2000.X'MAS 
新宿 南口 GAP前広場
STREET LIVE

昨日約束したので、今日もまたここにきた

久しぶりに橋の上でJAZZの人達が楽しそうな音を響かせている

彼らもここの所最近は寒さからか

音を聴いてなかったような気がする...

(兄蔵のストリートに時間帯が変わったせいも有るかも...)

昨日も散々寒い寒いと書いていたが

今日は半端無く、真剣に寒かった

風も強い....

真剣な話めげそうでした

それでも

昨日に続いてパートナー”TOBIAS”は

イイ音を出してくれる...

こんな日でもお構いなしに、ホントにイイ音だ...

 

そもそも兄蔵ガ現在もこのスタイルで、音楽を続けていけるのも

”TOBIAS”の存在が非常に大きい

色んな意味、この音が自分で出せるからこそ

未だに楽器を弾いているとも言える

とにかく今日も痺れるほどイイ音を出してくれる

....

寒さで本当に手が痺れる

...

昨日はあの場所に敬意をこめて弾いていたおかげか

集注すると、寒さは忘れられた

今日は、、、、

最初の音を出せばナンとかなると思って出してみたものの

....

全部弾ききれず途中で指が止まってしまう

こんなんじゃ、誰にも聴かせられない

どうすればイイのか...

 

途方にくれて、ぼーっとしていたら

少し距離を置いて、コチラを見てる人がいた

ひょっとして

弾きだすのを待ってるのか?

ならば

もう一度、いつもの最初の曲

”MAP OF LIFE”を弾き始めた

ナンだろうか、さっきまでとは違いしっかりと弾ける

一番イイ状態をキープするには

後は無心で弾いていれば

聴いてる人の気持が、兄蔵に力と暖かさを与えてくれる

 

何曲か終わって、ずっと聞いていてくれた少年が

暖かい缶コーヒーを差し入れてくれた

こんな気持が、ホントに暖かい

足を止めてみている方もホントに寒いはず

ここにいることに意義を感じずにいられない

 

ナンだかとても遠いところにきたような気もする

ある意味、行者が滝に打たれるのと近い感覚かもしれない

心地よさとは言わないが

陶酔に近い感覚をおぼえた

体は冷え切っているのに、「もっと弾いていたい」という気持が

そうかもしれない

弾いてるうち、確かに指は冷たいはずなのに

痛さや 辛さは全く感じなかった

それよりも、”TOBIAS”の出す音に酔っていた

 

結局予定より1時間も長く弾いていた

途中でもらった、缶コーヒーが冷たくなっていた

帰り支度をしてる時コーヒーを飲み干した

ありがとう

 

また兄蔵を見つけてください

 

 

インデックス    戻る