「兄蔵呟く」バックナンバー
2003年1月

2003年の年明けは、布団にくるまりながら迎えました。
大晦日の「猪木ボンバイエ」の藤田選手に少し消化不良を感じながら
うやむやっとしながら3日間寝こみ
やっと五日目に家族そろって初詣。
その後、息子が再びインフルエンザ....
なんとまぁ、兄蔵家にとって
そしてさらにZIMMERMANをクビになったり
色々大変な年明けでございました。

日記
1日(水)   (この日日記はお休みしました)
  
風邪で寝こんでました。
昨年クリスマス後
息子がB型インフルエンザで
熱が続いてました。
兄蔵も3日ほど前から寝こんでます。
2日(木) (この日日記はお休みしました)
3日(金) (この日日記はお休みしました)寝こみ終了
4日(土)  「おほほほ
新年最初の日記です。サボると癖になってしまう。
大体子供の頃から日記は良く書いてたのですが、
サボりの歯止めがなくなって封印してしまった日記もいままで多分20冊位あります。
大体こんな感じのサボりが日記を止める要因になるのですが、
途中でまた再開できるのもまた日記のいいところなのです。
パケ代で見てくれている人には申し訳無いですが、
WEB上であれホントの自分の日記に限りなく近いものにしたいので、
やっぱり自分本意な方針とさせていただいてます。
といっても紙の日記でまずこんなこと書く奴はまずいないけどね。
さてさてさて、本日はやっとこさ仕事はじめ。
寒かった〜なんだかテキヤが多かったので場所待ちしてたら、
寒空の中2時間も待つことになってしまった。
あ〜身体カチンコチン。冷え切って体がゆっくりしか動けない。
実は年末年始「B型インフルエンザ」で寝こんでたせいもあり身体は超なまりまくり。
一昨日から腹筋と腕立てを再開したけど、
これが付け焼刃で腹筋の一部がケイレンを起こしてるような鈍い痛みも伴い、
多分かつて無いほど最悪なコンディション。
最初はいつもの「サイレントアフター」指のスピードが追いつかずいつもよりかなりスローなテンポ。
にもかかわらず、音がものすごくいい感じだったので、
何人か立ち止まってくれた。そこから先はもう気合と集中力のみ。
右手がかろうじて動くようになってくると、面白いことに、左手が遅れだした。
右手が走るのだ。これはある意味すごいことだ。
面白い。左手も少し動くようになってきたので「ディレクション」をやってみる。
この曲は右がやたらといそがしいので予想はしてたけど、今度は左が走り出した。
あははおもしろ〜。そんなこんなで今日は指を動かすことにほとんどの集中力を使っていたせいか、
目の前で売っているにもかかわらず、
今日はまったく気付かないうちに売れていたCDが何枚かありました。
そうこうしているうち段々両手が普通に動くようになってきた頃、
もうバイバイの時間でした。
ふぉ〜、兎に角。みんなありがと〜。今年もよろしく〜
5日(日) (この日日記はお休みしました)
6日(月) (この日日記はお休みしました)
7日(火) (この日日記はお休みしました)
8日(水) (この日日記はお休みしました)
9日(木) (この日日記はお休みしました)
       この日路上の演奏帰って一段落後、
深夜パソに向かって
夜更かしをしていると
息子が「ヒキツケ」を起こした!!!
そのまま救急車を呼んで、帝京病院へ。
なんと今度はA型インフルエンザ。
急に熱が上がった為の
熱性痙攣というやつだったらしい。
それにしても、
B型が治った直後にまた
A型インフルエンザを
もらってしまうとは...
なんとまぁ。
10日(金) (この日日記はお休みしました)
11日(土) (この日日記はお休みしました)
12日(日) (この日日記はお休みしました)
13日(月) (この日日記はお休みしました)
14日(火) 「ダメダメ」
今年はいきなりめんどくさがりや全開。
日記も今日でやっと二日目。
なんだか面白いことがあっても、なぜか書いているうちにいつも、
いつの間にか「ボヤキ」に変っていることが多々あり書ききるまえに消してしまっている今日この頃。
本日は「イナバン」のライブでした、
考えてみれば、お客さんや取引のある人以外で気の知れた仲間に会うのは今年になって初めてだ。
二週間もたつのにのんきな生活というか、自分が如何に社会から逸脱しているかこういう時に実感。
メンバーとも会うのは一ヶ月ぶり。如何にこのバンドも普通じゃないのが良く分かる。
今日のライブは「まあまあ」かな?ただ自分にはケアレスミスが多すぎる。
ちゃんと出来てたらきっとお客さんも、もっと来てくれるようになるだろう...。
バンドや生活は普通じゃなくても、ベーシストとしては普通のベーシストなのです。
普通の人はちゃんと練習するのです。練習しないでやってしまうとタダのヘタクソになります。
さ〜何とかせねば...
15日(水) 「寒かった」
いつものことですが、身の回りの問題で生活がキュウキュウ言ってます。
試したわけではないけど、自分のことで精一杯のせいで、今年に入ってからバンドへの連絡は無し状態。
先方からの連絡を待つのみでした。
現在2つバンドに所属していましたが、その二つに明暗がくっきりと現れた。
イナノバンドの方は年末に練習の日程を携帯メールでやり取りしようとした矢先、
携帯を壊してしまい連絡できないままだったが、1/14のライブ当日早朝から練習することにしていてくれた。
予想通りの展開に、ホッとした。必要されていることと、信頼されていることが、安心感とほのめかす。
もう一つのバンドZIMMERMANの方は年末にやった出来の悪いイベントが頭にきて、
文句たらたら言ってみたものの、メンバーとしての信頼感はあると思っていたのが、
やってきた答えは「クビ」だった。どうやら、ZIMMERMANの趣旨は、
YES-MAN以外の人間はいらないということらしい。
自分には、自分の意見があって、それを理解してくれないなら進捗は出来ない人間ですから。
兎に角このバンドが大きくなる前に、登録抹消してくれて良かったかもしれない。
とい言ってみるものの、自分の存在そのもが否定されるような言いまわしで通達が来たので、
かなりショックではありました。
その後夜になって今日も路上。ただでさえ心細い心境にまして、今日はこの冬一の寒さ。おまけに風もある。
心の中で「ヤメテケロ」と風に叫びながら新宿についた。
いつものジャズの人達、いつもノケバブ屋、いつもの屋台。
寒くってやってらんないけど、街の人はちゃんと街の人だった。自分も街の人と一緒に街の人になっていた。
寒さのせいで立ち止まる人はほとんどいないけど。
聴いてくれている人が沢山いるのがよくわかった。

足りないものはこれから先いつか取り戻せればいい
16日(木) 「新曲」
最近の路上で一日トータルで4回くらいやってしまう程パワープレイしている曲があります。
昨年末から何度か目撃している人は聴いたことのある人も多いかも知れません。
この曲のタイトルは最初「橋上にて」でした。
新宿南口の広場の方じゃなく、階段の上の甲州街道沿いの路上で良くやっていたときになんとなく出来た曲。
最近"Edge"というタイトルに致しました。
どちらに転ぶかわからない「瀬戸際」や、極めて稀な「位置」...ニュアンスは文字では伝えられない。
もうすぐ完成しそうです。
他にも色々と曲が即興からどんどん作り始めてます。
ここのトコ新たな企画はなかなか進みませんが、アーティスト的には充実しているかもしれない。
一部で予告してたNEW-CDはもう少し先になりそう...自分勝手な時間が多い方が、
色々と発揮することが出来るのでもっと曲がたまってからしきりなおします。
17日(金) 「のほほん」
今朝寝ボケ毎晩夜中から早朝にかけてのやっつけ仕事が多いので、朝は大体寝ぼすけさんなのです。
そんな寝ぼけ兄蔵を必死に起こそうとウチの息子君はがんばってくれます。
まず最初は枕と頭の間に手を入れてきて「おとーしゃん、オキテ!」とアピール。
それでも起きないと、今度は頭の上にデンと座ってくる。そして楽しげにくるっくるお尻を振って圧迫してくる。
でも最近この攻撃も慣れて来てしまったので、まだ起きない。と、今度は顔やら頭の上でミニカーを走らせ出す。
でも、今日のところはあきらめて寝かせてくれた。しばらく寝てると耳元で
「おとーしゃん、おとーしゃん!」ときこえる。
そろそろ起きるかっ、と、気合を入れて起きてみると、
息子はなにかに指差して「おとーしゃん、おとーしゃん」といっている。
いつものように写真とかみて言ってるのかと思えば、なんと部屋においてあった、
NEWS WEEKの表紙を指差していた。
今週の表紙は"金総書記"朝っぱらからいいセンスしてる。
先日のイナバンは「あの人の息子風」のベストを手に入れたので
面白がってグラサンとかあわせてそれ風のファッションを楽しんでみたものの、
子供に見間違えられるとは...とほほ。まあおかげで目がさめました。
とにかく何はどうあれ世界の人々がみんな、
のほほんと暮せる時代がくればいいねぇ。
18日(土) 「がはは」
本日は、久々池尻のCHAD。
ここは以前一度だけAKIさんに呼んでもらって出たことがあるのですが、今からもう2年以上前になります。
マスターが何気に憶えててくれててなんだかうれしかった。
共演者はここの所フィドラーで顔を合わすことが多いフィンガーピッカーのお二人と、コヤブボードの達人YOSHIHARU君。
この人達のいる空間は一種異様な雰囲気。
すさまじいテクニックの割には緊張感を感じさせないまったりとした空間。
観る度に新たな驚きを垣間見せてくれる。
空間を切り裂くような鮮烈なフレーズを響かせながら飄々とマイペースでこなしている。COOL。
ライブのブッキングでこれほど刺激になることはめったにない。なんだか得した気分。
自分はあれこれといろんな音楽を試行錯誤しながら結局ベースギターを道具に選んだ。
これからまだまだ努力をしなきゃいけないけど、
とりあえずこのシンプルな楽器を追求しているおかげでこの人達と肩を並べることが出来ている。
更なる進捗を模索中。
19日(日) (この日日記はお休みしました)
20日(月) (この日日記はお休みしました)
21日(火) (この日日記はお休みしました)
22日(水) (この日日記はお休みしました)
23日(木) (この日日記はお休みしました)
24日(金) (この日日記はお休みしました)
25日(土) (この日日記はお休みしました)
26日(日) 「あいや〜」
なんだかついついサボってしまいますねぇ。申し訳無い。
今日は代々木のCure*Mでライブ、
久しぶりに大勢のお客様の前で室内のライブが出来ました。
なんだかうれしいねぇ。はう〜。でも緊張したよん。うんうん久しぶりにネ〜。
あしたは今年最初の四谷コタンのソロライブ。今日のライブも張り詰めたけど、明日はもっと張り詰めなきゃ。
そして、特別メニューとして3番手に登場する「久保フミト選手」とのセッションまで企画している。
う〜楽しみ。あ〜でも練習たりてないな〜。
ままとにかくたのしもーっと。
27日(月) 「なんにしても」
なぜだかはわからないけど、今日のソロライブは自分にとって節目になるライブだと思った。
そんなわけでいつもよりソロライブ用の練習時間を多くとってみた。
路上や、家で曲作っている時とは違いコタンは唄中心のライブとなるので当然唄を練習する。
かなり昔の曲も候補に上げたせいもあって。
反復と当時の声量をとりもどすのに思いのほか時間が掛かった。
結局練習して出来なかった曲もあったのがなんとも複雑な気分。
自分でいうのもなんだけど、よくもまーこんな難しい曲をやってたもんだと、非常に客観的に考えてみた。
約十年くらい前まではR&Bやファンク風、その前はプログレやハードロック。
そんな唄を一通り何でも歌える人だった半面、ベースの評価に対して、唄の評価はあまりしてもらえなかった
勿論音痴な訳でもないし、逆に声量や音域はそこそこあった。当時もボーカリストでもありベーシストだった。
全く1人で活動してからは必死の思いで、自分のあるもの全てをぶつけるつもりで、
今ある楽曲の元になる「弾き語り」のベースが生まれた。
時がたつにつれ、唄の要素が希薄なり、
現在のインストのみのライブをやるようになって忘れていたことがあったのにきずいた。
楽器以外でまだ使いこなせていない道具「声」の存在。
10年前の自分の声は、追いかけているものがまだはっきり見えていなかった。
今日のライブではっきりわかった。
自分の唄は自分が一番上手い。道具は使わなきゃ、使いこなせない。
そんなことを考えながら振り返って見た。
今日は「久保フミト氏」と同じ日だったので一曲づつ互いに乱入することにしました。
彼はほんとに歌を大事に作り上げる人。「時節到来」という曲を弾かせてもらった。
多分鳥肌モンだったと思う。
今日だけのスペシャルメニュー。そしてお返しに「ダンスインボレロ」を歌ってもらった。
こちらは兄蔵が約束のサイズを間違えたので出来はイマイチ。これも今日だけのスペシャルメニュー。
ただなんだか楽しかった。彼との短いセッションをやってみて実感。
自分はこれから唄をもっと大切にしなきゃ。
そんな気持ちでやってたら不思議とちゃんと声が出てるような気がした。
28日(火) 「変な話」
昨日までハコのライブが続き、間髪いれず本日から「路上」。
最近よけ出ているせいか、変なところで名前を呼ばれることが多くなってきた。
そう言えば年末には電車で「CD持ってますか?」と聞かれたり、
路上の場所待ちで「ぼ〜」っとつっ立てたら、「あのベースの人ですよね?」と、話しかけて来てくれる人がいたり。
何気に、色んな人が兄蔵のことを知っていてくれて、嬉しいやらなんやら。
今日の路上も似たような話があった。
1stアルバムを買ってくれた人で、その人はなんとディスクユニオンで2ndを買ってきた直後だったらしい。
お〜なんだかスゲ〜。
兄蔵CDをお店で買ったという人にあったのは始めてだったので、すげ〜うれしかった。
それと「お店で扱ってる」という事実にただタダ感動!!
実は「凪」の流通の契約が来月あたりで切れるので、今後店売りはどうしようか?
と考えていたのですが、直接取引きしてくれるところ限定で探してみようかなと思います。
29日(水) 「ふむふむ」
風も温度もキツイですな〜。なかなか冬の路上むつかしいですな〜。
わかってやってるので文句は言わないけど。東京程度の寒さに負けるとも思ってないので。
少し気合を入れる。自分の気合が入ったものの、道行く人はサムソ〜&足早で、目の前を通り過ぎる。
う〜ん気合の空回り。でもそれを寒さのせいにするのは結局寒さに負けてる訳だ。
寒くっても、ホントにイイ演奏をすれば誰か立ち止まってくれる...ハズ。
まだまだ気合も技術も、未熟です。
いつかは勝てると思って、またあした。
30日(木) 「昨日と一緒」珍しく続けて書いてみた。
けど、今日は昨日とほぼ同じ日だったなぁ。
微妙には色々違うんだけど、概して昨日と同じ。
明日も一緒だったらどうしよう...?
31日(金) 「なんもなし」
昨日と一緒、という事は一昨日とも一緒。
でも、微妙に違う。なんだかんだと非常に充実しています。
そうそう、曲の提供をさせていただいてる「水中めがね」というブロードバンドムービーが結構ヒットしているらしい。
そんなおかげで、第2弾も兄蔵の曲を使ってくれるらしい。なんだかうれしいねぇ。
これでCDがいっぱい売れたらいいなぁ。そうそう、久しぶりに芝居の音楽をまたやります。
公演は多分7月だったけ?もう会場は決まってるらしい。詳細決まれば情報流します。
どうせやるなら各方面色んな方かに見て頂きたいですねぇ。
兄蔵のレーベルProject-DUNEやっと本来の形で始動。

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