砂の城
作詞/作曲:神長雄一

君の綺麗な髪 見惚れていたいんだ
それは夏の終わり告げる色

少し前を歩く君を収めたポラロイド
あの時は気付きもしなかったけど…
切り取った風景 波にさらわれてゆく 手の届かぬ場所まで

そこには無かったように崩れ流れゆく 砂の城

溜息の舟に泪を託して
君の為に祈るように謡うのだろう
潮風が運ぶ憂欝

若さゆえに君の過去に抱いたジェラシーと
太陽が二人焼き尽くし愛は灰

冷えきった関係
認めるの恐ろしくて激しく求め合う

僕は年をとり 柔肌のなめらかな記憶 失っても

溜息の舟に泪を託して
僕の為に祈るように謡うのだろう
海原に沈む憂欝

そこには無かったように崩れ流れゆく
砂の城

溜息の舟に泪を託して 君の為に 僕の為に
謡うのだろう
潮風に揺れる

君の綺麗な髪 見惚れていたいんだ
それは夏の終わり告げる色