涙 顔


初めてあなたに見せた涙顔は
午前0時の雨上がり
新しい日差しが 目の前を照りつけ
本当に幸せだった

違う場所に立って 同じ空を見上げ
互いに胸を焦がして
あなたの笑顔を 会いたい気持ちを
そっと胸にしまって

泣いています 遠くで 
受話器の声だけじゃ辛いから
そばにいても 見えない
離れて気付いたこともある

二人の距離をもっと 近づけようとして
些細なことで なじって
曇った心に あなたの名前を
そっと指でなぞって

泣いています 遠くで
明日のことなんて見えないから
黄昏時 涙顔 
薄れてゆく思い出たぐり寄せ
咲いています どこかで・・・
枯れない花だって きっとある



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