因島原町 薬師寺一日四国

ここでの内容は個人的な感想であり、効果・効能を示すものでありません。

 

【2014年6月現在】

およそのルートを示す。急傾斜地は細かくジグザグの坂になっている。コース上には日陰がないので、帽子をかぶるなど日光対策をしておく。

生口島山林火災後の植林で道が整備され直されたようで、道自体は歩きやすいはずと思うが、私が行った時には雑草がかなり生い茂っているところが数ヶ所あり、普通ならそこで引き返したくなるところが何ヶ所かあった。鎌を手にしての進軍も考えておく必要があるかもしれない。


薬師寺正門。寺の正面に20台くらいの駐車場がある。

 

本堂左、大師堂との間の奥に一日四国の一番がある。左が観音様で、焼けこげたあとがある。右の手前が八十八ヶ所に現在おかれている観音様の代表的な舟形光背で、その奥にあるのが代表的なお大師さんの像。お大師さんの手前の舟形光背は撮影のジャマであるが、勝手に移動してはまずいと思ったので、安置されているままの状態で撮った。

 

 

すぐ近く、寺の裏門側に「一日四国道」の道標がある。

 

寺を出てすぐのところに「一日四国八十八ヶ所霊場」の道標。

 

これは三番。屋根瓦がついた小さなお堂に観音様とお大師さんの像が祀られている。おそらく八十八ヶ所創建当時は八十八ヶ所全部がこのようなお堂であったのかと思われる。

 

途中に西国三十三観音も設置されている。こちらはこじんまりとまとまって配置されているので、気軽にお参りできる。

 

順不同でお堂の様々なタイプの一部を紹介。お大師さんの像の台座には寄進したと思われる人の名前が彫ってあり、推測であるが、生口島山林火災で焼失したあと、それぞれの寄進者が個々にお堂を整備したものと思われる。下の写真のブロック作りは簡易なように思われるかもしれないが、このお堂が置かれている場所が凄い。その労がしのばれる。

 

 

お堂がないものも少なくない。

 

欄間があるお堂。

 

 

ここからはパノラマ写真。 見晴らしはともかく素晴らしい。展望が開けた良い場所が何ヶ所もある。冬であれば遠く四国山脈が阿蘇の外輪山のように広がっているのではないだろうか。冬にもう一度来てみようかと思う。