右手の爪と指の位置

ここでの内容は個人的な感想であり、

効果や効能を示すものでありません。


私の右手の親指の位置は、下の写真のように

 

 

 

親指が人差し指より内側にきて弦を弾いていることが多い。

 

クラシックギターのように、人差し指から小指は弦に直角に、親指は弦に平行に当てるのが理想ではあるが、よんどころない事情により、こんな指の位置になっている。

 

親指にサムピックをはめて弾いている時は、

 

 

いくらか理想に近づいてはいる。

 

何故こんな仕儀になっているのかというと、それは「巻き爪」が第1の原因である。

 

「巻き爪」になっている人は少なくはないようである。私の場合、手術を要するほどひどい状態ではないにしろ、爪の両端は70度前後に丸まっている。

この状態で親指を弦に平行に当てるようにすると、すっぽりと弦が爪の端に引っかかってしまう。

 

そうならないように、爪の巻きがないあたりで弦に当てようとするなら、ギターのトッププレートに対して45度近く親指を起こさなければならない。

 

私の親指にはもう一つ特徴があって、爪が40度近く、上を向いている。

このように指先が反っている人は、YouTubeでは少なからず見かける。

 

 

第一関節をまっすぐに伸ばした状態

 

伸ばした指と同じ角度に爪を保とうとした状態

 

第一関節から先を普通に伸ばした状態

 

弦に平行になるように第一関節を曲げた状態だと

親指付け根の開き(人差し指との角度)は限界の位置に近い。

つまりこの位置では親指はスムーズに動かない。

 

私の爪は薄く、割れたり欠けたりしやすい。

それで以前は爪を伸ばすことをあきらめていたが、一昨年、自分に合う良い方法が見つかり、それからは伸ばしている。

 

その方法とはマニュキュアを爪の先に塗ること。

マニュキュアを塗れば爪がいくらか割れたり欠けたりしにくくなることは高校時代から知っていたが、爪がピカピカ光るのは嫌で、敬遠していた。

 

マニュキュアを塗るようになったのは、爪の先の数ミリだけ塗れば、効果があるということが分かったので。爪が皮膚に密着しているところは元々、割れたり欠けたりしにくいから、そこには塗る必要がない。

テカテカ光るのは爪の先だけですむ。

 

また、何かあれば、マニュキュアの除光液(リムーバー)で、すぐにマニュキュアを溶かして取り除くことができると分かったこと。ティッシュに除光液を含ませ、それをマニュキュアを塗った部分に当てると10秒とかからず取れる。

ちなみに使っている除光液にはホホバ油配合(保湿成分)とある。

 

塗る場合、まずは爪の先端の縁(ふち)だけ、手のひら側を自分に向けて、塗る。

 

 

そしてすぐに、手の甲側を自分に向けて、爪の先端数ミリを塗る。

 

 

私の場合は重ね塗りはしない。刷毛に気持ち多めに液を含ませ、1回さっと塗るだけ。

これで割れとか欠けには十分効果があった。

 

ギターを弾いたり、何日もそのままにしておくと、いつのまにかマニュキュアが薄くなってくる。

その時も重ね塗りはせず、除光液でマニュキュアをきれいに取り除き、それからさっと塗っている。

 

また爪を切る時も、マニュキュアはきれいに取り除いてから切っている。

 

除光液でマニュキュアがなかなか取れないのであれば、始めから塗る気にはならなかったが、実に短時間でさっと取り除けるのが良い。

 

 

私の右手の指の爪の切り方。

 

私の場合、指と弦との角度がクラシックギターのような直角ではなく、45度くらい(時にはもっとフラット)になることが多いので、人差指〜薬指は右側に、親指は左側に爪先の曲線のピークがくるように切っている。

 

 

この時に重要なのが、図で「角度」と書いたところの角度。これが図に向かって水平に近づくと、音が丸みを帯びてきて、さらに水平に近くすると音が出にくくなる。

なるべくは角度を大きくした方がよい音が出やすいが、かといって角度をつけすぎると爪先が細くなり、割れたり折れたりしやすくなる。私の爪は薄爪なので、細くならないようにすることにも気を使う。