※よさこい祭りの基本ルールは次の3つです。
 ・曲のアレンジは自由(ただし「よさこい節」のフレーズを必ず入れる事)。
 ・鳴子を持ち鳴らしながら前進する踊りが基本。
 ・チームの人数は150人まで。  

音楽=よさこい節のフレーズが入れば、どんな曲でもOK。祭りの音楽には理屈はいらない踊り子も観客も陶酔し踊りたく
   なるただそれだけでいい。ギターに三味線、和太鼓、トランペット、見たこともない楽器まで登場しユニークで美
   しい旋律を奏でる。その音すべてが鳴子と共鳴し個性溢れるよさこい節になる。生演奏あり本格的なスピーカーを
   据えた装置あり、はてはラジカセまでさまざま。ミュージシャンはどんなに疲れていても指が痛くとも声がしゃが
   れても祭りが続く限り演奏し続けなければならない踊り続けさせるために・・・・。正調よさこいも健在です。

鳴子=両手で鳴子を持って鳴らしながら(鳴らし方が2005年から審査基準に含まれた)前進し踊る事が決められている。形
   も素材も鳴らし方も自由で踊り子の拍手喝采もこの音で表現、だからこそ鳴子さばきは重要で止める時はビシッっ
   と街に響かす時はとぎれなく鳴子の先まで思いを込めて・・・
   打ち込んでいくと「しゃんしゃん」を越えて揃うと「りんりん」と聞こえます。

踊り=踊り振付けは自由で 150人もの踊り子がビシッ技を決めた郡舞という美しさは思わず鳥肌がたつのを感じる。子供
   達からじんま&ばんば(おじいさん&おばあさん)まで楽しみながら踊れ自由で大胆、しなかやで激しい舞。踊り子
   達がいくつもの表情を見せる。参加人数は1チーム150人以下。

地方車=各チームの顔でありチームの先陣をきり司令塔兼音楽ステージ。踊り子たちの叱咤激励もここから発信、チーム
   テーマやスポンサー名を施したデザインも楽しみで、もちろん地方車も目立たなくてはと夜は電飾をきらめかせた
   り煙を吹いたり毎年趣向を凝らした地方車が続々登場。地方車は1チーム1台(普通貨物車以下)。地区競演場連合
   会地方車奨励賞もあり地方車制作にも力が入っている。

衣装=制限はなくチームの個性が一目瞭然で、かっこよさはもちろん振り付けの一部になっているチームもあったり最近
   はヘアーメイクの統一チームも多く、その中でいかに輝くかがお洒落のポイント?正調の浴衣と袈裟も健在で当日
   は街に色とりどり花が咲き乱れる。初期は女性は浴衣姿に腰巻姿で頭には鳥追い笠、男性は浴衣にステテコで頭は
   豆しぼりでした。

メイク=一世を風靡した須賀チーム独特の鼻頭を白く塗り目尻を赤くするメイクもありますが土地柄か「わが道を行く」
   土佐人の性格からか高知ではこのメイクは須賀チーム関係のだけで他のチームはチームに合ったメークをしていま
   す。ヘアーは多種多様で鮮やかな髪飾りや豆絞り姿の粋な踊り子チームもあります。

番外編
"やられた!"誰もがそう思ったのが左の写真です。2000年の第47回よさこい祭りに出場した土佐女子中
高時代の同級生”みちことななえとひとみちゃん”こと、岩村倫子さん(25)西田七絵さん(24)福井ひとみ
さん(25)の女性3人のチームだ。先導する地方車は踊り子の中のお母さんが押す自転車で音響設備は荷台
に載せたラジカセ。よさこい人なら誰しも発想は持っていて先を越されたって感じだったが、こんなチー
ムもOKってのは土佐人とてし嬉しく、その発想と勇気に拍手を贈りたいと思います。しかし、これをき
っかけに@地方車として使用できない車両として自動ニ輪車、原動機付自転車、軽車両(自転車、リヤカー等)が追加され
A著しく少ない人数での加参等、運営上支障があるチームはについて参加を断る場合があると規定されたが完全否定では
なくこれも自由奔放の祭りの証明の一つです。この3人組、何処かのチームで弾けて踊っている事でしょう。

※灼熱の炎天下で踊り抜くには踊り子の気力、体力勝負だ。 これが本場高知のよさこい祭りだ。

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