トップ/ZO-3オーナーによる徹底インプレッション/DIGI-ZO [管理人所有]

管理人のDIGI-ZO
画像は僕のDIGI-ZOです。
サイト設立当時の写真なので今とはだいぶ違います

 DIGI-ZOとは、簡単に言えば「通常のZO-3にマルチエフェクターを内蔵したモデル」です。実際、仕様はかなり違うのですがDIGI-ZO一番の特徴であるこの「マルチエフェクター」について主に書いていこうと思います。
  • 24種類のエフェクト搭載
    • これに関してはいわゆる普通のマルチエフェクターと内容は同じ(質はともかくとして)と思って良いでしょう。歪み系エフェクトから空間系エフェクトまで幅広く取り揃えられています。ペダルエフェクトはオプションペダルによって操作可能です。ZOOMのマルチ(詳しくは知りません)と同等だとか。
  • 肝心の音質は?
    • 硬い音です。やわらかくて耳障りでない音を作るには向いていないと思います。その代わりと言っては何ですが、完全クリーンは凄いです。
  • エフェクター
    • いろんなモデリングがあるので、結構守備範囲は広いです。メタルな歪みもいけます。
      ディレイはシャキシャキしてます。リバーブはかなり浸れます。
      オートワウなど、上手く使うとだいぶ音の印象が変わります。
  • チューナー
    • さりげなく付いています。僕はチューナーを使わない人なのでこの機能を使った事はほとんどありませんが、正直言って約に立ちません(わかりにくいです)。ちゃんとしたチューナーに委ねるか、耳で合わせるのが吉です。
  • 内蔵スピーカーから出る音は?
    • 部屋で一人で弾いているぶんには音量は問題ありません、かなりあります。しかし、忘年会などの席ではまったく聴こえないくらい小さく感じてしまうかもしれません。その場合でもフルゲイン+フルボリュームにすればまず大丈夫でしょう。音質は良いとは言えません。どちらかというと耳障りな音です。
  • 電池の持ちは?
    • 泣きたくなるほど持ちません。内蔵スピーカーから出力する場合、安い電池だと連続使用で30分もたないこともあります。これではZO-3として失格です。その代わり、外部スピーカー(アンプ)出力にするとかなり持ちます。ここで通常ZO-3との違いが出てくるのですが、DIGI-ZOはアンプに差しても単なる「ライン出力」という扱いにしかなりません。バイパス改造をしない限りは内蔵エフェクターを経由した音をラインで吐きます。なのでエフェクターに電気を使います。よってアンプに差しても電池は減ります。これは重要なので購入の際には気を付けて下さい。電源無しでアンプに差して「あれ?音が出ない」なんて事がよくありますので。
  • アダプターは如何に?
    • 上記のような理由もあり、DIGI-ZOには電源アダプターが付属しています。残念な事に僕のDIGI-ZOとアダプターは非常に相性が悪く、めったに電源が入りません。僕がバイパス改造をしてプリアンプを通して使用する事が多いのもその為です。しかし、他にそのような症状の方にお目にかかった事はないので恐らく僕のDIGI-ZOのみの不具合だったのでしょう。購入予定の方は心配なさらなくても大丈夫かと思います。尚、バッテリーパックというオプション品もあります。
  • その他
    • 電源スイッチ、実は電池駆動時しか使えません。電源アダプターで使っていて電源を切りたい場合はアダプターを抜くしかないのです。これは不便。
    • ZO-3共通ですが、ストラップピンの位置は変です。ボディに付け直した方が良いかも知れません。
    • これも共通(PIE-ZO除く)ですが、何も「ZO-3専用の弦」を使わなくてはいけないわけではありません。一般的なエレキギターの弦でOKです。尚、メーカー推奨は010〜046までのようです。
    • 僕が所有しているMBS(メタリック・ブラック・サテン)のDIGI-ZOの場合、ギタースタンドのゴムでかなり塗装がヤバくなります。これもまた要注意です。店で売っているファーみたいなやつを付けたほうが良さそうです。
    • スピーカーの周りに付いているリングは外せます。チャラチャラしてて嫌だという方はお試しあれ。
    • メッキはそんなには剥がれません。

トップ/ZO-3オーナーによる徹底インプレッション/DIGI-ZO [管理人所有]