時を越える
離れていくのは分かってた 痛いほど残ってた
大事な物を一つ抱いて旅に出た
鮮やかな緑 浮かぶ雲 何となく見つめては
溢れてる確かな体温を思い嘆く
いつか終わる 夢の続き 線路の向こう 憧れてた
越える 越える 今を越える
もうどれくらいの時が経ち どのくらいの距離を見た?
変わりゆく流れる風景に酔いしれた
抑えきれぬ程ある光 蝕んだ影を知る
夜は闇を連れるから震えていた
悦びなど 悲しみなど すぐに消える花火の様
深く 深く 潜る 心の海
塞いだ空は色を変えて 頬を微かに染める
失くした日々に未練は無く そして僕は優しい指に触れる
いつか終わる 夢の続き 線路の向こう 憧れてた
越える 越える 今を越える
越える 越える 時を越える