Diary -April (1) 2002-


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15 Apr 2002
Mondday

 異動に伴う研修を数日間受けていたわけですが。

 大会場で多人数の研修で毎回必ず見られる不思議な現象。
 それは
「凹み系着席の法則」

 いや別に研修受けながら、あっちでもこっちでも男の子や女の子が凹んで鬱々としているわけじゃなくて。要するに着席時における行動様式。朝9時からの講義だとしますと、早い人は8時半くらいから研修会場に到着するわけですが。早く来た人はどのような位置に着席するか。そう、席は下図における「先」の位置から先に埋まっていくのです。


     黒      板
      <講師席>

 先先            先先
 先先            先先
 先先            先先
 先先            先先
 先先先先先先先先先先先先
 先先先先先先先先先先先先


 こうして大教室に描かれる美しき幾何学模様。いや幾何学模様というにはあまりにもシンプルな凹字。見事なまでに講師席の前を避けて、遠いところから席が埋まっていくわけです。これ常識。あるいは研修のオキテ。

 ところが。

 往々にして早起きちゃん/早起きさんたちは真面目で熱心な子が多い。それはすなわち、遅刻ぎりぎり系寝グセくんやお化粧間に合ってないちゃんたち=研修イヤイヤの法則。そんな彼らに残された席は講師の目の前のスペースしかないという悲劇。あるいは喜劇。あるいは人生のオキテ。

 かくしていかなる状況が発生するかというと、下図のとおり。


     黒      板
      <講師席>

 先先
居眠りよだれ落書き先先
 先先
よだれ落書き居眠り先先
 先先
落書き居眠りよだれ先先
 先先
居眠りよだれ落書き先先
 先先先先先先先先先先先先先
 先先先先先先先先先先先先先


 多少の順序逆転はありましょうが、まあ概ねこんな状態。

 講師にしてみれば目の前でこんなことされればイヤでも目につきます。イラつきます。つい当てて質問などしてイジメたくもなるというものです。大いに同情できる。さあみんなの前で立たせて恥をかいてもらおうじゃないか。

「winter さん、あなたさっきからノートに何ごちゃごちゃ書いてるんですか。ちょっと皆さんの前で見せてみなさい!」

 もちろんノートには上記の如き図形が描かれていた訳であって、それは講師の心証を大いに害するとともに、その他の研修受講者の爆笑を誘ったのでした…

***

 …という夢を見ながら、ぐっすり居眠りしてました。
 ちょっとだけよだれも垂れてたらしいです。
 「ぐっすり」って、"GOOD SLEEP" から来てるんだね。
 研修で、ちょっとだけ賢くなった。



14 Apr 2002
Sunday

 みずほ銀行がシステム統合でトラブった。

 確かにシステムの統合は難しいものです。どこかの塩爺のように「気持ちが緩んどる!」と一喝すれば済むというものではありません。ついでに言えば彼の発言には「この文明社会でATMが使えないなんて…」という非常に差別的な表現が含まれており、気になりました。いずれにせよコンピューターシステムの統合なんて、考えただけで気が遠くなるような作業なのです。自分の数少ない経験の中では、以前勤めていた通信会社Kが同業のD及びIと合併したわけですが、3社ではシステムの統合は最初から諦めていました。結局、国際電話はKの、国内長距離はDの、携帯はIの料金システムをベースにして基本的にいじらないスタートだったと思います(今はどうなってるか分からない)。それでもやっぱり合併当初は請求書発行ミスが起きたような。

 ところでみずほ銀行。どうしてこれほどニュースになっているのか、みんな「こんなことでは困る」とか「経営者の責任問題だ」とかごちゃごちゃ言ってるのか、ほとんど理解できません。ごちゃごちゃ言わんとシステムに不安がある銀行などさっさと解約し、より安心できる別の銀行に口座を移してしまえばよいのです。何のためらいもなく。ペイオフ解禁は別に預金1,000万円を守ってくれる銀行を探すためだけにあるのではない。ユーザがシビアにサービスを評価し、ダメなものは躊躇なく斬り捨てる。自分の責任でリスクを管理で着ないユーザにリターンなどありえないよ。もっとも、取引関係その他でみずほしか使えないという人もいるでしょうが、それはその構造そのものに問題があるのであって、ちょっと次元が違うお話です。

***

 金曜日の午後、ぼくはみずほ銀行で新規口座を作っていた。

 「ここにご印鑑をお願いします」
 窓口の可愛い女子行員の指示で押した僕の印鑑が用紙の押印欄に残したのは、丸い真っ赤な円。ドジでグズでノロマな僕は印鑑の上下を間違ってしまい、後ろ側に朱肉をつけて押してしまっていた。

 「ぷっ」

 女子行員は笑いをこらえきれなかった。が、すぐに表情を作り直してこうフォローした。「私もよくやっちゃうんですよー」。ヤンキー崩れみたいなルックスの彼女の爪に綺麗に塗られたマニキュアを眺めながら僕は思った。5分前に戻って全てをやり直したいと。ちきしょう、タイムマシンが欲しいぜ… (遠回しにいうとドラえもんが欲しいぜ…)



13 Apr 2002
Saturday

 僕も小さな喜びを大切にしている方だと思いますが、なかでもとびきり大切にしてるのは洗濯ものやお布団を干す喜び。お天気のいい日に、風通しの良いところで洗濯ものを干し、日当たりの良いところでお布団を干す。特に、干したお布団に取り込まれたお日様のにおいが大好きなのです。

 あれって本当にお日様のにおいなんだろうか。他の何にも似ていない、微かな香り。あの香りの成分を閉じ込めてコロンとかスプレーにできたりしないんだろうか。干した後の軽く柔らかく暖かい布団にくるまりながら、相変わらず無理なことばかり要求する自分。存在するかどうかもわからないっていうのに。

 いやむしろ存在しないものだからこそ惹かれるのでしょう僕は。無償の愛とか。打算なき友情とか。そして微かなお日様のにおいとかに。



11 Apr 2002
Thursday

 最近、小さなことで喜びを感じられるんですよ、とその人は言った。「例えば、品揃えのいい100円ショップを見つけたりするだけで」。

 まったくおっしゃるとおり。僕も100円ショップは大好きです。あんなものもこんなものも100円で買えてしまう。こりゃダメだ、ってアイテムもありますが100円なら許せる範囲。思い切り散財したつもりでもまだまだ600円だったりするもの。小市民的なストレス解消と実益(アイデア商品など)を兼ねたお楽しみと言えましょう。

 別のある人に教えてもらった、100円ショップのお気に入りアイテム。それはアルミニウムのチビなバケツ。ミニチュアながら、アルミのバケツが持つ独特の雰囲気が良く出ていて。木製の洗濯ばさみなどを入れておくと何だかとても良い。そんなチビバケツが置いてある部屋を見ると、何故だか猛烈に涙が溢れそうになるのです。心の中で触れずにおいた何かの記憶を呼び覚ましてしまうらしいのです。

 今週末は100円ショップでアルミバケツを買ってこよう。
 木製洗濯ばさみと一緒に。

 近頃、僕の抱える問題のいくつかは、このような方法で比較的簡単に解決してしまう。いくつかは、よりこんがらがってしまう。そしてそれら以外の大半は、相変わらず以前のままの問題であり続ける。



10 Apr 2002
Wednesday

 今日明日は飯田橋で終日研修を受けてます。飯田橋といえば市ヶ谷と並んで前住んでいた会社の寮の最寄り駅。お昼はさっそく懐かしの近所を散歩です。

 法政大学キャンパスや靖国神社、お堀沿いの桜並木(もちろんとっくに葉桜)、よく出かけた喫茶店などなど… 変わってしまったお店もあれば、あの頃の面影を残している風景もあります。やはり7年間(うち1年は海外勤務だから実質6年)住んだ街だけに、深い思い入れがあるのです。

 さて、お世話になった寮の舎監さんに挨拶に行こう。そう思って足を踏み出した僕は目を疑いました。寮がない。すっかり取り壊された建物の瓦礫を、ショベルカーが片付けているではありませんか。なんと、僕の住んでいた寮は廃止され、一般向けの分譲マンションに生まれ変わる予定だというのです。

 市ヶ谷・飯田橋というロケーションは確かに最高。一方で僕が勤めていたその通信会社の業績はかなり危険な状態です。自分が経営者であっても、独身寮は廃止して住居手当に切り替え、土地資産はより儲けを生む有効な活用方法を考えるでしょう。とはいえ、やはり自分が暮らした建物が消滅して瓦礫になっているのを見ると、相当凹んでしまうものです。しばらくその場から動けませんでした…

***

 夜は赤坂ブリッツで TOOL のライヴを観ました。最近いいライヴばかり観ることができて嬉しい限りですが、これもまた物凄い演奏。ヘヴィ/テクニカルロックの臨界点と言ってもいい。現在進行形のバンドとしては久々に震えが来るような凄まじい存在感で、孤高のカリスマぶりを存分に発揮。いいもの見せてもらいました。終演後、けいさん+しんかいさん+おしょうさんと4人で軽くビイルを飲む。いいライヴの後のビイルは何より美味しいものですねー。

 今日は何だか普通の日記ぽい。それもまた、人生らしいね。



9 Apr 2002
Tuesday

 つくづく、ネットをやってて良かったと思う瞬間。それは訪問者のお方からメールをいただくとき。何気なく書いた九十九一ネタ、情報提供メールをいただきとても嬉しい今日この頃。そのお方によれば、彼は劇団(お笑い集団?)を率いて活動中、爆笑オンエアバトルにも挑戦したとのこと。が、結局オンエアには至らず。漫才ブームの牽引役だった「お笑いスター誕生」で、彼が10週勝ち抜いたあの伝説的瞬間を見たあの頃を思い出すと、隔世の感があります。

 クダラナイ、の一言で斬り捨てるのは簡単。でもやっぱり漫才ブームは大きなムーヴメントでした。昨日の日記で取り上げたところ、早速今日の朝日新聞夕刊のコラムで触れられているくらいに…

 もう朝日の WINTER WONDERLAND パクリには驚かなくなりましたが(そうじゃなくて!)、こうも毎回連動していると笑っちゃいます。ただ、朝日のコラムがボケとツッコミという漫才の役割分担、特に「ボケ役の現在」に切り込んだセンスは気に入りました。ビートたけしをはじめ、漫才ブーム当時のツッコミ役だけが生き残った点をしっかり指摘したところまでは良かった。しかし結局は九十九一の特殊性に触れることなく終わったこのコラムは、大切な何かを見落としている。

 はっきり言って最近の(でもないかな?)お笑いは、ボケ役とツッコミ役の組み合わせに頼り過ぎでしょう。単体で魅せる/聞かせることのできる若手芸人はそう多くないように思います。僕が田上よしえをプッシュしているのも、スマイリーキクチのトークを絶賛するのも根っこは同じ。時には滑っちゃうこともあるけどね。

 実際のところ、たった一人でどこまで「世界」を作れるかの勝負。欧米でもスタンドアップ・コメディという分野には根強い人気があります。二人のスピーディな掛け合いもいいけれど、やっぱり究極は一人漫才。その意味で、九十九一は孤高の地位に上り詰めてしまったのです。誰も近づけないトップの座、その居心地が良かったのか悪かったのか。今となってはどうでも良いことかもしれませんが…


 面倒くさいのでそろそろタネを明かすと、昨日書いた「九十九一ってちゃんと読める?」を振りっぱなしにするのはよろしくないと考えまして、今日の日記の各段落の文頭文字を拾っていくと「つくもはじめ」になるように少しばかし細工してみました。なんと彼もAB型だったYO! やっぱり僕は占い好きらしい。それもかなり。



8 Apr 2002
Monday

 『爆笑オンエアバトル』 を見る自分。クダラナイお笑い番組やバラエティの類ほど苦手なものはない僕ですが、なぜかこいつは許せるのです。「話」 「語り」 の持つ不思議な力には自然と引き込まれるのです。小道具を使う場合もありますが、原則コトバだけ。身振り手振りと 「コトバ」 の力で時に人を笑わせ、時に人を泣かせる。

 この手のハナシものに抵抗感が少ないのは、やはりあの漫才ブームをリアルタイムで通過しているからではないか? 1970年生まれの自分の場合、確か小学校4年〜5年生くらいだったような気がするのだけれど、ツービートとかB&Bとかザ・ぼんちとか、今思えば相当にレベルの高い漫才を、それこそTVチャンネルを回せばあちらでもこちらでも見ることができた。初期ビートたけしの毒舌ぶりをあの頃見ておけたのは、今にして思えば貴重な体験だったのかもしれない。だからこそ、彼が今になって監督する映画に涙することができるのではないか?  

 …ちょっと端折りすぎた。途中に 「たけしくん、ハイ!」 体験が抜けていた。あのドラマの影響は大きかったよね。これを端折るなんて、ザ・ぼんち風に言えば、A地点からB地点まで行くつもりで、B地点をすっ飛ばしてC地点に行ってしまったようなもの。


 そこでだ、旦那。
 九十九一 は、どこで何してる?(その前に、みんなちゃんと読める?)



7 Apr 2002
Sunday

 ジムでジョギング&マシントレーニングしながら、モニター画面でNHK-BSを眺めているとニュースに切り替わり、森下和哉アナウンサーが出てきた。これは非常に違和感あるシチュエーション。

 いやもちろん森下アナウンサーはNHKのどの番組に出てもおかしくない。社命に従って業務をこなすサラリーマンに過ぎない。しかしこの数年は、土曜深夜の 『爆笑オンエアバトル』 の司会としてお茶の間にかなり浸透してしまっただけに、どうしても違和感がある。真面目な顔して淡々とニュースを読み上げる彼が、突如 「テレビの前の…あなたたちです!」 と叫びだすのではないかとか、キログラムと間違って 「キロバトル」 とか言っちゃわないかとか、何かと心配でならない。

 6日は爆笑オンエアバトルのチャンピオン大会、1年間の総決算だった。
 優勝は「ハリガネロック」。吉本興業所属の彼ら、若手お笑い芸人の中では割とトラディショナルな漫才スタイルで、2人のキャラが立っている上にユニゾンツッコミの息が合っていて、かなり安心して見ていられる。彼らに続いたのは「ダイノジ」(吉本興業)で、こちらも毎回相当レベルが高いネタを作ってくる2人。肥満を茶化すネタが多いのが気になるが、ネタとマジの境界線が曖昧でかなり引き込まれる。本当は田上よしえ(人力舎)のファンなのだけれど、彼女の声の迫力とシュールなネタをもってしてもチャンピオンの壁は厚かった。女性若手芸人の第一人者として今後とも頑張ってほしいところ。

 いつも心にユーモアとスマイルを。
 そんな生き方が、好き。


6 Apr 2002
Saturday

 占いが、苦手なのです。

 占い好きな人も苦手。何かというとすぐに血液型や星座を聞き出そうとする人々。それで何が分かるっていうのかなー。ついひねくれてしまいたくなる。星座は? 「前座」。でなけりゃ「土下座」あたりで。血液型は? 「干潟」。カニが出てきてプロディジーの "Firestarter" とか歌いだしちゃうよ。

 女の子がしばしば占い好きだとされる風潮もヘン。別にそんなの男でも女でもいいじゃない? 意図的・差別的な何かを感じる。つまり女の子ってのは、自分で運命を切り開くのでなく何か示されたものに従ってしまうものだ、という性差別的な決めつけ。世の中の占い本の多くはそんな女の子をターゲットにしたものだけれど、それを真に受けてますます占いにハマる女の子たちもヘン。いや別に構わないのだけれど。僕の血液型や星座を聞き出そうとするのでなければ。

 占いのマズいところは、自分自身に暗示をかけてしまうところだと思う。人間は思っているよりずっと自己暗示にかかりやすいイキモノで、自分の聞いたことや見たことから影響を受け、良くも悪くもそれに縛られる傾向があるから。「そういえば今日占いに悪いこと書いてあったからなあ…」なんて言ってるヤツを見るともう、こいつ莫迦なんじゃないかとすら思う。血液型や星座や手相なんかで、今日起こることやこれからの運命が分かってしまえば誰だって苦労はしないのである。ああもうみんな莫迦なんじゃないか? 莫迦莫迦莫迦! みんなの莫迦!



 つい暴言を吐いてしまった。
 この日記では汚い言葉を使わないようにしようと決めていたのに。


 ちなみに僕はAB型なのだが、そういえば今朝見かけた血液型占いに書いてあった。
 「AB型:ついうっかり暴言を吐きそう。コトバ遣いに注意」



5 Apr 2002
Friday

 僕はリーバイスのジーンズが大好きだけれど、リーバイスしか買わないという訳ではない。ブランドとしてのリーバイスが持つ伝統や細部へのこだわりを愛する一方で、シルエットやフィットが十分でないものを「リーバイスだから」という理由で買うことはしない。もちろんそういう人がいても一向に構わないのだけれど、それは僕のやり方じゃない。逆にユニクロのジーンズであっても、着心地やスタイルが価格に十分見合うものであれば大切に着続ける。

 例えばリーバイスの501はブランド中のブランドだけれど、本当にあのシルエットを着こなしている日本人がどれくらいいるかと言うと怪しいところだ。伝統的なボタンフライだけれど、トイレに行く度に「本当は面倒なんだけど…」と思うならば、501を着るべきではないだろう。それは自分を偽っている上に501に対しても失礼だ。要するに、やめた方が良い。

 つまるところ、自分の身の丈に合ったものを身につけるべきではないか。ルイ・ヴィトンのロゴだらけのバッグや、フェンディのロゴだらけの服が本当に似合う人がいるのなら、それらを身につけるのもまた良いだろう。だが明らかに似合っていないもの、無闇に高額なお金を投じているのであれば、それはもったいないと言わざるを得ない。お金は使いようなのであって、例えばまとまったお金があれば何かしらの講座を受講して内面を磨くこともできるはずだから。

 だけれども、結局のところは誰が何をしようと自由。あり余る自由から必死になって逃走し、束縛状態に落ち着きを見出すことだって自由。そして自由の代償は、いつだってあまりにも重過ぎる。果たしてキミには、そして僕には、それを引き受ける覚悟があるのかどうか。



4 Apr 2002
Thursday

 春来たりなば、冬遠し。

 好きなモノなら一年中食べても良さそうなものですが、やはり食には季節感がつきまといます。例えば僕の好きな「おしるこ」も春が来るとそろそろシーズンオフ。僕は冬場にしばしば部屋でおしるこ作って食べていました。僕の作法は多いに簡単。仙川のディスカウントストア「つるかめ」で買ってきた1個100円のあずき缶詰(200グラムくらい?)を小さな鍋に空けて、ほぼ同重量の水を加えて火にかけます。一方で、グリルなりレンジなりでお餅を焼きます。この2つをドッキング。なんて簡単なおしるこ講座。身体の温まるおやつです。甘さで気分悪くならないよう、食べ過ぎにご注意。

 こんな簡単なおしるこも、人に作り方を教えてもらうまでは全然知らなかった。僕はおしるこを食べながら、心の中でその人にいつも感謝します。時が流れても、何物にも代え難い大切な友人。今、部屋にまだ少しだけ残っているお餅パックとあずき缶詰を眺めながら、今週末くらいに食べ終わらなきゃ、と思いました。

 春来たりなば、冬遠し。



3 Apr 2002
Wednesday

 いやはやたいへんなことになっている。阪神タイガース、年間140勝ペース。なんだか久々にワクワクするねー。僕はプロ野球で特にひいきのチームというのはなくて、敢えていえば巨人が負けるとちょっとスッとするくらいのもの(だってあれだけメンツ揃えて勝ってもさあ…)だけれど、星野仙一監督個人は面白いと思っているので、ちょっと応援する気持ちになっている。何にしろ、毎日ちょっとした楽しみがあるのは良いことです。

***

 昨日は庶務がエライのはヘンだ、と書きましたが多少補足。
 もちろん無駄な仕事だとは思っていないのです。むしろ自分には合っていると。世の中には表舞台でバリバリ活躍するタイプもいますが、自分はどうやらそうではないようです。どちらかといえば、そうしたメンバーをアシストする後方部隊としての仕事の方が性に合っているみたい。だから実はかなり面白がっているのです。ただ、ちょっと総務/庶務系の部隊が組織全体としてかなり膨らんでしまってるので、どうもバランスが悪いかなと。その辺もおいおい変えていければと思っています。



2 Apr 2002
Tuesday

 まあ「こんな日記はやめておこう」という例のようなものです昨日のは。エイプリルフールなんてそんなものですが仕事はエイプリルフールでは済みません。

 というわけで、昨日から新しい職場で新しい仕事やってます。部はともかくとして、企画課管理係、って一体何をする部署かというと要するに課の庶務担当。ところが驚いたことにこの手のビューロクラティックな組織においては往々にして、庶務とか総務とか人事とか、その手の管理部門(=雑用)をこなせるヤツほどエライと思われているらしいのです。うーん。それってどう考えてもヘンなんだけど。

 ちっともエラクなりたくない上にこの手の仕事は初めてなので、多少まごつき気味。まあ何とか迷惑をおかけしない程度に走り回って頑張ろうかなと。帰りも遅くなりそうで、自分の時間を捻出するのがやや難しくなりそうです。掲示板やメールへのレスが遅れるかもしれませんが、しばらくの間はご了承くださいませ。



1 Apr 2002
Monday

 いろいろ考えたのですが、今日限りでサイトを閉鎖することにしました。
 読者の皆様には本当にお世話になりました。またどこかでお会いすることがあるかもしれません。その時まで、さようなら。

***

 今日はこの手のサイト閉鎖宣言がたくさん見られるに違いない。つまんないよ。エイプリルフールってのは、そんな凡庸なネタを披瀝するためにあるんじゃないよ。みんなもっと面白い日記を書くと良いよ。例えば洋楽サイト系日記サイトを気取っていたあの WINTER WONDERLAND が、今日から微エロ系テキストサイトに鞍替えしちゃうなんてのも良い。

***

 駅の上りエスカレータありますね。

 カバンでスカートの後ろ押さえてるミニスカ女子高生ってどうよ?
 だったら最初からミニ着るなよー。
 (ていうかむしろ何も着なくていいよ

 見せたいのか見せたくないのかはっきりしてくれよー。その意味じゃ最近流行ってるあのアレなども。なんていうのかな。ジーンズとかタイツみたいなやつの上に重ねて白のヒラヒラしたティアードスカートはいちゃうアレ。だいたい、スカートってのは脚を見せるために着るんじゃなかったのか。男どもに一瞬のパンチラの期待を持たせるために着るんじゃなかったのか。下にジーンズじゃパンチラは構造的にありえない。それどころか脚すらもありえない。それっていったいどうなのよ。


 …ええと、そんな話じゃなくて。

 和風居酒屋なんかで、店員の女の子の制服がお祭りのはっぴみたいな上着だったりするところありますね。あるいは浴衣みたいな。前で合わせるタイプの。あの下にTシャツ着てる女の子ってどうよ?

 なぜTシャツ禁止の法律がないのか、これぞまさに立法府の怠慢と言わざるを得ない。だいたい、日本古来の伝統からして浴衣や着物の下にTシャツを着るなんてありえない。マジありえないよ。だが百歩譲って白Tシャツならまだいい。白がチラチラ。よし許してやってもいいだろう。ところが胸元や袖から覗いて見えるのが黒Tシャツだったり、はたまた黄色だったらどうよ?


 しかも、さらにその下にブラつけてるっていったいどうなのよ?
 (ていうか別に普通だよ)


 さて俺ら的に正しい制服着用法をマスターし、Tシャツなしで直にはっぴ系着てる可愛い店員がいたとしますね。しかもそこから溢れそうな大きなオッパイ。これぞ居酒屋における極めて正しい接客態度。この際ブラも許そう。そりゃ当然です俺らココロ広すぎです広すぎとピイコていうかむしろ寒すぎとピイコ。

 ピイコおかわり! 
 
 …じゃなかったビイルおかわり! はい、喜んで!

 巨乳の彼女しばらくして持ってきます。座敷に上がってきて正座し、お盆からジョッキを各人の前に置いてくれます。ちょっと身を乗り出すその瞬間、たわわに実ったはっぴ系制服の前がはだけ放題!

 眺めはどうだい?
 もちろん壮大!


 …そんな時、前合わせのところをがっちり安全ピンで留めてる女の子ってどうよ?
 (しかもそれが妙に可愛い安全ピンだったりして (号泣)


 (その後出てきた肥満気味の男店員野郎まで前を安全ピンで留めてて正直ゲロ吐きそうになったのは内緒にする方向で)

***

 とまあ、これくらいの微エロ系ネタは書いても許されるんじゃないかと思ったエイプリルフール、タダでさえ数少ない女性ファンを一気に失ってしまう可能性大。逆に女の子から「えー別にいいんじゃなーい」的なBBS書き込みや winter 宛てメールが殺到してしまった日にゃ、それはそれで明日からのテキストが楽しみだったりしなくもないですそんな自分が大好きだYO@WINTER WONDERLAND。みんなもたまにはこんな日記を書くと良いよ。



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