2002/12/9
弟が友達から「ドラゴンボールGT」のビデオテープを借りてきた。
三度の飯と同じくらいドラゴンボールが好きな俺ではあるが、子供向けに終始するストーリーから(ドラゴンボール自体、子供向けではないか?と言われるけど、それは違う。違うんです。)、はっきり言ってGTにはあまり良い印象を持っていない。というか、あまり記憶に残っていない。スーパーサイヤ人4が登場したあたりからは、同Zほど気合を入れて観ていなかった気がする。だが、ドラゴンボールのビデオがあるのにみすみす見のがすわけにもいかず(ある意味、中毒である)、大して期待も持たないまま観てみることにした。
泣いた。
そのビデオにはGTのラスト3話、対一星龍(イーシンロン)の最後が収められていた。
問題は最終話である。涙の連続だ。中でも一番泣けたのは"悟空とクリリンの組み手"。
悟空が“旅立つ”前に亀仙人、クリリンのいるカメハウスに寄り道をする。
悟空と二人でがんばった亀仙人の下での修行時代を振り返るクリリン。
突然、「組み手をやろう」と申し出る悟空。
「かなうわけないだろ」と苦笑しながらも付き合うクリリン。
全てを見抜いたのか、亀仙人が心の中でつぶやく。
「悟空よ、神龍に伝えてくれ、ドラゴンボールをありがとう、とな。」
ドラゴンボールファンには他にも泣き所だらけなのだが、あとは実際に見てもらいたい。
GTへの評価を今すぐ改めるわけではないが、この最終話だけはドラゴンボールの最終話として恥ずかしくない出来だと思った。
最近、ハリウッドでドラゴンボールが実写映画化されることが発表されたり、原作コミックの完全版が発売されたりとドラゴンボール人気が再燃してきている。是非、ドラゴンボールの面白さを今の子供達にも知ってもらいたいものだ。
いい年してナニ言ってるんだ、と思われるかも知れないが、ドラゴンボールは最高のマンガ、いや、俺一人に限って言えば最高のエンターテイメントである。
DAN DAN 心魅かれてく FIELDOFVIEW
君と出会ったとき
子供のころ大切に思ってた場所を思い出したんだ
少しだけ振り向きたくなるようなときもあるけど
愛と勇気を誇りをもって戦うよ
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