2007年12月15日(土) フジファブリックツアー 武者巡業2007
開場 16:00 開演 17:00 at 両国国技館 (ファイナル)
11月25日を終えて、半月ぶりのライブです。
今回ファイナルだし、両国国技館という、異質な場所だし、フジも気合がめちゃくちゃ入ってると思いました。
新幹線で東京へ行って、ホテルへ荷物を置いて、中目黒で友達と会って、
すぐ国技館へ来ました。のぼりが立ってて、それが全部フジファブリックののぼりで、すごく嬉しかった。
てか毎回めちゃくちゃ緊張する。
マス席の9列目へ。
基本的にアリーナが1階で、マス席が2階、3階という具合。(4階もあったかな)
わたしは2階席の山内さん側の前から2列目でした。
16時30分くらいに着いて、ひたすら全体を眺める。もちろんハンカチとメモの用意は忘れない。
17時10分くらいに照明が落ちて、SE。
メンバー登場。
志村、またグラサンかけてるわ。笑
セットリストに変化はないと思ってたので、予想どおりに
「Sufer King」
ギターイントロ炸裂!!かっこよかったです。
時々ドラムが走ってるなぁと感じることがあったこの曲だけど、今日は落ち着いた感じ。いいぞってにやつく私。
コーラス(フフフー)に気合が入ってました。
そしてもちろん「モノノケハカランダ」
お決まりになったなぁこの曲。音源とここまで感じ方が違う曲になると思ってなかった。
めちゃくちゃ音圧が太くなった。でもスマートに伸びる音。
音源で聴くと物足りなささえ感じるのに、城戸さんのドラムで初めてこの曲聞いた時、
体全部で拒否していた去年の5月のことを思い出すと不思議な気持ちになる。
どうしてかな 泣いた。全然泣く曲じゃないのに。
心の中で、「嫌いになれなくてごめんね。」って。「好きでいてごめんね」って。
こんなわたしでごめん。まだ好きでいていいですか?って心の中で唱えた。
「Sunny Morning」
ギターの音色が大好きなこの歌。やっぱり大好きなん。
はい〜 快〜晴〜 で、グラサンを投げる。笑
もちろん、ゴリラーマン登場。(命名 わたし)
わたし、なんでかにやける。
MC
「どうも〜 フジファブリックです。」
「ついにやって参りました!ファイナル!お越しいただきましてありがとうございます。」
「フジファブリックをよろしくどうぞー!」
新曲「B・O・I・P」
ちょっと懐かしいユニコーンぽい曲。
すりぬけろ〜!と歌ってらっしゃいます。笑
ラストのアレンジが毎回笑える。だんだんに終わりをにおわせつつ、志村倒れつつギター弾きつつ、また起き上がる。
(全然伝わらないな、これ。)
まぁ!とにかくおもしろかったんですって!
前回同様、温度が上がる。
続いて
「パッション・フルーツ」
ドラムラインがかっこいいです。音源よりもずっと太く感じる曲。やっぱりフジファブリックにしかない妖しさ。
それをこんなにスマートに歌えるなんて、もう好きでいないわけがない!笑
山内さんのシタールギターの音色が、めっちゃいいん。あぁ、惚れ惚れ。。
MC
「改めまして、フジファブリックですー。天井みました?」
(天井には歴代の力士の写真がずらりと。)
「照明とかすごいですよね。」と言うと、照明が志村を照らす。
「来たっ!」と志村。かわいい。笑
「なぜ、フジファブリックが両国国技館でライブなのかって思いますよね。」
「っとですねー、日本の魂を大事にしてるフジファブッリックなので、こんな聖地でライブをやりたくてですね。」
「ありがとうございます!」
「フジファブリック、初アリーナらしいです!」
「アリーナーー!」
「マス席ーー!!」
「上ーー!!」
「どうもーー!!」
「全部見えてますよ。(ほんとかよ!笑) 今日もひとつよろしくお願いします。」
「ダイちゃん作曲の曲をやります」
「星降る夜になったら」
最初から最後まで、全部一緒に歌いました。
だって、歌詞全部わかるん。笑
大っ好きな曲。ダイちゃんのキラキラソング。聴けると思ってたけど、聴けて本当に嬉しかった。
ふわって温度が上がるこの曲は、わたしにとってとても思い入れが強い曲。
アルバム発売前なのに、既にこの心意気です。笑
「唇のソレ」
これ、みんなほんとに楽しそうです。観てるわたしもほっこり笑顔。
床に転がったり、城ドラムにつっこんだり、動き回る志村。笑
ラストのジャンジャンってところ、個人部門で一人4.5回するんやけど、
志村、山内さん、加藤さん、城戸さん、ダイちゃん、また志村!
もー自分で終わらんと気がすまんのんかい!!笑
「フリーダムの感じな構想です。(唇のソレのラストギターなどなど)」
「お客さんもさまざまですよね。手挙げてる人もいれば、普通に立ってみてたり、はたまた座ってるおじさんがいたりね。」
「まぁ、自由に無理せずやっていただきたいかなー」と。なんのこっちゃ。笑
「夜汽車」
声が少しかれてる。一文字だけ歌詞が違った。エレキの夜汽車はなんかなれないなって思うけど、
夜汽車をセレクトしてくれた事は、すごく嬉しいと思う。電車で行って、電車で帰るので。。笑
サビ前のドラムラインがよかったです。
「では、怒涛のダークゾーンに突入です。」
あれ、どっかで聞いたぞこの台詞。
「蒼い鳥」
文句なしに完成されていました。かっこいい。かっこいいんよ、だから。笑
声を少しだけ心配したわたしです。
これ、ラストの音が絡み合う部分、上からスクリーンが落ちてきました。
おぉぉ〜!!な、なんか落ちてきた。おわー!映像が映し出される。
スペシャルってこの事か!!
むっちゃかっこいいん。むっちゃかっこいかった。呑まれた。とにかくかっこいいん。しつこいと言われても書くよ。
会場に無音の空気が姿を現す。
スクリーンは姿を現したまま。
鍵盤の異音な音色が顔色をうかがうようにその無音の空気を吸い取る。
「地平線を越えて」
「笑い飛ばしてしまおう」 の後のドラムが入るところで、スクリーンがバッサーと落ちる。
きった。来たよ、これ。フジの思うツボやけど、もーー!にくい 。なんなん?かっこいいわ!! 笑
ちょっと、かっこいいって。 山内ギターと志村ギターの音色もキレを増して研ぎ澄まされる感じがする。
音の空気が会場を埋める。
すごいな、フジ。
ラストのアレンジ、とにかく自由な志村。
笑
ダークゾーンはまだ続くよ
「環状七号線」
きった。来たよ、これ。(あれ)
ギターからドラムが絡んで、鍵盤も加わって、妖しい音色をかもし出して・・・
はい!ジャーーン!!ってゆうのがすごいかっこいいん!!!!!
(全然伝わらないな、これ)
音源で聴くより全然力強さが違う。
ダークゾーンに拍手喝采でございます。
鍵盤にメロメロでございます。
胸を張ってる動作をする志村。
「なんで胸を張ってるかっていうのは、こう、ツアーを回って、一回りおっきくなって帰ってきたからです!」
「今回の両国が初めての人ー?」
8割くらいが手をあげる。
「地方来てくださいよー!笑」
と、志村。
あっ。私!!地方から来たよ。四国地方と間違えられたけど、中国地方の岡山から来たよ!
と心の中でちいさめアピール。
「すごく、不思議な感じがしますよね。ライブハウスとは、全然規模が違うこの会場なんで。。」
「ファイナルってことで、今日で、全部出しきろうって来ました!」
こう言った瞬間に次の曲の心の準備をする。
「歌詞って不思議なもので、その時書いた時と、解釈が違うけど、共感してしまうものです。」
「何が言いたいかって言いますと、フジファブリックの昔の曲を聴いてもらったら分かると思うんですけど、
僕は、何かある度に、あの、人を結果的に裏切ることになったり、嘘をついてしまったり、逆に、素直になりたくなったり。
そういう、何かある度に、立ち止まって考えてたんですけど、あのゆっくりでも、歩きながら、前へ進みながら、
悩んだほうがいいんじゃないかなって、26.7(歳)になってやっと気がついたんですよね」
「若者のすべて」
わたしが、感じてた事を、志村の口から聞いた時は泣きそうになりました。
イントロから、きゅっとわたしに届いてるこの歌。
我慢してた。我慢してたけど。気がついたら、目の前がかすんで、溢れて、瞬きをするたびに大粒の涙が伝う。
志村、フジ、わたし、このままフジを好きでいていい?
張り切って前向いて進んでます!なんて言えないけど、ちょっとずつ前に進むから。進んでるから。
だから、ずっとここにいていい?
フジファブリックが大好きすぎて、自分の気持ちがいたい。それくらいどうしようもなく気持ちが動く。
それでも、ありがとうを届けたい。ありったけのわたしの感謝を届けたい。
歌ってくれてありがとう。届けてくれてありがとう。わたし、がんばるよ。
MC
「来年にアルバムが発売されます!!」
「メジャーデビューして3.4年目のバンドが2年2ヶ月ぶりにアルバムなんて普通はありえないと思うんですけど、
普通はね、こう・・・(降下するジェスチャー)笑 なるんですけど、FABFOXから何も出てないのに、
こんな大きな所でできるもの、スタッフももちろんなんですけど、お客さんのおかげです。ほんとに感謝しています。」
おいおい。。どうした志村。。。と思う私。
「まぁアルバムが出たら、フジファブリックに感謝するんじゃないかな。」
ほいきた志村!爆笑のわたし。笑
わたしは彼のこういう所が大好きです
「あの、機会があったら聴いてください・・・。・」
笑
新曲「TEENAGER」
温度上がる上がる!!リズムがとってもかわいい。
難解です 難解です ・・・!!
いい歌なん。大好きです。
「銀河」
鍵盤ラーイーンーがーーめっちゃーーすーてーきーなん!なんなん!!ナンナン!!
山内さんかっこいいん!
もーわたしかっこいいとかすごいとかそんな感想しかでてこんわ。どうしよ!笑
だってかっこいいんやもん!!やもんやもん!! (分かったから)
音が生き生きとしてる。キラキラしてる。
「TAIFU」
ベース音かっちょえかったーー!!お客さんの温度もどんちゃか上がる。上がる。上がる。笑
フジのテンションももちろん上がる。
早いなぁと。もう最後!?みたいな。はやいって!って思った。
とても熱かったと思う。
「ウィッス!こんなに時が経つのが早いのは初めてです!」
お客さん「やだーーー!!」
「今日は来てくれてありがとう!!」
「虹」
もーーー。。。ずるい。ずるいわ!!!!!
音が弾けて、弾んで、軽やかなステップを踏んで笑顔を生む。
そうなん。そんな歌なん。わたしの心に晴れ間が射すような歌。大好きな歌。
ありがとう。たくさんの気持ちをありがとう、ねぇフジ。
ギター山内総一郎!
ベース加藤慎一!(ひっぱりだす志村。笑)
ドラム城戸紘志!の途中、予備のスティックでシンバル叩いて、勝手にスティック投げてました。笑
きった。来たよ、これ。(ん?)
ハンドマイクで「残るはこいつ1人」と、ダイちゃんを指す志村。
「水玉模様のものが多いこいつ。水玉はロックぽくないし、なんか女々しいけど、
キーボードだけは、同世代にいない腕をもってます!!」
はい!ダイちゃんー!
キッター!!!思わずカタカナで キターーーーー!!
むちゃです。笑 激しいです。とってもおもしろいです。LOVEです。(なんのこっちゃ。笑)
「週末 雨上がって 僕が生まれ変わってく」カメラ目線で。
ラストもかなり熱い温度を残して 退場。
「ありがとうございました!フジファブリックでした!」
en
MC(声が少しかれてました)
ムササビのようびパーカを広げる志村。
で、毎度の物販紹介。
決して内容全部同じだからって。書くのが面倒だからって。って理由で端折ったりしませんよ。
ええ、すみません。端折りますが何か?
強いて言えば、加藤さんがノートとボールペンを紹介する時に、
次のツアーのファイナルが5月の16.17日に中野サンプラザホールですることを告知したことかな。
「東京といえば?」
お客さん「フジファブリックー!」
「今、フジファブリックって言った?ありがとうございます。」
他にも「炎上ー」 「東京タワー」 などなど。
「では、広島といえば?」
まぁ前回と同じくだりです。が、だからって理由で端折るわけじゃないですよ。
ええ、すみません。端折ります。
このMCは広島ライブが一番おもしろかった!(書けてないけど。笑)
「開店休業」
ハンドマイクだからさ、どこの大物スターなん。笑
フジファブリックの開店休業だなぁと思った。
ユニっぽさももちろんあるけど、私的、フジの開店休業。えへへ。(キモイ)
「次のアルバムのツアーも決まってるんですが、本数いっぱいあるから大変かもしれないけど、
いいアルバムが出来たので、みんなに伝えていきたいので、伝えに行きます!
その時またお会いしましょう。」
懇親の心の声で、「はい!」
「上京してきたばっかのころは、両国国技館がライブをやる場所なんて知らなかったんですよね。
でも、こんな大きなところでライブが出来て、こんな大勢のお客さんに出会えて、
フジファブリックは幸せです。ありがとうございます。」
いつになく、こころをつかまれるMCです。
「陽炎」
思わず声をあげる。
鍵盤と志村の歌から入った後、全部が絡むあの瞬間。わっと音が飛び出す瞬間、涙を我慢する。
どれだけこのバンドが特別か感じる。
フジファブリックが、フジファブリックであってくれることの大切さ。しっかりと心に流れ込む。
陽炎って曲がわたしにとってどんどん特別になってくる。
終わらないで。まだそこにいてって。そんな風に思った。
コーラスに、鍵盤に、ギターに、ベースにドラムに。
拍手喝采。にくいわ!笑
「ありがとうございました!」
「感謝してます。」
全部を出しきりたいってみんな言ってた。
出しきれたのかな?そして、わたしはきちんと受け止めれたかな。
2007年は2月から12月まで、コンスタントにライブを観れた。
1年を通して、しっかりと観ていけた。とても嬉しく思います。
体調悪いのかな?少し、声がかれてる?と思ったりもしました。
(銀河やTAIFUや虹で、いつもなら叫ぶ志村が、叫んでなかったのもあって)
前半はそこまで気にならなかったんだけど、声の調子なんかは、
後半MCに入ってから、少しそんなことを思っていました。
ほんとうは、この日のライブで、フジファブリックのライブを観ることを、最後にしようと思ってました。
でも、無理だった。当たり前に無理だった。決めたあとでも、無理やろって思ってた。
でも、決めないと、どうしようもなくなってたから、本当に決めてたんだ。最後って。
だから、ホテルへ帰って泣いた。友達に電話をした。
もう観ないとか決めても、結局大事なのって、気持ちだって改めて教えてくれた。
わたしは、フジファブリックが大好きなんです。
もうそれしかないじゃん?って言ってくれた。
うん、もうほんとうにそれしかない。それしかないし、それが一番大事やって思う。
わたしは音楽評論家でもないし、音楽関係者でもなく、普通の一般人やから、
フジファブリックの音楽的素晴らしさっていうことを文章にしたりできない。それが出来ればとてもいいんだけど、
それはわたしがすることじゃないし。
一、一般人としてでしか、こんな風に残せない。
でも、なんにも飾られてないここにあるわたしの感情音を、まだ残していきたいって思ってます。
もう、ただ、ただ好きで、大好きでいることしかできないけど、
なんの力も返せないけど、わたしはフジファブリックを好きでいていいかな。
歌に込める気持ちを、受け取らせてくれてありがとう。
存在そのものに、ありがとう。
わたし、ちょっとずつでもがんばるよ。
大きな一歩を残せたり、何かすごいものを残せたりできないけど、
わたしらしくきちんとがんばるよ。
ありがとう と、ごめんね を素直に心にもって。
逢いに行くよ。
ありがとう。志村、ダイちゃん、山内さん、加藤さん、城戸さん。
2008年も、宜しくお願いします。
*セットリスト
1.Surfer King
2.モノノケハカランダ
3.Sunny Morning
4.B.O.I.P
5.パッション・フルーツ
6.星降る夜になったら
7.唇のソレ
8.夜汽車
9.蒼い鳥
10.地平線を越えて
11.環状七号線
12.若者のすべて
13.TEENAGER
14.銀河
15.TAIFU
16.虹
en.
開店休業
陽炎
ありがとう、待っています。