活が訪れる。
それだけ、詩を書く材料が増える。
という事は僕の心の中で、いろんなものを吸収しているに違いない。
これから先、沢山の経験を積んで、僕はどんな大人になるだろう?
明日を生きる子供たちに何かを教えてあげる力を手に入れられるだろうか?
僕の歌が、人の生きていく中での糧になっていけばこれまでに幸せなことはない。
今は我武者羅にやれることを精一杯やろう。
人間の命にリハーサルも無ければ、テープレコーダーの様に巻き戻しもきくわけがない。
もし、その最後に見る答えがどんなものでも、胸を張って語れる位の男になりたいと思うから。
ちょっと真面目に書きすぎちゃったかな・・・な〜んてね・・笑
Written by Apricot Daisuke (2005.06.01)
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