伎楽舎
作詩/瀬戸口修
作曲/瀬戸口修
編曲/野村豊


ちょいと気負ってみせると
風あたりが強くなるから
じっと息をひそめて淋しいかくれんぼ
みせかけの倖せを 自分にいいきかせて
ひとつ年をとる毎に だんだん臆病になってくる

ここは千歳船橋 学生達の街
酒を呑んでは やたらと正義を振りまわす
思い上った位の 言葉が欲しいよね
胸を突き上げてくる 震えるような夢が欲しいよね

若さっていう奴は ちょっと優し過ぎる事
優しさをはき違えて 自分を傷付けちまう事
夢を見ようにも 前がない後がない
追いつめられた心は
孤独の壁を築いて閉じ込もる

何をやりたいのだろう
それすらも分らずに
時の流れの中に 埋もれてしまいそう
だけど時は確かに 闇に向って流れてる
笑い飛ばしてしまう事で
誰もが気付かぬ振りをするのだろうか

外は木枯し 何処へ行ったって
ニヒリズムって奴が 吹き荒れているんだ
心が寒くなったら 伎楽舎へおいで
心の暖まる 夢でもひとつかかえてね

時は変れども 変らないのは人ばかり
今日も今日も何処かで 誰かが泣き笑い
淋しくなったら 伎楽舎へおいで
あんたの好きな ウィスキーを一本かかえてね
 
 
 
瀬戸口 修
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