黒檀枠口琴

ちょっと変わった口琴を作りたいという思いがずっとありました。ドシュプのパーツで黒檀を使用したことがあったのと、私が普段食事で使っている箸が黒檀製で、硬いし口にも入れられるということで、作ってみました。
最初はこんなスケッチでした。
(仕事の空き時間に描きました)
スケッチ1
スケッチ2
スケッチ3
音はこちら

下書きして彫刻刀で彫る。大まかな切断は糸鋸で。

枠ができたら、あらかじめ作っておいた弁をあててみて、取り付け位置や枠の隙間を調整。

位置を決めて彫りつつ、微調整。

当初スケッチで描いていた留め方をやめて、このやり方に。ワッシャと弁の位置や高さを見ながらネジ留め用の穴をあける。

ほぼ完成。大きい方も作り方は同じ。

ネジ留め部分の比較。ネジをしめたときのワッシャの高さは、小の方が理想的。大は穴を掘り下げすぎたため、ワッシャが斜めになっている。弁の溝をもう少し削れば良くなるでしょう。

素材選び(私が経験した上での判断ですので、一概にこうだというわけではありません。)

1. 見た目にはきれいなシマ模様ですが、黒い部分と茶色の部分の材質が異なるため、彫刻刀での作業がしにくく、仕上げも難しいと思います。

2. 1よりも木目が細かく、材質がわりと均一なので加工しやすいです。

1 2

大、の後ろの形には理由があり、デザイン的な要素も大きいのですが、写真のように保持しやすいようにと考えてみました。