東京遠恋物語
作詞/作曲:神長雄一

何となく淋しくてケイタイを手にした午前2時
深夜のバイトは休みだけれど今頃君は夢の中

会いたくたって 会えなくなって
ぼんやりと朝を待つ生活にも慣れたはず
なのにどうして 君を探して
東京の濁った空を眺めてるの

僕は欲張りだよ 君と夢の両方を
この手の中に収めたいと願ってる
2人の願いがすれ違い消えないように
胸の奥にこじ開けた
冬の真っ只中で

それとなくにおわせたケイタイのメールが愛しくて
深夜のバイト先に君の声
夜行バスに乗って会いに来てくれた

僕が笑って 君も笑った
ぼんやりとこなしてた仕事を片付けたら
朝飯食って 2人で食って
渋谷駅人波すり抜け電車に乗った

僕は欲張りだよ 疲れて眠る君の肩を抱いたら
それ以上求めてしまう
2人の未来がすれ違い消えないように
胸の奥にしまって
冬の真っ只中で

黙ったまま うつむいて 僕の左手離そうとしない
時間を止めて 連れていかないで
引きとめる勇気があと少し足らなくて

僕は欲張りだよ 遠くなってく君が
隠した涙 渇いた心求めている
2人の誓いがすれ違い消えないよに
胸の扉閉ざした 独りきり東京で 冬の真っ只中