●デジタルホーン地位向上委員会

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■はじめに

 デジタルホーン地位向上委員会委員長のよしめめです。

 さて、デジタルホーンですが、みなさん御承知の通りなぜか「買ったけど使ってない」とか「まともに使えない」とか「所詮はオモチャ」など散々な言われ方をしていますが、こんなに楽しい楽器の魅力に何故気付かないのか不思議でなりません。

 また、そういう意見を言うヤツに限って、

 EWIの8オクターブ→ほんとにそんなに上から下まで使ってるのか?普段使ってる音域は2オクターブ位じゃねーのか?
 
EWIのタッチセンサー→オマエは普通のキーとタッチセンサーの違いが分かる位の早弾きほんとにできるのか?
 
WXのリップベンド→ピッチに神経使って大変ね〜。
 
WXのキーの多さ→替え指で間に合うぢゃん。
 
他色んな音源→音色そんなに多く使うのかと小一時間・・・(以下略)
 
他ウィンドシンセ一般→アンプに繋ぐかヘッドホンしないと音出ないでやんの〜〜!( ´,_ゝ`)プッ

と思わざるを得ません。

 こんな連中のおかげで憐れデジホンちゃんの晩年は、飲み屋の景品などに出品されてしまう始末・・・。(T_T)

 ・・・いいか、野郎ども! ここで一発デジタルホーンがどれ位実戦として使えるか示してやろうじゃねーか!!
 そしてCASIO様のハートに火をつけ、新機種の開発を促そうではないか!!!

 ということで「デジタルホーン地位向上委員会」ここに発足!

委員長 よしめめ  

 ※尚、このページはKirino氏の多大なる協力の元作成されました。この場を借りてお礼申し上げます。Kirinoさんありが豚!(・∀・)

 

■まずはデジホンの魅力分析

●可愛いデザイン

 なによりまず目を引くのはやはりデザイン。初代DH-100〜最終機種DH-500まで全てサックス型(DH-280はソプラノサックスと言えなくもない)。
 内蔵されたスピーカーは、いかにも「音が出ますよ〜」的にベルの部分に付けられています。
 何が凄いって、この説得力は凄いです。「サックス型」で「ベルの部分に見えるスピーカー」。もうこれだけでウィンドシンセを知らない人にも「こういう楽器なのかな?」と想像させることの出来る説得力は「可愛いらしさ」と「分かりやすさ」を兼ね備えた優れたデザインだと言えるでしょう。

●電池駆動可能

 持ち運びが便利な上に、電池駆動が可能なウィンドシンセは他にあります? WX+QYでモバイル演奏?・・・駄目駄目。フィルターのCUT OFFがブレスで変化できないようじゃ話しになりません。なによりアンプはどうすんだ?

 というように、電池駆動が出来るってだけで使い方は無限大。公園に持っていって吹くもよし、渋滞の車の中でさらっと遊ぶもよし、旅行中にふと思いついたフレーズを宿で練習するもよし。とにかく手軽に持ち運べ、吹くことができます。

●ツボを押えた基本性能

 まずは音源。トランペット、オーボエ、シンセリード、サックス、クラリネット、フルートの6音色。これだけあれば何かしらイメージに合わせることが出来ます。特にシンセリード、サックス、クラリネットの3つは秀逸。さらにその中でも「サックス吹いてる気分になれる」サックス音色はなかなかありません。
 また、各音色は良い意味で「似て非なるもの」となっております。「微妙に似てないが、似てる」とでも申しましょうか? ようするに、トランペットなら完全なトランペットの音、サックスなら完全なサックスの音……と認識されてしまうよりも、曲にあわせてよりフレキシブルな音色のチョイスが可能というわけです。この辺はコストの兼ね合い(つまりチープに)から偶然の産物的に産まれたのかもしれませんが、デジホンを語る上で非常に重要かつ優良なファクターのひとつだと思います。

 次にトランスポーズ。やはりアルトサックスの持ち替えの時はE♭がいいし、クラリネットの時はB♭・・・などと細かいトランスポーズが可能。
 半音単位でできるので、#や♭が多い時なども楽に変更可能。

 そして、オートビブラート。ロングトーンした時のみジワっと効くビブラートの効果は設計者のセンスの良さが伺えます。
 他にも丁度いい長さのポルタメントや、替え指の利便性、ウィンドセンサーの感度など、ツボを押えた作りとなっています。

 また、機種によっては伴奏ROMが使えたり、約3オクターブ出たり、リバーブが付いていたりと更に楽しめるようになっているものもあります。

●初心者にも安心

 親しみやすい外観も含め、とにかく入門者をターゲットに開発された楽器なのでしょう。EWIやWXと比べるとより軽く息を吹き込むだけで充分な音量が出るようになっています。要するに腹式呼吸やタンギングが全く出来ない「真の初心者」でもしっかりとした音が出るわけです。

 これは子供にも言えることで、よしめめ家の場合はリコーダーを習い始めた小学3年生の息子が適当に吹けることや、Kirino家では3歳の息子に「うー、うー、うー」という感じで歌わせて息を入れ、親が二人羽織で運指する・・・というような使い方ができます。また、お年寄りや障害者の施設には数多く導入され、レクリエーションや発表会で重宝されている事例もあります。

 運指は賛否の分かれる部分でしょうが、初心者にはキーが少ない方が混乱しない場合もあり、あながち否定はできません。

 デジタルホーンは、やれビブラートだの、ベンドだのというある種壁を取り払い、音楽の楽しさを「初心者」の段階から享受できる希有なウィンドシンセと言えます。

●どんな音?

 こんな音です(サックス音色、演奏:Kirinoさん)
 dh500_1.mp3

 

■買うならどの機種?

 デジホンは結構バラエティに富んだ数種類のモデルが存在し、各々性能が違ってます。
 基本的な性能は、

この通りですが、DH-200以降のデジホンはこの基本機能に加え、さらに機能拡張されています。

 各デジホンの概要は以下のとおり。

●DH-100
 初代デジホン。銀色のボディ。2オクターブの音域。基本機能のみ。

●DH-200
 初代DH-100のボディを黒にしただけ。中身はそっくりDH-100。

●DH-280
 デザイン一新。赤ボディと濃緑ボディの2タイプがある。キーはボタン式。
 基本性能に加え、伴奏用ROMカートリッジ(カシオトーンと相互規格)を使いカラオケ演奏ができる。

●DH-800
 デザイン・色はDH-200そのまま。同様伴奏用ROMカートリッジが使える。ブレスモード切替えが出来たかどうかは不明。

●DH-500(最後の機種)
 デザインはDH-200,800を大きく(長く)した感じ。キーレイアウトが改良されており、よりサックスに近いものとなる。具体的には左手小指の♭キー、右手小指の#キーが追加された。オクターブキーもひとつ下が設けられ、3オクターブの音域を持つようになる。
 また、リバーブが内蔵されることにより音色に厚みが加わる。
 ブレスモードはあまり意味がなかったためか削除された。

●DH-10,DH-20
 検索すると意外と多くヒットするも、CASIOに問い合わせると「そんな機種はない」と言われる謎のデジホン。ヒットするのが海外サイトばかりなので、ひょっとするとDH-100,200の海外モデル名かもしれない。

 

 正体不明のものを外せば、以上の5機種が中古で入手可能なデジタルホーンということになります。中古と言えど、普通の人が「ちょっと興味があって・・・」程度の使い方しかしていない場合も多く、ミント(新品同様)なものが手に入る可能性はどの機種にも言えるでしょう。

 さて、購入するにあたってどの機種を狙えばいいか・・・これはもう、DH-500を狙うのは言うまでもありません。追加されたキーはどれも「必需品」と言うようなキーですので操作性が他の機種に比べ段違いですから。無論リバーブが気持ちいい(ヘッドホンで聴くと大したことありませんが、内蔵スピーカーだと目茶苦茶実感できます)とか3オクターブの音域なども理由に上げられます。

 また、比較的入手しやすいものはDH-280。これはCMしていたこともあるのと、伴奏ROMがウケたのか中古市場ではよく見ることができます。もしDH-280を選ぶ場合は「伴奏ROMが付いているかどうか」に焦点をあてましょう。それも、出来れば「カシオトーン用」ではなく「デジタルホーン用」と銘打たれたROMカートリッジだと、いかにもそれっぽい曲(Truth、宝島、Omens of loveなど)が入っていてより楽しめます。

 ネットオークションや中古楽器等を小まめにチェックしていれば数ヶ月のうちにはデジタルホーンライフを満喫することができます。

 

■弱点とその対策

 「己を知り敵を知れば百戦危うべからず」の格言にもあるように、自分の弱点を知りそれを克服する術を考えるのが真の勇者というもの。それをこれから考えていきたいと思います。

●音域がせまい→運指でカバーできる

 「■はじめに」であんなこと書いてますが、音域は広い方がいいですよね。DH-500は通常3オクターブ、他は通常2オクターブとなりますが、実はもう約1オクターブ上げる運指が存在するのを御存知ですか? 以下運指表をご覧あれ(表はDH-500のものですので、他機種の方はうまく置き換えて下さい)。

運指表(高音部)

 もうお分かりですよね? 通常の運指から左手人さし指を離すだけです。
 この運指でオクターブ上のレ〜ラまで出ます。つまり、サックスで言うとまんま「フラジオ音域」まで使えるようになるので、便利になったでしょ? 指使いもなんとなくフラジオを連想させる指使いで、ナルシスト度もアップ!(笑)

 ちなみに御存知でしょうが、下のシは

運指表(低音部)

この指で出ます(DH-500のみ)。

 

●ベンドがない→ポルタメントキーを有効に使おう

 デジホンにはベンドがありませんよね? しかしながら、時間の短いポルタメントのおかげで代用することが可能です。

 使い方は簡単。例えば半音下から上にベンドさせたい場合は、ベンドしたい所でポルタメントキーを押しながら一緒に半音下の音を出して元の音に戻る。これだけです。1音下からならポルタメントキーを押しながら1音下の指で・・・。ほら、ちゃんとベンドになりました。

 ポルタメントキーを離すポイントが最初のうちは難しいけど、慣れてしまえば意外と楽ですのでトライしてみて下さい。

 

●シ♭(ラ#)がサックスと違い不便、「どこでもトリルキー」がない→慣れる、又はキーの追加を検討しましょう

 サックス及び他ウィンドシンセ奏者にとってデジホン最大の弱点がコレだと思います。替え指を使うにせよ、左手人さし指で「シ」を作り右手の人さし指もしくは中指でフラットさせる「シ♭」はサックスや他のウィンドを使用している方には正直ツラい指でしょう。ここでは以下の2つの方法で克服しましょう。

 ▼克服法その1.運指を変えて慣れる

 大抵困る運指というのは「ラ#」、「シ→ド」、「F→F#トリル」だと思います。この場合、以下の運指で慣れてしまいましょう。

 お勧めは黒い太枠で書かれたものですが、右手小指キーを使う運指の場合DH-500以外の機種では使えませんので他の運指を選択して下さい。

 ▼克服法その2.自作キーを追加しよう

 左手人さし指で「シ」のキーと一緒に押す「Bisキー」はなくとも、せめて右手で使える半音キーは標準装備してあってもおかしくないのですが、ないものは仕方ない。

 かといって、地位向上委員会としてはあきらめるわけにはいかないので、右手A#キーを追加してみました。

 「カスタマイズ・ファクトリー」コンテンツ内の「デジタルホーンに右手A#キーを追加」を参照して下さい。意外と簡単に出来ますし、なによりこのキーを追加しただけで、トリルや装飾音符も非常にやりやすくなりました。

 このキーの製作が出来るか出来ないかが「本気で使える愛機になるか否か」の焦点となると思いますので、デジホンフリークの方はぜひチャレンジしてみましょう。

 

●ビブラートをもっと深くしたい→トレモロしましょう。

 オートビブラート、とても便利ですし、初心者にも安心ですよね? しかしながらバラードを吹く時など、もう少し深みのあるビブラートが欲しいと思いませんか?

 そんな時はトレモロすることをお勧めします。

 やり方は、ビブラートのリズムに合わせて息を強弱させるだけです。やったことない方でもきちんと腹式呼吸で楽器を吹くことの出来る方ならすぐ出来ると思います。
 デジタルホーンの音源はブレスによりフィルターのCUT OFFが変化します(つまり倍音制御が出来る・・・つってもキレがあるというほどでもないが)ので、トレモロさせるとウネリが出て気持ちいいですよ!

 トレモロ初心者の方に対しての注意点ですが、息の大小は胸(肺)で行わず、腹(横隔膜)に注意を向けて息を大小しましょう。
 最初のうちはなんだかぎこちなく感じますが、慣れてくると綺麗にできるようになりますので頑張って下さい。それにこの「トレモロ」はデジホンだけでなく、他の吹奏楽器に応用が効くので覚えておくといいでしょう。

 

●息が軽すぎてかえって吹きづらい

 初心者にはありがたくとも、サックスや他ウィンドシンセ経験者の中には抵抗が無さ過ぎて表情がつけづらかったりする場合があります。慣れもあるのでしょうが、少量のティッシュを詰めて抵抗を増すという方法もあります。

 この場合、あまりティッシュが小さいと内部に入り込んでしまうことがあるので注意が必要です。湿った場合の大きさをしっかり把握した上で詰めることをお勧めします(ほんとは布かゴム栓のようなものがベストだとは思うが)。

※もし内部で詰まっても御安心を。バラしてみると分かりますが、ブレスセンサーに繋がっているパイプはアクセスも用意で以外に簡単に取り除くことができます。

 

●これらの問題を克服するとこんなことできます

 デモ演奏としてB●g Ci●yのソロ部分を掲載します。特にラ#キーの追加が効いてます。また、実際のスピーカーからはこんな感じに聞こえるというのも分かると思います。まぁ、おかげでキーのカチャカチャしたノイズや息継ぎの音まで入ってしまいましたが(^_^;(サックス音色、演奏:よしめめ)。
 
big_city_solo.mp3

 

■チョイ情報集

 キー、スイッチ類が極めて少なく設計されているデジホンですが、意外と知られていないことも多いんですね〜。以下、何か発見・報告がありましたら増やしていきたいと思います。

●DH-500のオクターブキーの機能

 これは知っても得しないほんとの「小ネタ」ですが・・・。

 EWIやWXのオクターブキーって「現在触って(押して)いるオクターブキーの一番上の音」が出ますよね? そして、オクターブキーがどんな状態にあろうとも、(音源側でFREQを+12とか-12にしてない限り)必ずそのオクターブが出るようになってます。

 デジホンのオクターブキーはそういった絶対的なオクターブ制御ではなく、相対的なオクターブ制御だって知ってました? つまり、「今出ている音の+12」とか「今出ている音の-12」のようにオクターブ制御されているようです。

 試しに上のオクターブキーを押した状態で音を出し、上のオクターブキーを「押したまま」下のオクターブキーも押してみましょう。すると真ん中の音(オクターブキーを押していない状態)が出ると思います。その逆も然りです。

 ひょっとしてオクターブキーがキャンセルされているだけなのかもしれませんが、なんとなく面白いでしょ?

 

●ブレス感度・チューニング

 DH-500でしか確認してないのですが、トランスポーズボタンの下の方にブレス感度調整ネジとチューニング調整ネジがあるの分かりますか?
 「どうもチューニングが合わない」とか「ブレス感度をもう少し下げたい」などの時はココを精密ドライバーなどで調整しましょう。

 

●トランスポーズの一発解除

 これまたDH-500の話になりますが・・・。

 トランスポーズ、サックス奏者は結構使ってるんじゃないでしょうか?
 ところが、E♭やB♭にしたツモリが、押す数間違えたりしたことありませんか? インジケータは半音きざみではないので確認もしづらいし。
 そんな時には2つあるトランスポーズボタンを同時押し(片方押しながらもう片方……とかでも可能)しましょう。

 一発でin Cに戻ってくれますよ。

 

●ACアダプタについて

 ※これは、ちょっと危ない使い方ですので、自己責任で行って下さいね!

 デジホンのACアダプタは当然専用のものがありますが、これが壊れた時の応急的裏技です(これまたDH-500の話)。
 ようするに、大抵の家庭にあるもので流用してしまおうという話。

 アダプタに書かれている数値とは若干違うのがなんですが、私はファミコン(スーファミも同じ)のACアダプタを流用しています。
 とりあえず今の所全く問題なく使えてしまってますし、使い初めて1年位経ちますが本体に故障も発生しておりません。
 あまりお勧めはできませんが、ACアダプタがくるまでの場繋ぎなどで使ってみてはいかがでしょうか?

 ただし、壊れてもあくまで自己責任ということで!

 

■MIDIで外部音源を吹いてみよう

 デジホンにはせっかくMIDI OUTが付いているのでそれを使って外部音源を制御してみましょう。

●デジタルホーンが扱えるMIDI一覧

 ちなみにデジホンが送信できるMIDI信号の概略は以下のとおり(※検証はDH-500で行いました。他の機種で試したことのある方はぜひ一報をお送り下さい)。

 

●実際に繋いでみよう!

 なにはともあれ、以下の音源でうまく行くか試してみました。

 

●デモ演奏

 そんな感じで、Kirinoさんが音源にVL70-m、EWI3020m、TX81Zを使ってマイケル・ブレッカー風に吹いてくれました(演奏:Kirinoさん)。
 アンタ、デジホンでなんちゅー演奏すんねん( ̄▽ ̄;)(笑)
 dh500_2.mp3

 

●外部音源制御総括
 結論から言うと、デジホンにとって外部音源制御はあまり得意でないのかもしれませんが、突き詰めればそれ相応のことは出来る・・・といった所でしょうか。
 管楽器的に使う場合は、アフタータッチ(チャンネルプレッシャー)の受信は必須。音色にLFOを設定(オートビブラートのようにEGを使って徐々に出すようにするとか)できる音源があれば尚良し。デジホン同様手軽な演奏が楽しめます。

 まぁ、複雑にアレコレやるより、デジホンはデジホンらしく使うのが一番かと。
 でも、ライブなどで曲の合間にデジホンに持ち替え、ブ厚いブラスセクション・・・なんてやったらカッコ良さそう。

 

■デジホンの活躍事例

 ライブやCDなどでデジホンが活躍している場面ってあまりないですよね?

 私が知っている限りでは

・・・とこんなぐらいでしょうか?

 ところが、そんなお寒い状況の中、KirinoさんのWX5 workbook日記の中で色々なサイトが紹介されました。
 以下転載させていただきました。

●Ted Keys HomePage(http://www.tedkeys.com/
 デジタルホーンとWXのサイトです。ズラりと並んだ歴代デジホンは圧巻。DH-100の故障した時の音なんてのもUPされてます。

●Dorian's DH100 Page(http://www.btinternet.com/~dorian.rose/
 その故障を直す方法が書いてあります。

●Free Reed Festival 2001(http://www.rootsworld.com/freereed/2001/edgecity.html
 ここにはデジホンのデモ演が聴けます。以下Kirinoさんの日記からの引用です。

(Kirinoさんのコメント)
 ここの「Rencontre」って曲の真ん中くらいで出てくるチェロ風の音がDHです。すごく自然に聴けます。かなりの表現力です。

 WEBで調べると、こういう小編成のクラシック系アンサンブルの人たちはDHを結構取り入れています。こういう編成で2時間ステージをこなすとすると聴いてる方も結構飽きますから、DHの様なちょっと変わった楽器を使って1曲くらい息抜きを入れる、ってなことなんでしょうな。有名どころではクラシック・バスカーズ(http://www.kambara-classic.co.jp/artist/gairai/entertainment/buskers/)なんかもDHを使っていた(いる?)ようです。

 

■CASIO運指って知ってる?

 実はデジタルホーンには「CASIO運指」と呼ばれる運指が存在するのを知っていましたか?(ちゃんとマニュアルに書いてある)

 なんとも使いにくい運指なので、恐らく誰も使ってないとは思いますが、一度体験してカルチャーショックを受けてみるのも面白いかもしれません。

●CASIO運指モードの入り方
 ポルタメントキーを押しながら電源オン。
 これでちょっと吹いてみましょう。いつもと違うワケのワカラン状態になっていたらCASIO運指モードになってます。

 

●各キーの説明
 キーはおおまかに分けて「オクターブキー」、「半音キー」、「音階キー」の3パートとして考えます(運指表はDH-500のものですが、各DHともCASIO運指は可能です)。

各キーの説明

  図に書いてあるように、グレーに塗りつぶしてあるキーと左手親指で使う本来の「オクターブキー」は使用しません・・・というか押しても何も変りません。

 

●運指表
CASIO運指表

 この組みあわせで音階を作ります。

 オクターブまたいだシ→ドは無論のこと、普段と逆の♭キー(通常G#キー)など、下手をするとEVI(トランペット型ウィンドシンセ)より難しいかもしれません(笑)。

 ただ、これだと4オクターブ(DH500の場合)出るんですよね〜。まぁ、こんなん覚える位ならどう考えても「3.逆に弱点とその対策」で書いたフラジオもどきで「3oct+ラまで」の方が断然ラクですよね・・・。

 「まぁ、こんな運指もあるんだよ」ということで、ひとりストイックに「サム・スカンク・ファンク」や「コンファーメイション」を練習して悦に浸るなど、暗〜く遊ぶのもオツかもしれません(笑)。

 

■デジタルホーンの今後予想…というか希望(CASIOさんへの提言)

 フルモデルチェンジしたDH-500を最後にプッツリと音沙汰のなくなったデジタルホーンシリーズ。このまま埋もらすのは大変惜しいので、今後は以下の機能を付加したDH-600をぜひ製作・販売して欲しいと思います。

●更なるキーの追加
 具体的には上の方で解説した「右手ラ#キー」と「Bisキー」。このふたつのキーを装備するだけで運指が格段に良くなるばかりか、出る出ると言われて未だに出ない「サイレントサックス」の代用品としての地位も確立できるような気がします。

●ベンドホイールの装備
 ポルタメントキーで無理するのではなく、自然で手軽な効果の得られるベンドホイールを装備してはどうでしょう?
 アップとダウンの半円ホイールを右手親指で操作できるように。中立状態でのストッパーを付ければ「触っちゃって変な音が出る〜!」ということにもなりません。
 また、デジホンらしく、ベンド量は半音で固定。変更できたらデジホンの持つ手軽さが損なわれますから。

 以上のたった2つの項目を盛り込むだけで、セカンドマシンとしてEWI・WXユーザの半分は取りこめると思うし、安価で手軽なサイレントサックスを渇望しているユーザ層、DTMでは歌モノの打ち込みに苦労している方々、EWI・WXでは敷居が高過ぎて……ブッちゃけ「簡単にスクエアがやりたい〜!」って人数も少なからずいるわけですし、今までどおり「楽器を手軽に楽しみたい」という初心者・・・と、根こそぎユーザ獲得できるチャンスだと思うのですがいかがなものでしょうか?

 勿論値段は3万円台(高くても実売3万5千円位)とし、はっきりと競合製品(EWI,WX)とは違うスタンスだとアピールする必要もあるでしょうが、難解な接続・設定をしなくても手軽に楽しめる利点はその努力もけして無駄にならないでしょう。

 ウィンドシンセ界の間口を広げられるのはCASIOのデジタルホーン以外は考えられないとまで個人的に思ってます。

 CASIOさん、どうでしょう? JWSAと共同企画で新型デジタルホーンを売り出してみませんか!?

 

 (以下続く...かも


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