Kanonシナリオ徹底解釈!
〜奇跡の起し手は誰だ!〜


さて、前回は私の感想のみでしたが、今回はKanonの本質、各シナリオの解釈 とその奇跡の起し手について、ネットの皆さんの意見を参考にした上での 私の意見を発表したいと考えております・・・。 尚、題が題のため超ネタバレ全開(何)です。 ご注意下さい。

  1. 月宮 あゆ

    まずはあゆです。奇跡の起し手は問題ありませんね。あゆです。 こういう物を書くので、先入観は捨て、すべて「本当か?」という目で見てきたのですが、 この奇跡はあゆです。祐一の思いも関わってきているかも知れませんね。探し物が・・・。
    そうです。一つなんですが・・・あゆは7年前、死んだわけではないですよ?そういう 解釈をまれにされる方がいるそうなので・・・。「死んでしまって、生き返った」 というのはまずいでしょう。墓からあゆが出てくるというのは・・・こわいです。 あゆは7年前の事件で植物状態になってしまったんですね。これなら、現実世界にも あることなので、意識が戻ったというのも納得できます。でも、それなら あの「日溜まりの街」でみたあゆは一体・・・。なんですが、あれはいわば 生き霊なのでしょうか・・・?ここらへんは断定できません。どのシナリオでも 出てきますし・・・。私はあゆシナリオを一番にやったので良かったのですが、 他の人のシナリオの最後近くに、あゆが「探し物は見つかったから、もう来ないと思う・・・」 というようなことをいいますよね。あゆシナリオを終わらせていなかった方は、 「へー、良かったじゃん」と思ったかもしれません。ですがあとで驚いたことでしょうね。
    しかしあれですね・・・「7年前植物状態に陥った少女が、探し物を見つけ、記憶を取り戻す」 という話なのですが・・・泣けますね・・・どうしようもなく・・・はぁ・・・うぐぅ(笑)

  2. 水瀬 名雪

    このシナリオは・・・あまり解釈や奇跡と言ったものは・・・な話ですね。
    私の勝手な思いですが、7年前から祐一を一番想っていたのは、 名雪では無いでしょうか(祐一はあゆなんでしょうが)だから 、その想いが報われて本当によかったと思っています(あゆもですけどね)
    あゆは7年間、意識の無いまま過ごしました。これは悲しい し辛いことです。ですが、7年間祐一を想い続けてきた名雪も辛かったことでしょう・・・。 手紙は無視されますし(笑)しかしこれは祐一を責めるわけにはいきませんが・・・。 秋子さんも無事でしたし。めでたしです。

  3. 沢渡 真琴

    このシナリオは、一番わかりにくいでしょう。「結局真琴はどーなったんじゃ!」 とか思ってしまいますしね(笑)
    私はきっと、最後に天野のいう「もし、一つだけ願いがかなえられるとしたらなにを お願いしますか?」のあとに(祐一の答えにもよりますが、答えは一つですよね?) きっと生き返ったのでしょうと思っています。
    では、何故生き返るか。
    あゆの奇跡と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、シナリオを書いた方は、 それは否定されているそうです。 ここで(多分)キーポイントになるのが「ぴろ」の存在です。 余計な説明を省くと、「ぴろは真琴のお母さんだったんじゃないのか」疑惑 が浮かんでいるのです。
    理由はと言うと・・・
    1. ぴろは常に真琴のそばを離れていない。
    2. が、一度だけ水瀬家から離れている・・・それは、真琴が劣え始めた後のこと・・・真琴の努力を見た ぴろが、妖狐に頼みに行ったとは考えられないだろうか・・・?

    以上です。特に三番です(笑)
    このような経緯で、もしかしたら真琴は生き返ったんじゃないか?と考えております。
    何か意見などありましたら教えて下さい。

  4. 美坂 栞

    このシナリオは・・・やはりあゆが奇跡を起したのでしょうね・・・。インターネット上 ではほとんどそのような解釈がされているようですし・・・。「奇跡は起こらないから、奇跡って言う」 訳なのですが・・・だったら誰かが「起した」とは考られられないでしょうか。これは 完璧な自説で・・・かなり気に入っています(笑)栞に文句を言う訳ではないのですが、 あきらめてはいけないと思うのです(ただあきらめていたわけではなく、もちろんそれなりの 理由が有るのですが)そこであゆの登場ということですね。「起こらない」 から「起した」。自分を犠牲にして。どうでしょうか。
    よくSSに、あゆが幸せな栞を見て、「何故自分は・・・」と思ってしまう。というようなものが よくあります。本当の所どうなのでしょうね。あゆの気持ちは。

  5. 川澄 舞

    最後はこの人です。何故かギャルゲーによくあるオカルトネタ・・・と馬鹿にしていると 斬られてしまうのでしょうね(笑)
    このシナリオは資料を参考に・・・
    昔、病気の母を救った時点では、舞は自分の力を愛していました、しかし、ある時点から、 こんな力が有るばかりに「お母さんと私は・・・」と考えるようになって、 その力を敵視し、解き放ったんですね。それが魔物となり、思い出の場所に徘徊する ことになります。でもそれらはいつだって舞の中に戻りたかったんです。 でも、彼女たちは暴力を振るうことでしか伝達の法を知らなかった。そして、 祐一はボロボロになってその訴えをききいれた。”彼女達”は、祐一に すがるしかなかったんです。祐一は、唯一、彼女自身と彼女の力を愛せる 存在だったからです。そしてそれを祐一は舞に伝え、舞は10年のときを経て 受け入れることができた。魔物だった力も、もとを正せば、親を助けた。つまり 、命を助ける為に生まれてきたちからなわけですから、それを受け入れたってことは・・・(エンターブレイン、Kanon ヴィジュアルファンブックより)
    奇跡は舞自身が起こした、と言う訳なのですね。祐一のおかげでも有るかもしれません。


どうでしたか?いろいろなものを参考にして考えてみた訳ですが・・・賛成でも反対でもいいので 、何か意見を書いて行って下さると嬉しいです。

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