2009/4/1


  


ある夏の異常気象も治まり季節は秋になろうとしていた。

レミリア=スカーレットは有り余る暇を持て余し、暇つぶしの品を探しに魔法の森近くの香霖堂へと足を運んだ。

これに対しその場に偶然居合わせた八雲紫は、博麗霊夢と店主の存在を無視して覇王と名のついた紅白の箱を差し出した。

八雲紫がその箱に何かを差し込み手をかざすと、箱から伸びた線の先にある大きな箱の一面に何かが映し出された。

それは外の世界で「ゲーム」と言われる物で、吸血鬼ハンターを操り吸血鬼を討伐するという内容だった。

最初こそレミリアはそれを自分に勧めるなど悪趣味な、と思っていたが、少し操作をしている内にある暇つぶしを閃いた。

このドラキュラのように自分の館にトラップを仕掛け、誰かに挑戦させようと。

かくして、運悪くそこへ居合わせていた霊夢は紅魔館へと向かうことになってしまった。


今、レミリアによる壮大な暇つぶしが始まるのであった……。

    


これはエイプリルフール企画であり、この二次創作ゲームの開発の予定はございませんので悪しからずご了承下さい。