2000年12月



12月13日(水)  恋愛レボリューション21に浸る

テレビで見ていた間はヴィジュアルのインパクトが強烈だったのだが、CDで聞いてみると曲のできの良さに改めて驚かされる。これ、もしかしてとんでもない曲なんじゃないの、みたいなちょっと妄想めいた期待に身震いする思いだ。

歌詞評だが、はっきり言って難航した。表面的な字面の向こう側を覗き込むと、巨大な闇が広がっていた、などというと大げさかも知れないが、いくらでも深読みができる、逆に言えば何とでも浅読みできる歌詞になっている。偉そうに言うつもりはないが、こんな歌詞、書けんぞ、である。内容の難解さではなく、作詞の技量として脱帽である。つんくさん、あんた現代最高の作詞家だよ。

当初はあんな内容ではなかった。見ている人もいないだろうが、実は早くから歌詞評を上げていたのだが、内容は大きく異なっていた。例によってけっこう書き殴りでいわば初版を書いてみたのだが、読み返してみて何か違う、書き直す、やっぱり違う、書き直す、というのを何回か繰り返す羽目になった。簡単な身体論を基盤に、physicalへの回帰みたいな観点で評価しようと目論んでいたのだが、ずるずると泥沼に引きずり込まれ、気がついたら存在論、認識論に踏み入れざるを得なくなってしまっていた。文章自体も際限なく長文になりそうになり、表現を切りつめるのに苦労させられた。

恐らく難解極まりないというか、悪文になっているのではないかと思う。それは認めざるを得ない。逆にそこまで振り回されている、私の知的レベルの低さは置いておくとして、この曲のすごさがそんな醜態を通してでも伝わればと思う。一筋縄でも二筋縄でも行かない、とんでもない曲だぞ、これは。

Enjoy it !




12月11日(月)  師走

あっという間に12月11日だ。やっぱり忙しいぞ12月!というわけで、しばらく更新できなかった。その間に「Say Yeah!? もっとミラクルナイト?」と「恋愛レボリューション21」と出会う幸福を味わうことができた。ありがとーと叫びたくなる今日この頃である。

特に「恋愛レボリューション21」の出来の良さには嬉しさを越えて呆れさえしてしまった。なんなんだ、あのパフォーマンスのすばらしさは。こんなの今までなかったぞ。ここんところ続く、つんくさんの娘関連曲のハイレベルぶりに娘。が追いついてきたということなのか、もう目に耳に張り付いて離れない。頭の中は超超超超・・・とエンドレス状態に陥ってしまっている。

というわけで、久々の歌詞評を書いたのでご笑納下さい。





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