Essay


第十回:僕を変えた人たち

記念すべき十回目と言うことで、今回は人物特集にしてみようと思う。
オフでお世話になっているTACさんについては以前日記で書いたので、今回はネット上で僕を変えた人々を紹介することにする。
まあ、一人目はなんと言ってもミートさんである。僕がミートさんに出会ったのは『メヌエット』というサイトのチャットでであった。
当時華風を名乗っていたTACさんの案内で初めてチャットに言った僕に、その頃の新作(ビッグブリッジの死闘だったと思う)とか、MIDIの存在を教え(TACさんも教えてくれたけれど)、その後もいろいろと世話を焼いてくださったのがミートさんなのである。
たとえばバナーなどはほとんどがミートさんの手によるものである。ふむ。お世話になってる。
で、HPも立ち上げ、てきとーシーケンサだけでなくCherryでピッチベントもいじれるようになったあたり(ショボイけど、当時の僕にとっては大きな進歩だった)から、ミートさんは僕の中で『追いつきたい目標』になったのだけれど、その後、僕はもっと音楽的に衝撃を受ける人物と出会うことになったのであった。
それが羽流さんである(後にbal→浩に)。
確かに浩さんが外部音源を使っているというのも衝撃だったのだろうけれど、僕は本当にカルチャーショックを受けた。多分最初に聴いたのは『シャドウのテーマ』のアレンジ『Shadow -sad blues-』だったと思う。さっき検索してファイルを掘り出して聴いてみたけれど、やっぱりすごいと思う。たとえば今僕が浩さんの使っている外部音源、SC-88proの最上位機種SC-8850を与えられたとしても、僕は到底当時の浩さんにでさえかなわないだろう。そもそも、「使いやすいけど、ほかのに比べて音が薄い」といわれるSC-88proを使いこなしている時点ですごいのだ。SC-88proは、それだけ如実に腕の差が出る。
なにやらさっきからベタ褒めだが、浩さんはちゃんと結果も出している。ミートさんのHP『ENDLESS SKY』で開催されたMIDIコンテストでは、二曲とも決勝トーナメントに進出し、『Lavos』は準優勝である。
なんか宣伝までしてしまって、僕はまるで信者なのだけれど、僕が浩さんを尊敬する理由にはその人柄もある。
そもそも、僕がいつでもどこでもネット上では敬語なのは、以前浩さんのHPに、『礼儀正しくない人間は嫌い』みたいなことが書いてあったからである。おかげで、たまにチャットでは女性と間違えられる。
加えて、この前僕のHPの掲示板を見直して気付いたんだけれど、何かにつけて書き込んでくれているのも浩さんなのである。ほんと、お世話になっている。

今僕は、僕が浩さんのオリジナル曲の中で一番好きな『冬列車』のアレンジに取り掛かっている。珍しく、真面目である。来月にはアップできる予定だ。
最後に、僕が浩さんの手がけた曲の中でお勧めのものを記しておく、是非聴いていただきたい(ほんとは全部だけど)
『冬列車』『Traveler』『yoyo』……それと……『SEVEN-Arrange medore-』(笑)


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