●UniQuest ver.1.0 Manual 日本語訳(簡易版)
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本頁はUniQuest for EWI4000sの英文マニュアル「UniQuestEWI40001.03.pdf」を日本語訳したものです。


EWI4000s用が発売されましたが音色エディター「UniQuest for EWI4000s」(製品にCD-ROMで同梱)は2006年4月17日現在製品・説明書とも英語版しか提供されておりません。この状況を鑑み、Kuniさんが説明書の翻訳を行ってくださいました(大感謝!)

なお、翻訳内容には注意を払っておりますがあくまでも個人がボランティアで行ったものであり、万が一本文に従った操作を行って問題が生じた場合の責任は負いかねます。英文マニュアルも参照の上、各自、自己責任でを活用していただけますようおねがいします。特に、音色を上書きして消してしまう等のことがないようご注意下さい。質問・疑問・要望・ご指摘・ご意見を掲示板にお寄せ下さい。

UniQuestのインストールとMIDI接続セットアップについてはEWI4000s本体及びUniQuestの公式日本語マニュアルを参照してください。

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2005年11月20日
UniQuest for EWI4000s クイックスタート

Akai Professional EWI4000sを購入されたことを感謝するとともに祝福します。
EWI4000sは洗練されたアナログモデリングシンセサイザーを内蔵しています。
UniQuestはMacやPCから全ての音色パラメータへのリモートアクセス機能を付加します。
UniQuest for EWI4000sは完璧なリアルタイムエディタ機能に加え、バックアップ及びあなたのEWI4000sの音作りの結果の保存やカタログ機能をもった基盤ツールともなります。
また、エディタはあなたがEWI4000sで演奏したどんな音階でも画面に表示します。

1.0 準備 Instructions

UniQuestはEWI4000sとの通信にMIDIシステムエクスクルーシブメッセージを使用します。
これはソフトウェアをインストールし起動する前にMIDIの確実な接続が必要だということです。

あなたが行うべきことは以下の通りです。
Windows XPで説明しますが、Mac OS Xユーザーも同様です。

要求環境
最低動作環境はMac G4の256 MBメモリー搭載機、またはPentium IIIの512 MBメモリー搭載機です。
当然早いマシンの方が良いです。
MIDIインターフェースも必要です。幸運なことに最近では安価で購入できます。


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UniQuestを使用するには少なくとも1つの未使用のMIDI INと1つの未使用のMIDI OUTが必要です。
MIDIインターフェースが正しき導入・設定され、MIDIフィルタリングオプション(特にシステムエクスクルーシブ)が無効化されていることを確認してください。

EWIがコンピュータに正しく接続されていることを確認してください。
双方向のMIDI通信がUniQuestソフトウェアのインストール及び操作について重要です。
2本のMIDIケーブルでEWIがコンピュータのMIDIインターフェースを繋ぐ必要があります。

EWI4000s同梱のCDからUniQuestソフトウェアをインストールします。
Akai ProfessionalのWeb (www.akaipro.com)からも無償ダウンロードできます。
ダウンロードファイルはZIP圧縮されています。

はじめてUniQuest for EWI4000sを起動した際に、ソフトウェアが使用するMIDI Inポートの指定を尋ねてきます。

Yesボタンを押すとMIDI Inポート指定ダイヤログが表示されます。
ここで実際にEWI4000sとの接続に使用するMIDIポートを指定します。


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UniQuest for EWI4000sはいくつかのダイヤログがを表示するでしょう。
メニューバーやアイコンは’Midi Quest’という文言をその中に含んでいます。
これはUniQuest for EWI4000sがSound Quest Music Software (www.squest.com)の技術を用いて造られていることを表します。

また、この楽器はSound Questより近い将来にリリースされる Midi Quest & Midi Quest XLでもサポート予定です。

Midi Inダイヤログでは次の選択が必要です:
2種類のMIDI Inポートの選択の方法があります。

システムは利用可能なMIDIポートを全て表示するでしょう。

  図

ほかのMIDIプログラムをUniQuestと同時に使用する場合はMIDIインターフェースがマルチクライアントのドライバを備えているべきです。
ここでどのポートも表示されない場合はMIDIインターフェースのドライバが正しくインストールされていなないため、インストールの必要があります。
任意のMIDI Inポートを選択したら、OKを押してください。

6 MIDI Outポートの選択

はじめてUniQuest for EWI4000sを起動した際に、ソフトウェアが使用するMIDI Outポートの指定も聞いてきます。

  図

Yesボタンを押すとMIDI Outポート指定ダイヤログが表示されます。
ここで実際にEWI4000sとの接続に使用するMIDIポートを指定します。

  図

このダイヤログで接続されたMIDIインターフェースのポートを選択してください。
(システムは異なるMIDIポートを利用可能でしょうから):接続したEWI 4000のMIDI inを選んでOKをクリックして下さい。


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7 MIDIチャンネルの設定

UniQuestが起動しました。Windows XPではスタジオウィンドウを含んだアプリケーションウィンドウを見ることができるでしょう。

  図

Mac OS Xではアプリケーションメニューとスタジオウィンドウを見ることができるでしょう。

  図

スタジオウィンドウはEWI4000sのインストゥルメントモジュールを含んでいます:
これがEWI4000sとソフトの間のサウンドデータのやりとりのメインインターフェースです。

インストゥルメントモジュール(Windows XP)

  図


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インストゥルメントモジュール(Mac OS X)

  図

さぁインストゥルメントモジュールのメインコントロール部を探検しましょう。

. インストゥルメントグラフィック: 写真よりずっとかわいいEWI4000sのグラフィックはシングルクリックによりインストゥルメントモジュールにフォーカスをあてることができます。ダブルクリックによって選択中のデータを楽器から更新(取り込み)できます。
. セットリスト: このコントロールはEWI4000sのプリセット、プリセットバンク、より複雑なコンポーネント(=セットと呼びます)といったデータコンポーネントの選択を行います。
上にあるように、インストール時、セットリストはデフォルトセットが選択されています。
. アクションバー: このバーにはGET,NEW,OPENとラベルのついた3つのミニボタンがあります。
ミニボタンのうちのどれか一つをクリックすると、それは現在選択中のセットリストコンポーネントに対して有効となります。
例えば、EWI4000sからプリセットバンクを‘get’するには、セットリストの‘Preset Bank’を選択してアクションバーのGETミニボタンをクリックします。
. コンフィギュレーション ミニボタン: このミニボタンはMIDIポートやSysEx IDの設定を行います。
セットリストで現在選択中のコンポーネントのMIDIチャンネルその他の優先順位を設定します。
セットリストでデフォルトセットが選択されているとき、このボタンは全コンポーネントをデフォルトの優先順位に設定します。

より詳細なインストゥルメントモジュールの解説は後述します。
ここでは正しいMIDI in 、outポートを設定すること、EWI4000sと同一のMIDIチャンネル、SysExチャンネルを設定することが重要です。正しく設定されていなければUniQuestは動作しません。

UniQuestは起動時に、EWI4000sを探し、インストゥルメントモジュール内で自動的に正しいMIDIポートとSysExチャンネルを設定します。
このプロセスを AutoSenseといい、1つまたは2つのMIDI in 、outポートを選択した場合でも数秒以上はかからないでしょう。

単一のMIDI in 、outポートを選択した場合は、一瞬で完了するためにAutoSenseダイヤログは見えません。
たとえばマルチポートMIDIインターフェースを使って8つのMIDI in 、outポートを選択した場合は、AutoSenseは完了までに5秒以上要します。


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AutoSenseダイヤログはこのように表示されます。

  図

AutoSenseの過程で楽器のセッティングが見つからないときは、MIDIインターフェースのドライバが正しくインストールされ、全てのケーブルがStep2の接続図にあるように接続されているかを確かめる必要があります。
コンピュータからの出力がEWI4000sの入力に接続されていることを確認して下さい。(逆方向も)
またMIDIインターフェースでSysExがフィルタリングされていないことも確認して下さい。

UniQuestはEWI4000sで使用する正しいMIDIポートとSysExチャンネルを探し始めるでしょうが、さらにMIDIチャンネルをマニュアルで設定する必要があります。
デフォルトのセッティングダイヤログを開くためには、セッティングリストで‘Default Set’が選択されていることを確認してからコンフィギュレーションミニボタンをクリックして下さい。

  図


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これでEWI4000sのインストゥルメントモジュールのデフォルトのセッティングダイヤログが開くでしょう。

  図

PortとSysX (Comm)チャンネルセッティングは既にAutoSenseによって設定されているでしょう。
これはPort InおよびPort Outセッティングコントロールが、AutoSenseが接続されたEWI4000sから探し当てたのと同じMIDIポートを設定するということです。
同様に、Comm ChはSysExコミュニケーションチャンネルをEWI4000sがAutoSenseメッセージに反応したチャンネルに設定します。

デフォルトではEWI4000sはComm Ch 0およびMIDI Ch 1を使用するよう設定されています。
また、UniQuestはこれらの値をデフォルトとして保持していますので、EWI4000sの設定を任意のMIDIチャンネルに変更しようしない限り、すべてが正しく設定されます。

<注意>
EWI4000sで使用されるSysEx ID(Comm Ch)は現在選択中のMIDIチャンネルと次のように関連します:
 MIDIチャンネルセッティング1はSysEx IDセッティング0と同じです。
 MIDIチャンネルセッティング2はSysEx IDセッティング1と同じです。
 MIDIチャンネルセッティング3はSysEx IDセッティング2と同じです。…以下同様です。
ソフトウェアを正しく動作させるためには、Comm ChをUniQuestのセッティングより少なくとも1は少ない値に設定しなくてはなりません。


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UniQuestのテストとEWI4000sのバックアップ


さあ、どのようにしてUniQuestが正しく設定され、EWI4000sから内部プリセットバンクをアップロードする(取り込む)かがわかったでしょう。
以下のテストは、エディタソフトウェアについての学習中のアクシデントから音色を守る必要性の点からも重要な操作です。
1. セットリストコントロールから‘Preset Bank’を選択する。

  図

2. ‘Get’ミニボタンをクリックする。

  図


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3. 12秒ほどでEWI4000sからプリセットバンクをアップロードする。

  図

4. アップロードされたデータがバンクエディタウィンドウ(Windows XPの場合)で開く。

  図

おめでとうございます!UniQuest EWI4000sのインストールおよびEWI4000sとの接続設定に成功しました。

<注意>
今アップロードされたデータを保存してください:
アプリケーションメニューからEWI 4000sのプリセットバンクを保存します。
UniQuestはこのデータをコンピュータのハードディスクにファイルとして保存します。
これでUniQuestに転送した音色を一つ一つ確認したり視聴したり探究するのは自由です。


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1.1 バンクエディタウィンドウの探究

いまやアップロードされたどの音色でもバンクウィンドウをクリックすることで探究することができます。
このとき音色データはMIDIによりEWI4000sの一時記憶エディトバッファにダウンロードされ、選択したものを試聴できます。
これはEWI4000sのどの音色も上書きしませんので完全に安全です。

もっと簡単に、(ソフトウェア内の)仮想楽器インターフェースにロードされた現在のプリセットを見るためにバンクエディタウィンドを分割することもできます。
バンクエディタウィンドウのエディタスプリットボタン(3つのフェーダーと2つのノブを持ったアイコン)を押すことで行えます:

  図

1.1.1 スプリットバンクウィンドウ

バンクエディタが分割されると、ウィンドウ左側のバンクがエディット可能となり、
現在のプリセットをウィンドウ右側でエディットします:

  図

もしまだプリセットを選択していない場合は分割した右側には何も表示されません。


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クリックでプリセットを選択することで右側にあるエディタにロードを行います:

  図

<注意>
あなたは好きなだけ自由に体験できますが、変更されたバンクを新しい名前で保存することは覚えておいてください。
そうしなければさきほど作成したバックアップを上書きしてしまいます!
次の章ではUniQuestがどれだけすばらしい働きをするのかを説明します。
プリセットエディタの仮想楽器インターフェースについても理解することになるでしょう。


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2.0 UniQuest For EWI 4000sクイックツアー

UniQuestが要求・確認してくる事項のほとんどはEWI 4000sに接続するためにどう調整・設定するかについてです。
コンピュータの内蔵メモリの制約の中で完璧に"適切に"動く(他の音色を聞くときに、既に存在している常に上書きする)と信じて疑わなかったはずです。

  図

通常のハードウェア楽器ではプリセットは不揮発メモリにあるバンクにより構成されています。
不揮発メモリはバッテリーで電源供給されている(古い楽器の場合)、もしくはフラッシュRAM(最近の楽器の場合)を使用しています。
単純にいうと、この種のメモリは書き換え可能ですが、電源オフしても消去されません。
通常のハードウェア楽器でははまた、エディットや試聴の目的で選択したプリセットがロードされる‘エディットバッファ’を備えています。
このメモリは一時的なもの - 楽器が電源オンの間のみ保持されます。
電源をオフしたら‘エディットバッファ’は消去されることになります。

プリセットをロードしたとき、実際にはそのプリセットはエディットバッファにコピーされます。
同様にプリセットを保存したときはエディットバッファの内容をプリセットバンクの指定された位置に戻します。
この仕組みによってプリセットをエディットバッファを経由してバンク内で配置変更することができます。
(保存先の数には制限がありますが、、、)
第一に、バンクには決まった数の置き場所しかありませんのでプリセットの場所を移動するということは、他のプリセットを上書きすることになります。
第二に、この方法でプリセットをブロック単位で移動することは退屈で困難な作業です。
そして最も重要なことは、困惑と過ちを引き起こす可能性が高くなります。保存管理しようとした音色を紛失する原因となります。、
UniQuestはこんな状況になるのを排除します。


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  図

UniQuestでEWI4000sのプリセットバンクをコンピュータにアップロードし、ハードドライブに安全にバックアップすべきです。
安全性を確保した上で各音色を自由にエディット、試聴、バンク再編成、検索可能なサウンドライブラリの作成を行ってください。
UniQuestで新しい音色の保存場所を作る際に、既存の「使える」音色を消してしまうようなことが起こりませんように。

一度プリセットバンクをEWI 4000sから’Get’すれば、コンピュータのハードドライブに保存可能となります。・・・無傷のプリセットバンクがバックアップされました。

現在オープンしているバンクエディタウィンドウ内でプリセットをクリックする度に、
プリセットはEWI4000sのエディットバッファに転送されるまでの間、コンピュータにロードされ編集可能となりますので、プリセットのパラメータを動かすと同時に音色の変化を聞くことができます。

ハードウェア楽器と違い、別のプリセットを選択したとき、エディタで変更していた内容はバンクウィンドウに保存され、無くなることはありません。
これにより好きなようにバンクを切り替えながらプリセットをエディットすることができます。
ドラッグ&ドロップによって音色を入れ替えたり、異なったバンクエディタウィンドウ間でコピー&ペーストしたり、EWI 4000sの一時メモリの音を変更したりも出来ます。

UniQuestがEWI 4000sの不揮発メモリに記録されているプリセットバンクを変更しようとするのは、編集中のバンクを’Put’でEWI 4000sに戻す操作をしたときのみです。
その時EWI 4000sの内蔵メモリバンクはバンクエディタウィンドウのコピーとなります。

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2.1 プリセットでの学習

あるプリセットを編集したい場合、UniQuest for EWI4000sにはこのタスクのために用意された2つの部品があります。
: プリセットとプリセットエディットバッファです:

  図

インストゥルメントモジュールのセットリストで、これらの部品のどちらかが選択されたとき、UniQuestは押されたミニボタンに従ってGet、New、Open、Putを行います。

プリセット部品のケースでは、EWI4000sの内蔵バンクのプリセット番号の選択はconfigurationミニボタンを押すことで設定します。
デフォルトでは(Pch# 1)です。これは内蔵プリセットバンクの最初のプリセットとなります。

プリセットエディットバッファ部品のケースでは、EWI 4000sがエディットバッファ内に呼び込み中のプリセットデータをUniQuestがgetまたはputします。
この部品によりEWI4000sのプログラムボタンのup/down操作で内蔵バンクの内容を見たり、選択中のプリセットを好きなときにいつでもアップロードして編集することが可能となります。
変更された音色はコンピュータのハードドライブに保存可能ですし、Program Saveルーチンを実行すればEWI 4000sのバンクメモリーにも保存可能です。

プリセットエディタGUIの学習と、EWI4000sシンセサイザーのパラメータ解説の時間です。

2.2 プリセットエディタウィンドウ

UniQuestでEWI4000sのプリセットをアップロードしたり、開いたり、新規作成すればいつもプリセットエディタウィンドウが開くでしょう。
同様にEWI4000sのプリセットバンクウィンドウでの作業やウィンドウ分割をしたときもバンクウィンドウの右側にあるプリセットエディタに触れることになります。

EWI4000sのシンセサイザー部とエフェクト設定の操作、テスト、最終結果の試聴を行うリアルタイムコントローラを持ったすべての操作セクションがここに表示されます。
まるでEWI4000sがフロントパネルを別途デスクトップコンソールに装備しているかのように。。。

このウィンドウから行うすべてのエディットはEWI4000sのエディットバッファ(一時記憶メモリ)に即ダウンロードされます。

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2.2.1 プリセットエディタの概略

EWI4000sのプリセットエディタを構成する9つのセクションがあります。

  図

上図にあるように、各セクションはEWI4000sのシンセサイザーアーキテクチャに従って分割、配置されています。
黒い矢印はEWI4000s内のオーディオ信号の流れを表します。

それでは、各セクションの詳細を見ていきましょう。

2.2.2 LCDディスプレイ

  図

LCDディスプレイセクションはバンクエディタに現在ロードされているプリセットの名前と番号を表示します。

マウスでプリセット名のところをクリックするとプリセット名を変更するためのウィンドウが開きます。
プリセット番号は表示のみの項目です。
プリセット部品からエディタを開いた場合は、インストゥルメントモジュールで現在設定されているプリセット番号を表示します(デフォルトは1番です)
プリセットエディットバッファ部品からエディタを開いた場合は、プリセット番号を表示されません(--と表示されます)

プリセット番号は7オクターブの仮想キーボードディスプレイを持っています。
このキーボードはEWI4000sから受信したMIDIノート表示のために点灯しますのでフィンガリングやスケール練習のための良い道具となります。


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2.2.3 OSC 1 & 2 セクション

  図

EWI4000sは独立してエディット可能な2基のアナログモデリングオシレータを持っています。
各オシレータはノコギリ波、三角波、パルス波を出力し、各出力波形の音量を設定するウェーブフォームミキサーを備えています。

オシレータ1および2は以下の様に接続されています。

  図

様々なレベルコントロールを調整して多彩な音色を簡単に作成することができることがわかると思います。

この回路図では各オシレータの出力信号音量に対するブレスの感度とカーブの調整部は描かれていません。
これらのパラメータにより各アウトプットの音量を息の圧力でコントロールできます。

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以下のパラメータは両方のオシレータ共通のものです。

Oscillator Tuningパラメータ

OCTAVE … -2オクターブから+2オクターブの範囲。

SEMITONE … -12オクターブから+12半音の範囲。

FINE … -50セントから+50セントの範囲、100セント= 1半音ですので、このパラメータによりオシレータを上下1/4音までディチューンできます。
音色を太く分厚くするにはうってつけです。

BEAT … 0から100%の範囲。
これは音楽的なファインディチューンのコントローラです。2つのオシレータがFINEによって、固定された量でディチューンされている場合、オシレータ間にかすかな’ウネり’効果があることがわかります。
このウネりの周期は高音程では速く、低音程では遅くなります。これはあまり望ましいものではありません。
BEATコントロールによりウネりをどの音程においても均一にしてオシレータをディチューンすることができます。

Oscillator Waveformパラメータ

SAWTOOTH LEVEL … 0から100%の範囲。オシレータのノコギリ波の出力レベルを調整します。

TRIANGLE LEVEL … 0から100%の範囲。オシレータの三角波の出力レベルを調整します。

PULSE LEVEL … 0から100%の範囲。オシレータのパルス波の出力レベルを調整します。

PULSE WIDTH … 0から100%の範囲。オシレータのパルス波の幅を調整します。0%では狭い幅のパルス波が出力され、50%では矩形波となり、100%では広い幅のパルス波が出力されます。

PWM FREQUENCY … 0から100%の範囲。PWMとはパルスワイズモジュレーションのことです。
どちらのオシレータもパルス幅の変更(モジュレート)専用のLFOを持っています。このコントロールはPWM LFOの早さ(周波数)を設定します。

PWM DEPTH … 0から100%の範囲。このコントロールはLFOによって加えられるPWMの量(深さ)を設定します。


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Oscillator Pitch & Volume Envelopeパラメータ

SWEEP TIME … 0から100%の範囲。キーボードタイプのシンセサイザーとは異なり、EWI4000sはオシレータピッチをコントロールするために通常のエンベロープジェネレータ(ADSR)を使用しません。
その代わりに息の圧力がリアルタイムなトリガーとして作用します。オシレータピッチコントロールが完了する時間をこのコントロールで設定します。

  図

SWEEP DEPTH … -50%から+50%の範囲。キーボードタイプのシンセサイザーとは異なり、EWI4000sはオシレータピッチをコントロールするために通常のエンベロープジェネレータ(ADSR)を使用しません。
その代わりに息の圧力がリアルタイムなトリガーとして作用します。オシレータピッチコントロールが作用する深さをこのコントロールで設定します。
上にあるように、マイナス値では本来のピッチより低いピッチで音が鳴り始め、プラス値では本来のピッチより高いピッチで音が鳴り始めます。

BREATH ATTAIN … 0から100%の範囲。SWEEPをトリガーするのと同様に、息の圧力によってSWEEPパラメータのリアルタイムコントロールを行うことができます。
このパラメータはSWEEP TIMEを次のようにモジュレートします。

  図

BREATH DEPTH … 0から100%の範囲。上にあるように、このパラメータは息の強さによってピッチモジュレーション量をモジュレートします。
100%ではBREATH DEPTHはSWEEP DEPTHコントロールで設定された最大の量になります。

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BREATH THRESH … 0から100%の範囲。これはオシレータが鳴り始めるしきい値です。

BREATH CURVE … -50%から+50%の範囲。 このパラメータはオシレータの出力音量に対する息の強さの割り付けを設定します。
下にあるように、0%ではリニア1:1となります。

  図

Oscillator Master Volumeパラメータ

LEVEL … 0から100%の範囲。このパラメータは該当するオシレータのマスターボリュームを設定します。

Oscillator X-FADEパラメータ

X-FADE … OFFまたはON。このパラメータはオシレータ2のBREATH THRESHOLDパラメータがゼロ以外の値のときに有効となります。
有効時には、このパラメータはオシレータ2のBREATH THRESHOLDパラメータで設定された息の強さの設定によってオシレータ1の音量を減少させます。
例がここにあります。両オシレータはリニアなブレスカーブに設定されており、オシレータ1とオシレータ2のBREATH THRESHOLDは0%と20%に設定されています。

  図


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2.2.4 OSC FILTER セクション

  図

SELECT … 1、2、LINKを選択します。
1が選択された場合は、このセクション内のコントロールはOSC FILTER 1の設定に依存します。
2が選択された場合は、これらのコントロールはOSC FILTER 2の設定に依存します。
LINKモードについて説明しましょう。
OSC FILTER セクションは直列または並列に接続された2基のマルチモードフィルタをコントロールします。
各フィルタを独立して設定したり、リンクさせて倍密度のフィルタとして使用できます。
リンクさせた場合のパラメータはフィルタ1のコントロールで設定します。

  図

以下のパラメータは各フィルタに共通です。

Main Filterパラメータ

MODE … このコントロールはフィルタタイプを変更します。
 ・OFF: フィルタは作動しません。入力された信号はそのまま通過します。
 ・NTC: ノッチ - カットオフ・フリーケンシー周辺の帯域を除去します。ゆえに入力信号は’山型(notched)’になります。
 ・BP: バンドパス - カットオフ・フリーケンシー周辺以外の帯域を除去します。カットオフ・フリーケンシー周辺帯域の音は変化せずに通過します。
 ・HP: ハイパス - カットオフ・フリーケンシーより低い帯域を除去します。高い周波数帯域の音は変化せずに通過します。
 ・LP: ローパス - カットオフ・フリーケンシーより高い帯域を除去します。低い周波数帯域の音は変化せずに通過します。

FREQ … 65.5Hzから10.5kHzの範囲。このコントロールはフィルタのカットオフ・フリーケンシーを設定します。


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Q-FACTOR … 0.5から12.7の範囲。このコントロールはフィルタの(カットオフ・フリーケンシーでの)強調量を設定します。
アナログシンセサイザーのフィルタでいうレゾナンスコントロールにあたります。
オーディオフィルタのQファクターは周波数帯域により分割されたカットオフ・フリーケンシーによって決まります。
(カットオフ・フリーケンシー付近で3dBの変化)

複雑で、むしろ数学的なことに思えるかもしれませんが、ローパスフィルタでさまざまなQファクターを比較してみれば簡単に理解できます。

  図

より高いQファクターはフィルタがカットオフ・フリーケンシー周辺のより多くの信号を通過させます。つまりこの帯域以外により多くの信号を外部に出力するということです。
これはまた、高いQファクターにおいてフィルタを共鳴させるということでもあります。レゾナンスパラメータの一種と考えることができます。

KEY FOLLOW … -12から24の範囲。このコントロールが0に設定されている場合、フィルタのカットオフ・フリーケンシーはどの音程を演奏しても同じになります。
別の値に設定されている場合、フィルタのカットオフ・フリーケンシーは音程により変化します。
ノートナンバー72(C6:LCDキーボードディスプレイでは第オクターブの開始の音)はフィルタのカットオフ・フリーケンシーのリファレンスポイントです。
KEY FOLLOWをどう設定しても、この音を基準に適用されます。

  図

KEY FOLLOWのプラス値の指定はカットオフ・フリーケンシーをC6より高い音になるほど高くし(開き)、C6より低い音になるほど低くし(閉じ)ます。
マイナス値の指定は逆の効果を生み出します。
KEY FOLLOWが+/- 12のとき、トラッキングの傾斜はそれぞれ1:1または-1:1となります。
カットオフ・フリーケンシーはC6を基点として同じ量の周波数分(比例して)加減されます。これは非常に音楽的な効果を生み出します。


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BREATH MOD … 0から100%の範囲。このコントロールは息の強さによってフィルタのカットオフ・フリーケンシーを変化させます。
高い値になるほどカットオフ・フリーケンシーをより大きくモジュレートします。

BREATH CURVE … -50%から+50%の範囲。 このパラメータはカットオフ・フリーケンシーに対する息の強さの割り付けを設定します。
下にあるように、0%ではリニア1:1となります。

  図

Filter LFOパラメータ
各フィルタは各々のカットオフ・フリーケンシーをモジュレート用の専用LFOを持っているだけでなく、LFOは様々なエキサイティングなパフォーマンスエフェクトを行うため、息の強さによりリアルタイムコントロール可能です。

LFO FREQUENCY … 0から100%の範囲。このコントロールはLFOのスピードを変更します。

LFO DEPTH … 0から100%の範囲。このコントロールはLFOのモジュレーション量を変更します。
これはカットオフ・フリーケンシー変調専用です。

LFO BREATH … -50%から+50%の範囲。 このコントロールはLFOの掛かりの深さをモジュレートします。
息の強さによりカットオフ・フリーケンシーに対するLFOモジュレーションをどの程度適用するかを設定します。
プラス値は息を強く吹き込むほどLFOモジュレーション量が増えます。
マイナス値は息を強く吹き込むほどLFOモジュレーション量が減ります。

  図

LFO BREATHのマイナス値指定はLFOモジュレーション量効果を減少させるということに注目してください。
上図にある曲線のようにするには、LFO DEPTHは100%に設定されていなくてはなりません。


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LFO THRESHOLD … 0から100%の範囲。このコントロールはLFOモジュレーションの開始、終了トリガーとなるブレスプレッシャの範囲を設定します。

  図

LFO DEPTH、LFO BREATHと同時に使用すれば、LFO THRESHOLDは様々な洗練されたフィルタモジュレーションを行うことができます。

Filter Envelopeパラメータ

SWEEP TIME … 0から100%の範囲。キーボードタイプのシンセサイザーとは異なり、EWI4000sはフィルタのカットオフ・フリーケンシーをコントロールするために通常のエンベロープジェネレータ(ADSR)を使用しません。
その代わりに息の圧力がリアルタイムなトリガーとして作用します。カットオフ・フリーケンシーコントロールが完了する時間をこのコントロールで設定します。

  図

SWEEP DEPTH … -50%から+50%の範囲。キーボードタイプのシンセサイザーとは異なり、EWI4000sはフィルタのカットオフ・フリーケンシーをコントロールするために通常のエンベロープジェネレータ(ADSR)を使用しません。
その代わりに息の圧力がリアルタイムなトリガーとして作用します。フィルタのカットオフ・フリーケンシーコントロールが作用する深さをこのコントロールで設定します。
上にあるように、マイナス値では本来のカットオフ・フリーケンシーより低いカットオフ・フリーケンシーで音色変化が始まり、プラス値では本来のカットオフ・フリーケンシーより高いカットオフ・フリーケンシーで音色変化が始まります。


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2.2.5 FORMANT FILTER セクション

  図

FILTER … フォルマントフィルタはString・Wood Windの2つの物理クラスのもつフォルマントキャラクタを設定します。

2.2.6 NOISE GENERATOR セクション

  図


ノイズジェネレータは風、息、サーフサウンドのような様々なホワイトノイズエフェクトを出力します。
オシレータの楽音とミックスすれば、ノイズ信号はリアルな一瞬のアタック音を作り出します。

TIME … 0から100%の範囲。ノイズのディケイタイムに作用します。
大きな値になるほどディケイタイムは長くなります。

BREATH … -50%から+50%の範囲。 このコントロールはノイズ信号の出力音量に対する息の強さの割り付けを設定します。
下にあるように、0%ではリニア1:1となります。

  図

LEVEL … 0から100%の範囲。生成されたノイズ信号のマスターボリュームを設定します。


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2.2.7 NOISE FILTER セクション

  図

NOISE FILTERの操作は、オシレータセクションの代わりにノイズジェネレータの出力を制御するということを除けばOSC FILTERと同じです。

このセクションは直列または並列に接続された2基のマルチモードフィルタで構成されます。
各フィルタを独立して設定したり、リンクさせて倍密度のフィルタとして使用できます。
リンクさせた場合のパラメータはフィルタ1のコントロールで設定します。

各コントロールの詳細説明はOSC FILTERセクションの同項目を参照してください。

2.2.8 AMP セクション

  図

LEVEL … 0から100%の範囲。オシレータおよびノイズのミックス信号のマスターボリュームを設定します。


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2.2.9 EFFECTS セクション

  図

EFFECTSセクションは直列に接続された高品質のコーラス、ディレイ、リバーブエフェクトで構成されています。

  図

各デジタルエフェクトを接続順に説明しましょう。

Chorusエフェクトパラメータ

コーラスエフェクトは入力信号を渦を巻いて2重に聞こえるように加工するためのLFOモジュレーションを持った2系統のショートディレイラインを結合したものです。
使用可能にすれば、Chorusパラメータが信号を以下のように処理します。

  図

2つのディレイラインはそれぞれ、遅延・ピッチ変調した入力信号のコピーを出力します。
これらの出力信号がコーラスインプットにフィードバックされ、元の入力信号を再結合されます。
その結果広がりのある分厚い音になります。


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OFF / ON … これらのボタンでコーラスエフェクトをオフ/オンします。
コーラスエフェクトがオフの場合、入力信号は無加工で通過します。

FEEDBACK … -50%から+50%の範囲。このコントロールはディレイラインのインプットにフィードバックされるコーラスアウトプットの量を調整します。

LFO FREQ … 0Hzから12.7Hzの範囲。両ディレイラインで各々の信号のビブラート(ピッチモジュレーション)用に使用されるLFOのスピードを設定します。

DRY LEVEL … 0%から100%の範囲。コーラスをかけない音(=生音)の音量を調整します。

SELECT 1 / 2 … これらのボタンで編集を行うディレイラインを選択します。
OSC FILTER SELECTボタンやNOISE FILTER SELECTボタンとは違って
CHORUS SELECTボタンは表示以外には、モード変更は行いません。

DELAY 1 … 0から127ミリ秒の範囲。このコントロールはディレイライン1のディレイタイムを設定します。

MOD 1 … -50%から+50%の範囲。ディレイライン1のピッチモジュレーション(ビブラート)の深さを調整します。
マイナス値を指定すると、逆相のLFOモジュレーションの度合いが増加します。
エフェクトを最大にするにはMOD 1をプラス値に設定して、MOD 2をマイナス値に指定します。

WET 1 … -50%から+50%の範囲。ディレイライン1のアウトプットボリュームを調整します。
マイナス値を指定すると、逆相のレベルを増量して出力します。

DELAY 2 … 0から127ミリ秒の範囲。このコントロールはディレイライン2のディレイタイムを設定します。

MOD 2 … -50%から+50%の範囲。ディレイライン2のピッチモジュレーション(ビブラート)の深さを調整します。
マイナス値を指定すると、逆相のLFOモジュレーションの度合いが増加します。
エフェクトを最大にするにはMOD 1をプラス値に設定して、MOD 2をマイナス値に指定します。

WET 2 … -50%から+50%の範囲。ディレイライン2のアウトプットボリュームを調整します。
マイナス値を指定すると、逆相のレベルを増量して出力します。


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Delayエフェクトパラメータ

Delayエフェクトはディレイ信号の音質調整用のローパスフィルタと組み合わされた1系統ののロングディレイラインで構成されています。
エコーやその他の繰り返し効果をシミュレーションするのに有効です。

TIME … 0から1.27秒の範囲。このコンロトールはディレイラインの遅延時間を設定します。

FEEDBACK … 0%から100%の範囲。このコントロールはディレイラインの入力にフィードバックされるディレイアウトプット信号の量を調整します。

DAMP … 0%から100%の範囲。ディレイラインのアウトプットに作用するローパスフィルタのカットオフ・フリーケンシーを調整します。
このコントロールにより、ナチュラルなエコー効果をシミュレートする場合などに、ディレイ音の明るさを元の音より暗くすることができます。

LEVEL … 0%から100%の範囲。ディレイエフェクトのアウトプットボリュームを調整します。

Reverbエフェクトパラメータ

Reverbエフェクトはリバーブ処理された信号の音質調整用のローパスフィルタと組み合わされた1系統の非常に長いマルチタップディレイラインで構成されています。
ルーム、ホール、洞窟、アリーナといったアコースティック空間をシミュレーションするのに有効です。

TIME … 1.0秒から5.0秒の範囲。このコントロールはリバーブのマルチタップディレイの残響時間を調整します。

DENSE:EARLY … 0%から100%の範囲。リバーブアルゴリズムによって得られる初期反射音の密度を調整します。
0-50%では初期反射音の数が増加します。51-100%では残響の密度が増加します。

DAMP … -10から+10の範囲。リバーブアウトプットに作用するローパスフィルタのカットオフ・フリーケンシーを調整します。
このコントロールによりリバーブ音の明るさを元の音より暗くすることができます。
さまざまな空間をシミュレートするのに有効です。

LEVEL … 0%から100%の範囲。リバーブエフェクトのアウトプットボリュームを調整します。


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2.2.10 COMMONセクション


  図

COMMONセクションにはプリセットがロードされたときのEWI 4000sの全般的な動作を設定するパラメータがあります。

KEY TRIGGER … 
 SINGLE: エンベロープは息を吹き込むことでのみコントロールされます。
 MULTI: 息が継続して吹き込まれている場合があっても、NOTEがトリガーされると、その都度エンベロープがトリガーされます。
このパラメータがどのように作用するかをみるには、フィルタがロングスイープするようにセッティングされているときに、ブレスを維持したまま音階を演奏して、SINGLEを選択した場合とMULTIを選択した場合との違いを比べてみてください。

OCT BUTTON LEVEL … 0%から100%の範囲。
EWI 4000のOCTボタンを押してOCTモードを有効にしたときに演奏される2つめのボイスの音量を調整します。

BEND RANGE … 0から12半音の範囲。EWI 4000sのベンドアップ/ダウンキーに触れた際にシフトアップ/ダウンされるピッチの間隔を設定します。

STEP … OffまたはOn。
オンのとき、EWI 4000sのベンドアップ/ダウンキーに触れた際に半音ごとに階段状にピッチベンドさせます。
オフのとき、その設定間隔を滑らかにピッチベンドします。

VIBRATO PITCH … 0%から100%の範囲。EWI 4000sのマウスピースのバイトセンサーを作動させたときのピッチモジュレーション(ビブラート)の量を調整します。

VIBRATO AMP … 0%から100%の範囲。EWI 4000sのマウスピースのバイトセンサーを作動させたときのボリュームモジュレーション(トレモロ)の量を調整します。


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2.3 エディタコントロールの詳細

プリセットエディタの各セクションには、トグルスイッチ、ノブ、スライダーといった様々なコントロールがあります。
それらについてより詳しく説明しましょう。

  図

ノブ
UniQuestのノブはノブの中心部分で円を描くようにクリックやドラッグすればいつでも
エディットできるロータリーエンコーダーです。
全てのノブの入力モードは、ピッチエディットタブの下にあるUniQuestの初期設定ダイヤログで、標準のリニアドラッグ入力から変更できます。
マウスカーソルをノブの上に置いた状態でCtrl-Spaceを押すとリセットしてデフォルトに戻すことができます。

ノブはリアルタイム編集用にポップアップテキストボックスおよび、ダイレクト入力モードを持っています。(下記参照)

  図

スライダー
UniQuestのスライダーは垂直方向にクリックやドラッグすればいつでもエディットできるリニアな入力コントロールです。
全てのスライダーの入力モードは、マウスカーソルをスライダーの上に置いた状態でCtrl-Spaceを押すとリセットしてデフォルトに戻すことができます。

スライダーはリアルタイム編集用にポップアップテキストボックスおよび、ダイレクト入力モードを持っています。(下記参照)

ノブ・スライダーのポップアップテキストボックス
ノブ・スライダーでエディット中、常に現在の値がポップアップテキストとして表示されます。
もしパラメータが初期ロード時から変更されている場合は、アスタリスク(*)が後ろに表示されます。

ノブ・スライダーのダイレクト入力モード
ダイレクト入力モードは、ウィンドウ内で各ノブ・スライダーを右クリックまたはダブルクリックすると有効になります。
Macの場合、ダイレクト入力モードは各ノブ・スライダー上でCtrl-Clickを押すと有効になります。

ダイレクト入力モードはWindowsとMac環境で異なります。
これはWindows XP上でのOSC FILTER 1のFREQスライダーのダイレクト入力モードです。

  図

Windows上ではダイレクト入力モードはポップアップメニューからパラメータの実際の値を選択できます。
以前に選択されたコントロールがチェック済み状態で見えます。
現在選択中のリスト内のオプションはハイライト表示されます。
ポップアップメニュー内でいずれかのエントリをクリックすることで、選択が入れ替わり、ポップアップが閉じます。


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Macでのダイレクト入力モードの操作は以下のとおりです。

  図

マルチカラムのポップアップメニューと異なり、ダイレクトモードメニューはシングルカラムでスクロールします。
以前に選択されたコントロールがチェック済み状態では見えません。(現在のOS Xアーキテクチャの仕様です)
Windows版と同様に現在の選択はハイライトされ、クリックするとコントロールが更新され、ポップアップメニューが閉じます。

  図

トグルスイッチ
UniQuestトグルはボタンです。マウスクリックによりオンオフ状態を繰り返します。
全てのトグルスイッチは、マウスカーソルを上に置いた状態でCtrl-Spaceを押すとリセットしてデフォルトに戻すことができます。

  図

ラジオボタングループ
UniQuestのラジオボタングループはグループで単一のパラメータを設定します。
1つのボタン上でマウスクリックすると、残りのボタンは非選択状態となります。
古いラジオの選局ボタンによく似ています。

全てのラジオボタングループは、マウスカーソルを上に置いた状態でCtrl-Spaceを押すとリセットしてデフォルトに戻すことができます。

  図

テキストコントロール
UniQuestのテキストコントロールは、コントロール上でのマウスクリックによってテキスト入力ダイヤログを表示します。
EWI4000sのプリセットエディタでは、プリセット名の変更に使用しています。

  図

MIDIキーボード
UniQuestMIDIキーボードは入力されたMIDIノートをキーの発光によって表示します。
EWI4000sのプリセットエディタでは、LCDディスプレイエリアのプリセット名の近くにあります。


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2.4 プリセットバンクウィンドウ

パッチバンクを開く、または新規作成すると、バンクウィンドウが開きます。

EWI4000sのプリセットバンクのすべてのメモリスペースがこのウィンドウに表示されます。
ダイナミック・タブ・コントロールが、目的のパッチを見つけるためのスクロールを不要なものにします。

バンク再編成のためにプリセットをドラッグ&ドロップできます。
選択されたプリセットはどれでもEWI4000sのエディットバッファ(一時記憶メモリ)に即ダウンロードできますので、リアルタイムに試聴できます。
バンク全体をEWI4000sのフラッシュメモリに転送するには、ボタンをクリックするだけです。

ボタンをクリックすると、バンクウィンドウが分割します。
すると、右側のほとんどの領域は、このドキュメントの前章で説明したプリセットエディタとなります。
これによりバンク内の各プリセット間を移動して、現在選択中のプリセットをリアルタイムでエディットできます。


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2.4.1 バンクウィンドウのテキストファイルへのエクスポート

UniQuest for EWI4000sはデジタルオーディオワークステーション(DAW)ソフトウェアのようには操作できませんが、
DAWプログラムと一緒に使用したり、EWI4000sのプリセットをUniQuestを所有していない他のEWI4000sユーザと共有するための強力なプリセット書き出し機能を持っています。

これらの機能はバンクエディタウィンドウの下図の部分を右クリック(Windows)かAlt-Click(Mac)すると使用できます。

  図

‘Save Akai Pro EWI 4000s Preset Bank As...’を選択すると、保存ダイヤログが表示されます。
このダイヤログで多くの有用なフォーマット(ネイティブな拡張子.Bnkを除く)で保存できます。

  図

SMF: スタンダードMIDIファイルをエクスポートします。
ほとんどのシーケンサで扱うことができ、接続されたどのEWI4000sにもバンクを戻すことができます。

MIDIX: スタンダードMIDIXファイルをエクスポートします。
このフォーマットをサポートしているMIDIユーティリティーを使用して、どのEWI4000sにもバンクを戻すことができます。

Bank Names as Text: タブ区切りテキストファイル(表計算プログラムやデータベースプログラムへのインポート向き)か、
マルチラインテキストファイル(ワープロへのインポート向き)をエクスポートします。

Cake Names: Cakewalk nameフォーマットのファイルをエクスポートします。
CakewalkとSonarの全バージョンで使用できます。
これらを特定バージョンのプログラムにインポートする方法は各ソフトウェアのマニュアルを参照ください。

Cubase Names: Cubase nameフォーマットのファイルをエクスポートします。
これらを特定バージョンのプログラムにインポートする方法は各ソフトウェアのマニュアルを参照ください。


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2.5 自動Patch生成ツール

EWI4000sの新しいプリセットを自動的に作り出すために、UniQuestは4つのとても強力なツールを搭載しています。
現在のバンクで、2つ以上の既存のプリセットを選択し、以下のボタンをクリックするだけです。

  図

Mixボタンは、選択された2つ以上のプリセットのパラメータをランダムにピックアップして新しいプリセットのバンクを作成します。
パラメータは選択された各プリセットから均等に抽出されます。
どの新しいプリセットも選択された各プリセットからのランダムな組合わせになります。

  図

Blendボタンは、Mixボタンとほとんど同様に働きますが、各プリセットのデータを、より大げさに集める点が異なります。
従って全体的に、より多くの聴感上の特性を保持しています。

  図

Morphボタンは、2つの元プリセットを使用してプリセット1からプリセット2へモーフィングさせて、新しいプリセットのバンクを作成します。
この機能は2つの既存のプリセット間でどのように名サウンドが得られるのかを試すのに有効です。

  図

Gen4ボタンは、Patch Generator 4ダイヤログを開きます。
これは4つのプリセットを同時に選択したときにのみ使用できます。
Patch Generator 4ダイヤログは選択した4つのプリセットのパラメータをミックスして新しいプリセットのバンクを作成します。
各プリセットのパーセンテージは、下の様にどの位置でマウスをクリックしたかによって決定します。

  図

どちらのケースも、選択された元プリセットから、新しいバンク全体が生成されます。
試聴し、お気に入りを残しておくことで、これらの新しいプリセットをあなたの音楽に採用することができます。


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2.6 Setウィンドウ

プリセット、エディットバッファ、プリセットバンクのようなコンポーネントは分割されたウィンドウでエディットする必要はありません。
UniQuestは複数のSETと呼ばれる複数のデータファイルをアップロードしたり、開いたり、新規作成したりできます。

  図

EWI4000sのプリセットバンク、プリセットエディットバッファ、プリセット01といった全てのメモリスペースの内容がデフォルトSETに現れます。
SETウィンドウを用いて、全コンポーネント間をツリー表示内で移動し、

  図

ボタンを押してエディットできます。
バンクウィンドウと同様に、ウィンドウ内のpatch bank部分ウィンドウにあるEditor Splitボタンを押すことでプリセットは個別に編集できます。

  図

EWI4000sで使用しているときはUniQuestのSET機能は必ずしも必要ではないということを覚えておくことが重要です。この楽器は一般設定編集機能や複数のプリセットバンクを持っていないからです。
EWI4000sがこのような複雑な内部メモリ構造を持っていたとすると、SETは適切な音色管理のための1要素となったでしょう。
EWI4000sのバックアップ、音色エディットにはプリセットバンクコンポーネントが必要だと容易にわかるでしょう。


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2.7 Collectionウィンドウ

CollectionウィンドウはEWI4000sの任意のコンポーネントを構造化されいないばらばらの状態で作成、編集するために使用されます。

  図

SET、BANKウィンドウと同様に、コレクションのメンバーを選んでCollectionウィンドウのEditor Splitボタンをクリックすると、Collectionウィンドウは適切なエディタウィンドウを分割表示します。

Collectionに付加されたtime-stampコンポーネントで、どのコレクションもテープデッキと同様に、どの場面であってもアーカイブでき、必要であれば「時間を戻す」ことができます。

Collectionは特定のデータ構造の保存に使用できます。

上の例には3つの個別のプリセットとプリセットバンクがあります。

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2.8 Libraryウィンドウ

BankウィンドウがEWI4000s内部メモリの最大サイズよりも大きくはならないため、UniQuestは容量無制限の仮想ストレージを備えています。Libraryです。

  図

どのライブラリも好みの大きさで作成できますが、単一のタイプのデータしか保存できません:
これはEWI4000sのプリセットライブラリ作成に最適です。
Libraryウィンドウはあなたが蓄えた音色データをスタンバイさせておくためのメンテナンス・編集ツールを持っています。
例を示します。
EWI4000sファクトリープリセットバンクの全ての内容が、1回のドラッグ&ドロップでDefault Setウィンドウからプリセットエディタバッファライブラリに加えられます。

Libraryは極端に大きく作成することも可能ですので、Libraryウィンドウは任意の6種類までのキーワード検索が可能です。

  図

ボタンを押すとクエリーダイヤログが表示されます。

  図

上の例では、クエリーダイヤログが、プリセット名に‘brass’という文字列を含み、‘Tuba’または‘Trumpet’というキーワードをもったプリセットを検索するために設定されています。


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検索結果が出力されます。

  図

この検索により重複した結果が帰ってきたことがわかります。
重複を避けるために検索結果に対する新しいクエリーを実行することができます。
クエリーダイヤログの‘Duplicates’オプションをチェックしてもう一度ボタンを押します。

新しい検索結果はこうです。

  図

‘Duplicates’オプションは、実際には各プリセットのデータ・バイトをを比較して重複したコピーのうちの一つだけを表示します。…自分自身が信じられなかったときにとても使えるツールです。
ライブラリが未だにオリジナルの全プリセットを持っていることに着目してください。
クエリーは該当しないプリセットを単純に隠しているだけです。
全エントリを表示するためにライブラリをリセットするには、

  図

ボタンを押してください

1つのLibraryウィンドウから名前や、UniQuestがライブラリの全エントリに対して自動的に付与したキーによって検索できます。
どのパッチもmix,、blend,、morph、Gen4と同様にクリックして自由に試すことができます。


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2.9 ウィンドウ間のプリセットの移動

プリセットはUniQuestで開いたどのエディタウィンドウにも簡単に移動できます。
移動元プリセットがバンクウィンドウにあるほとんどのケースでは、エントリを新しい場所(例えば別のBANKウィンドウ、Libraryウィンドウ、collectionウィンドウ、プリセットエディタ)にドラッグ&ドロップするだけです。

しかし、移動元プリセットがあるopen preset editorエディタウィンドウにある場合は、ドラッグ&ドロップするだけではうまく行きません。
この場合は、open preset editorエディタウィンドウ上でAltキーを押しながらクリック((Alt-Click)しなくてはなりません。
その後Altキーから手を離してプリセットデータを移動下から移動先にドラッグ&ドロップします。

2.10 ‘Update Patch on Activate’オプション

UniQuest for EWI4000sが最初にインストールされたとき、Update Patch on Activateオプションは有効になっています。
この初期設定は複数のエディタウィンドウが開いているときにどのようにプログラムがEWIと通信を行うかを設定します。

シナリオ:

  図

図では4つのウィンドウが開いており、それぞれが異なったプリセットをエディットしています。
FAT SAWプリセットのウィンドウが現在フォーカスされて(エディット用に選択されて)いる状況で、

このプリセットをEWI4000sのエディットバッファに収めたいと思うはずです。
そうすればこの音色をエディット作業をしながら聴くことができるからです。

‘Update Patch on Activate’オプション有効時は、これら4つのウィンドウのどれにでも切り替えでき、常に現在のウィンドウのデータがEWI4000sにロードされたか確認することが可能です。
UniQuestはウィンドウの切り替え時にデータを楽器に転送するからです。

上の状況では、ウィンドウを選択することは、エディット中のFAT SAWプリセットを自動的にEWI4000sのエディットバッファに送ることと同じ意味を持ちます。
その後Collectionウィンドウを選んだとすると、このウィンドウの現在の選択(SAW+5)はEWIの中にあるFAT SAWと入れ替わります。
そしてcollection editorで行ったすべての変更結果を試聴できます。

同様に、その後エディットのためにBankウィンドウを選んだとすると、
現在の選択このウィンドウの現在の選択(BRIGHT SYNTH)はEWIの中にあるSAW+5と入れ替わります。

個々のプリセットデータをUniQuestとEWI間で迅速にやり取りすることができますので、Update Patch on Activateオプションの初期設定はイネーブルのままにしておくのがベストです。


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2.11 ‘MIDI Thru’機能

デフォルトではUniQuestのMIDI Thruはオフになっています。
しかし、外部のシンセサイザーやサンプラーとレイヤーしたEWIサウンドを作りたければ、
この機能を使用可能にしなくてはなりません。

MIDI Thru機能を使用する前に、コンピュータが外部の楽器をUniQuestに接続するための2つめのMIDIポートを持っていることを確認しなくてはなりません。
EWI4000s、コンピュータ、外部のシンセ・サンプラーをこのアプリケーションにどのように接続しなくてはならないかを示します:

  図

外部のシンセ・サンプラーがUSB Midi機能を持っていれば、USBケーブルとその楽器に付属のMIDIドライバーのインストールだけで簡単に楽器をコンピュータと接続できることに着目してください。

外部のシンセ・サンプラーを接続したら、UniQuest for EWI 4000sが外部デバイスが接続されたMIDIポートを使用するように設定されているか確認しなくてはなりません。
MIDI → MIDI in Ports...
MIDI → Midi Out Ports..
それぞれのダイヤログで既にEWI4000sとの接続用のポートに追加して選択してください。


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次に、UniQuestの初期設定ダイヤログを開きます。
(Macの場合:UniQuest for Akai EWI4000s → Preferences / Windowsの場合:Options → Preferences)
ダイヤログのMIDIタブを選択します。

  図

MIDI Thruをオンにして、MIDI Thru信号を出力するMIDIポートを選択します。
この選択は外部のシンセ・サンプラーを接続したポートでなくてはなりません。

<注意>
EWI4000sがすでに使用しているものと同じポートを選択 ”しない” でください。
MIDIループや、EWI4000sシンセサイザーのノート出力を半分にカットしてしまう原因となります。

デフォルトでこの状況を経験した場合、もしUniQuestと一緒に外部デバイスを使用しないのなら、MIDI Thru機能はオフをしてください。

正しい出力ポートがMidi Port Outコントロールに表示されない場合、UniQuestと一緒に使用する外部デバイスのMIDIポート(図の上の方)のドライバが正しくインストールされていない可能性があります。
MIDIインターフェースか外部デバイスのドライバを参照してください。
(USB MIDIの場合は)インストール手順通りに正しくインストールしてもう一度やり直してください。

正しく設定された場合は、次のようなMIDIコントロールフローとなります:


EWI4000sが吐き出すNoteその他のMIDIパフォーマンスデータがエディタに入力され、EWI4000sとともに演奏する外部のシンセ・サンプラーにパススルーするよう表示されます。
ソフトウェアGUIで行われる全エディットは一般的なMIDI SysExとNRPNデータを出力しますが、EWI 4000sのみに送られます。


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2.12 他のコンピュータとのデータのやり取り

UniQuestで作成されたPreset、Bank、Setデータを他のコンピュータとの間でやり取りする際に注意すべき点があります。
これらのファイルをMacやPC間で電子メールで送受信しようとしたときには、次のような点に注意してください。

Windows 2000およびXPでは、ファイルにデータが含まれていること表すため、そしてファイルがダブルクリック等された時にどのアプリケーションを起動すべきかOSが判断するためにファイル拡張子が使われています。

UniQuest for EWI4000sは次の拡張子を使用しています。
.Mem - プリセットエディットバッファ
.Prs - 個々のプリセット(内部バンクから)
.Bnk - プリセットバンク
.SQS - Setファイル
.SQC - Collectionファイル
.SQL - Libraryファイル

ここにリストされたファイル拡張子はMac OS X版のUniQuestでも使用されますが、もう説明の必要もないでしょうがこれで全てではありません。

Mac OS Xはファイルがダブルクリック等された時に必要な情報を埋め込まれたFile TypeおよびFile Creator属性に依存しています。
UniQuest for EWI 4000sは次のファイルタイプとクリエータ属性を使用しています。

DATA TYPE CREATOR
Preset Edit Buffer SQDA SQUQ
Individual Preset SQDA SQUQ
Preset Bank SQDA SQUQ
Set File SQST SQUQ
Collection File SQDB SQUQ
Library File SQLB SQUQ

<注意>
PC版UniQuestで、上記のいずれのデータファイルを作った場合にも、
これらの属性を持っていません。(Windowsはこれらをサポートしていません)
結果として、UniQuestのMac版はファイルをオープンできません。…それらはファイルダイヤログではグレーの透過表示となります。
そのうえ、上記のいずれかのデータファイルをそのまま電子メールに添付した場合は、ファイルタイプとクリエータ属性が欠落してしまいます。…Macで作ったものであっても!
電子メール問題の解決策は簡単です:
Mac版のUniQuestデータは全て添付する前にzip圧縮やbinhex圧縮することを心掛け、常にOS Xの載ったMacで解凍すれば良いだけです。
MacでもWindowsでもこの方法でデータのやり取りが行えるでしょう。

PCで作成したUniQuestデータをMac用に変換することはもっと困難です:
現状、Mac OS Xの”Get Info(情報を見る)”は、これらのファイル属性を見ることも設定することもできません。
もしOSX TigerのMacであれば、Automatorを使用する方法があります。
その他の場合は、コンバージョンにはサードパーティーのユーティリティ・ソフトウェアが必要です。

次のパラグラフではOSX TigerのAutomatorアプリケーションを使用したコンバージョン方法について説明します。


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Mac OSXのAutomatorユーティリティはPCで作成されたUniQuestファイルのコンバートに使用できます。

必要となるもの:
. Mac OSX Tiger (Automatorを含んでいます)
. The Change File Type and Creator Action(www.apple.com/downloads/macosx/automator/changefiletypeandcreator.htmlより)

URLが変更されている場合は、www.apple.com/downloads/macosx/automator/で‘Change File Type and Creator’を探してダウンロードする必要があります。

次のワークフローが http://www.psicraft.com/Files/AkaiPro/Automator%20Actions.zip からダウンロードできます。
最初のステップはAutomatorに‘Change File Type and Creator’ Actionをインストールすることです。
Actionはオーディオ・プラグインです:
Automatorをさまざまなタスク対応に拡張します。

次に、‘Automator Actions.zip’をデスクトップにダウンロードして解凍します。
アーカイブの中には4つのワークフローがあります。
 ・Set PC Collection
 ・Set PC Preset and Bank
 ・Set PC Set
 ・Set PC Library
Automatorで各ファイルを開いたら、各データのコンバートの準備ができ、タイプ、クリエータ属性を正しく設定することができます。

プリセットやバンクはUniQuest for EWI4000sが提供する最も共通性の高いデータファイルですから、図例で説明します。

  図

‘Set PC Preset and Bank’ワークフローを開くと、上のダイヤログが表示されます。
‘Run’ボタンをクリックするだけでワークフローがスタートします。

<注意>
‘Change File Type and Creator’ Actionの‘Select file’ボタンをクリックしないでください。
これはワークフローを変更するときのみに使用しますので、(クリックすると)もうタイプやクリエータ属性の訂正は行えなくなってしまいます。

Runボタンを押すと、Automatorはワークフローにある最初のactionである‘Ask for Finder Items’を実行します。
これによってファイル選択ダイヤログが表示され、そこにはUniQuest for EWI 4000sによって保存されたプリセットデータやバンクデータのデフォルトフォルダが選択されています:


44/44

まとめ

  図

上の図では、タイプ、クリエータ属性を正しく設定された既に3種類のバンクファイルが存在します。
(bankアイコンが表示されています)

上の2つのバンクファイル(図中で選択されています)は、属性が正しく設定されていません。
これらのアイコン(空白のアイコン)がその事実を反映しています。

‘Choose’をクリックするとワークフローが続行し、選択されたファイルの属性を訂正します。
Automatorが‘Workflow Execution Completed’と表示したら、ファイルはMac版UniQuestでオープン可能になります。

ワークフローが完了した後のファインダー画面:

  図

処理後のバンクファイルは正しいアイコンとドキュメントタイプで表示されます。

3.0 まとめ

UniQuest for EWI4000sクイックスタートについてまとめます。
インストレーションCDにあるMidi Quest XL完全版のPDFオーナーズマニュアルを読破すれば、UniQuestのより深い能力をマスターする手助けとなると思います。
この革新的で独創的な音楽ソフトウェアによって、あなたの音楽が豊かになり、高まることを望みます。
また、クイックスタートを読破いただいたことを感謝したいと思います。
ここで得た知識はあなたを助けることでしょう。


原文:UniQuestEWI40001.03.pdf

翻訳:Kuniさん / HP化:JWSA(Kirino) / 2006.4.15作成 2006.4.17最終改訂


●UniQuest ver.1.0 Manual 日本語訳(簡易版)

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