●EWI音源の仕組み
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2.EWI音源の仕組み

2−1.VCOについて
 基本的にVCOは1つにつき1音しか鳴らすことができません。
 しかしそれだと音づくりの際に音が細かったり、和音が鳴らせなかったりと具合が悪いですよね。
 では音を増やすためにはどうすればよいか?

 ・・・答えは、単純。楽器を増やせばいいんです。つまり「VCOを増やす」ことです。

 よくアナログ音源の説明書きに「2VCO音源」とか「4VCO音源」とか書かれていますが、これは「音が2つ鳴りますよ〜」と言ってるわけです。

●ちょっと休憩〜音源雑学〜
アナログ音源はVCOの数によって鳴らすことのできる音数が決まることは分かりましたよね?
EWI専用音源のVCOは機種によって若干違いがあります。

 VX 600は厳密に言うとEWI専用音源ではありません(EWV2000を6台分組み込んだ、どちらかと言うとキーボード寄りの造り。でもEWI1000で直接制御可能)が、一応「こういうのもあるんだよ」的な意味で載せてみました。

 3000mから3020mではVCOの数が減っていますが、退化したワケではありません。今はとりあえず「2つでも充分厚い音づくりが出来るようになった」と考えておいて下さい(まぁ、4VCOの場合は外部音源を使わずとも4和音が出せる魅力がありますけどね)。
 知ったかぶりしたい人は意味は解からなくとも、「3020mにはアサイナブルモジュレーションがあるからねぇ( ̄ー ̄)」という魔法の呪文を唱えると尊敬されることウケアイです。「それって何?」とツッコまれても責任は持てませんが(笑)。

 時代が古い音源だからと言って、アナログ音源の場合は悲観することは全くないです。音源(特に音を出す根源の「オッシレータ」)の違いによって音色の個性が違うので、「どれが一番」というワケではなく、好みによって使い分ける・・・というのが正解だと思います。
 現に、一番古い音源であるEWV 2000はその透明感ある特性からか、未だにマイケル・ブレッカーは使っていたりするそうです(たまにということですが)。

 各音源の特徴を分析(あくまでも個人的な見解ですが)してみると、EWV2000はキラキラ明るく透明感のある音色、3000mはネバリがあり4VCOを生かした多彩な音色、3020mはとにかくブ厚いうねりのある存在感の大きい音色だと思います。

 

2−2.各EWI音源の構造
 まずは以下の図を見て下さい。

■EWV2000の構造

■EWV2000構造図

■EWI3000mの構造

■3000m構造図

■EWI3020mの構造

■3020m構造図

 一目瞭然でしょ?

 各々説明していきますと、EWV2000は「1VCO-1VCF-1VCA」のシンセが2台搭載されていると言えます。EWI3000mは「2VCO-1VCF-1VCA」のシンセが2台搭載されています。ではEWI3020mは・・・?

 そう、「2VCO-1VCF-1VCA」のシンセが1台搭載されています。

 この「シンセが1台」という単位をEWI音源では「SOURCE(ソース)」と言うことも覚えておいて下さい。

 今はまだ「ふ〜ん」位に思っておけばいいのですが、後々音色づくりをしていく上でこの構造の違いが重要になってきますので、自分の音源の構造をよく覚えておきましょうね。


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