doshpuluur 2
ドシュプルール
 2003年11月23日・24日、東京の聖心女子大学にて『第2回ホーメイフェスティバル in Japan 2003』が開催されました。23日にはホーメイコンテストが行われ、29名のエントリーに飛び入り2名の計31名が、ホーメイを駆使した様々な演奏を披露し大変盛り上がりました。
 このコンテストに出場するために製作したのが、この第2作目のドシュプルールです。
 前作よりもさらに本物っぽく仕上がりましたが、失敗や改良点はまだあります。私の場合、太鼓部分の構造が本物とは異なります。いずれ図説したいところですが、その部分の失敗が一番気になりました。音にも影響してきますから。
幸い音は前作よりもいい見たいです。
また、今回は金属フレットを使ってみました。しかし、フレットが高すぎたのか弦を弾いたときに少々当たってビビリがでるので、駒を高くしてその点はなんとか解消されました。
それから前作と異なる点は他にもあります。下の写真でわかるように、前作では竿と胴を接着剤と木ネジで固定しましたが、今回は三味線のように竿が胴を突き抜ける構造にしました。
 今回はコンテストに出るということで、装飾にもこってみました。
胴の模様ですが、トゥバっぽさもだしつつ日本的なところもどこかに入れたいということで、花のデザインにしました。サウンドホールはいろいろ候補があったのですが、花なんだから蝶でもいいかということで決めました。ただ人によっては蝶に見えないようで、やはり触角を付けるべきだったのかなあとすこし悩みました。それから自分でも良くできたなと思うのが馬ですね。動物を立体にするのは難しいと思っていたのですが、やってみたらなんとかできるもんで、ちょっと耳が短いですが、かわいい馬ができました。途中段階でやせたカバみたいなときはどうしようかと思いましたけど。
こちらは馬頭の製作行程です