■過去イベントレポート■

今までに開催したイベントのレポートです。
データ容量の関係で画像は割愛させて頂いております。


JVA関西有志プロデュース
ジャズヴァイブ・クリニック in 大阪

日時:2004年10月6日(水)午後7時30分〜
会場:大阪・福島区STUDIO NECO

長らくあたためていた企画がついに実現。期待を胸にわくわくしていた当日、職場でトラブルが発生!幹事の私ひとりが集合時間に遅れ、ご迷惑をおかけしました。

今回はJVA会員4名、一般参加7名の計11名の方にご参加いただきました。
「ジャズは初めてなんです。」という方にも、興味をもっていただけるような内容でした。みなさんにマレットを持参していただきましたが綿巻きの方が意外に多かったようです。赤松さんのお話ではミディアムぐらいがヴァイブにはちょうどいい柔らかさとのことでした。

●ミュート
参加型のクリニックということで、『イパネマの娘』を題材に赤松さんのピアノを伴奏にひとりずつ、サビの部分を演奏。これが・・・むずかしいんですよ。 音がきれいに鳴らせないっ!
ヴァイブ特有の金属の音の伸びが、次の音に重なって濁ってしまう。この問題をクリアするためにはミュートをしていかないといけないんですね。赤松さんの模範演奏のすばやいミュートテクニックに驚きました。詳しくはライブでよーくチェックしてみましょう!!個人的な話ですが、このミュートを極められるかと思いガムラン(インドネシアの民族音楽)を見学しに訪れたのを機に、はまってしまいました。
ガムランでは原始的に鍵盤を一枚ずつ手で触れて消していくんです。
ヴァイブではマレットや手を使うんですね。

●コードスケール
『LA FIESTA』を題材にスパニッシュスケールを使って数名の方に自由に演奏してもらいました。それぞれイメージがあって、いい感じでしたが、コード感をいかしたメロディを作るのって難しいですね。

●インプロヴィゼーション その1
『CHAGA DE SAUDADE』を題材にシンプルなベースラインの伴奏を作り、それに装飾して変化をつけていき、メロディラインも同様にコードの構成音を使って半音の装飾音程で次の小節につないでソロを作ってみよう!という一見簡単そうですが、とっさにはなかなかできません。こんな遊びを毎日続けていったらインプロヴィゼーションがふくらんでくるんですね。2分音符から段々細かくリズムをつけていって・・・
遊びながら練習するっ!これが、楽しく練習するポイントかも知れません。

●ブルース
ジャズはブルースから!と、よく本などに書いてありますがそうなんでしょうか。プロのミュージシャンから人生経験を重ねて、ブルージーさが表現できるようになればいい!という話をされたことがありますが、ブルージーって一体なに??って思いますよね。ヴァイブ奏者のミルト・ジャクソンはひとつの音だけでも、ブルージーでカッコイイですよね。そういえばBluesologyという曲もあったっけ。
ミルト・ジャクソンのFのブルース、『BAGS GROOVE』に挑戦された参加者の方が完コピしてきたのには、本当に本当に驚きました。その努力のかいあって、ばっちりブルースをマスターされていました。キーを変えて、Cのブルースでは自由に楽しそうに演奏されてました。これまた遊び!

●インプロヴィゼーション その2
『INVITATION』を題材に、私が挑戦させていただきました。コード進行とメロディーで使われている音を分析して、次の展開を読みつつインプロヴィゼーションを広げていく。理論のお話の導入でした。ちょっと難しいっ!全体をつかみながら、イメージを作っていけたら、より楽しくなりそうですね。ジャズは深く、おもしろい。

●最後に
赤松さんのソロヴァイブ演奏。
ごめんなさい!美しすぎてうっとり聴き惚れ、曲名を忘れました。そんなこんなであっという間に、充実したクリニックは終わってしまいました。これを機会に音楽を楽しんで創造していけるといいですね。また、第二弾なにかやりましょう。

Reported by Aya, Photo by Akamatsu

第9回オフ会

定禅寺ストリートジャズフェスティバル in Sendai参加

日時:平成16年9月11日(土)〜9月12日(日)
場所:宮城県仙台市定禅寺通り

9月11日
7:30 <所沢駅>
たまチーム集合☆いざ仙台へっ!!6時間という長旅でしたが、それぞれおしゃべりしたり、仮眠をとったり、車内で前々回のオフ会のビデオを見たりと結構快適に過ごしていました♪

13:00 <仙台駅>
途中渋滞になり…予定通りに着けるのか心配でしたが、思っていたより早く到着☆仙台チームのJun-4さん、ギターのSさんと合流して一緒にお昼を食べました♪

14:00 <仙台駅 伊達政宗像前>
ここで電車組み車組み全員集合☆
初対面の方が多かったのですが、QP氏がマレットを振り上げていたので皆さんすぐに分かったそうです♪東京の車チームが少し遅れていた為、数名残して一同会場へ!!

東京チームも無事に到着して、メンバー、楽器が揃い一安心☆前の団体が演奏している間に仙台、たまチームが打ち合わせ。初顔合わせでリハなし本番だったので、皆さん少し不安そうでした。

16:00 <仙台橋本ビル前>
仙台チーム(メンバー:vib.こば-K、Jun-4 cl.K氏 b.Aさん gSさん d.Uさん)
=セットリスト=

1.My Romance
2.Autumn Leaves
3.The Days of Wine & Roses
4.Satin Doll
5.Memories of You
6.On the Sunny Side of Street

この日は気温が低くてめちゃめちゃ寒かったのですが、演奏が始まるとたくさんの方が足を止めて聴いて下さいました♪演奏の方も本当に今日が初顔合わせなの??と思ってしまう位に息が合っていてびっくり!!
こば-Kさんは演奏はもちろんですが、MCがものすごく上手でお客さんをどんどん引き寄せていましたっ!!
Jun-4はなめらかで音色が柔らかくて素敵でしたぁ〜♪ Kさんは今回clで出演されていましたが、とても上手でどちらが本職なんだろう??と思ってしまうほどでした。(笑)今度は是非vibで参加してくださいねっ☆

17:00 
たまチーム(メンバー:vib.N氏、QP、猫里、みーこ perc.PD b.Aさん g.Sさん d.Uさん)
=セットリスト=

1.One Note Samba
2.Someday, My Prince will Come
3.Invitation
4.Watermellon Man
5.Wave
6.A Night in Tunisia

我らの代表Nさん!…しかし、私は緊張のあまり全然聴けませんでした。。
(すみません!!)初心者デュオは最初どうなる事かと思いましたが、なんとか通って良かった!猫里さんはとても難しい曲を演奏されていましたが、初ライブであれだけできるのだからこれからが楽しみです♪
QPさんは息子さんに楽しそうじゃない!と言われたそうで、今回はハッピーな気持ちで演奏されて会場を盛り上げて下さいましたっ☆私、みーこは緊張と寒さでぶるぶる震えながらなんとか演奏。。。
本日最後の曲ではperc、dsソロで大盛り上がり!!Uさんかっこ良かったぁ〜!!
    1日目は大成功で終了!!

18:00
皆で協力してかたづけも早く終わり、一同ホテルへ!!
会場から車で郊外へかなりの距離を走り、細い住宅地の中へ。
道を間違えたのかな?と思っていたら…ありましたっ!!住宅地の中にあきらかに目立っている建物が…。場所は少し変わった所にありましたが、温泉、露天風呂もあるとても綺麗なホテルでした♪

19:30 <ホテル>
夕食
初対面の方が多かったので、一人ずつ自己紹介をしてから宴が始まりました☆色々な方とお話できて楽しかったです♪マニアックな話には入れなかったなぁ…。(笑)

21:00
自由時間
某部屋で今日のビデオ上映&反省会?をしていると聞いたので、女性チームは温泉に入った後おじさま達のお部屋にお邪魔しました!残念ながら上映会は終わっていましたが、マレットや楽器の話などバイブ奏者ならではの話題が盛りだくさんでとっても勉強になりました!!熱い語らいは夜中の2時過ぎまで続きました…。

9月12日

7:00〜9:00 朝食
昨夜が遅かったせいか、皆さん9時ぎりぎりに来ていました。
約一名朝食を取らずに熟睡していたとか…。

9:20
チェックアウトをしてお昼まで自由行動!
私は愛子ちゃん、猫里さんと一緒に仙台駅でお買い物をしてから街をぶらぶら歩いてお茶してましたっ♪

13:00 <牛タン屋>
演奏終了後は皆で集まる時間がないため、打ち上げもかねて皆でお食事♪待っていました!!仙台名物牛タン!!
いつも焼肉屋でみるぺらぺらのヤツではなくて、サイコロステーキ??ってくらいに分厚くてびっくり!!でもとっても柔らかくてめっちゃ美味しかったです☆(>_<)
お腹いっぱい食べちゃいましたぁ〜♪(笑)

14:00 
本日の会場へ移動!準備。今日は気温が暖かくて本当に良かったです♪

15:00 <夏の思い出像前>
松本サル軍団(メンバー:vib.い(父) N.君 voc.T君 p.い(母)b.Aさん d.Uさん perc.べー)
=セットリスト=

1.Reunion Blues
2.Everything
3.Almost Like Being In Love
4.On Green Dolphin Street
5.My Foolish Heart
6.Just Friends
7.Fly Me To The Moon
8.Our Delight

い-パパの素晴らしい演奏でお客さんがどんどん集まり、かわいいTくんの澄んだ歌声、Nくんの華麗な手捌きに観客のおばさまたちはメロメロでした!!
拍手の回数も1番多かったのでは…??
Nくん、Tくんの二人はまだ若いのに、とっても落ち着いて堂々としていたので私も見習わなければと、感心してしまいました!!

東京チーム(メンバー:vib.パパ、Bomber、H澤、愛子 p.い(母) H澤夫人 b.Aさん d.Uさん perc.べー)
=セットリスト=

1.Senor Mouse
2.In a Sentimental Mood
3.Strawberry Pot
4.I Mean You
5.My Little Suede Shose
6.Reverence
7.Fascinating Rhythm

愛子ちゃん&いさん夫人のスーパーデュオ!あんなに難しい曲をいくら完コピとはいっても合わせなしでやるとは…さすがです!!お二人の素晴らしいテクニックと見せる演奏でお客さんは圧倒されていました!!
H澤さんは落ち着いていて、とても丁寧な演奏でした♪ご夫婦の息がピッタリで本当に素晴らしかったです☆お二人のような夫婦になりたいなぁ…。憧れます!!
Bomberお姉さまは明るい性格がそのまま表れていて、聴いてる人皆が楽しくなってしまう演奏でした!!めっちゃ楽しかった〜♪…ただ、マイクの位置が悪くて聞こえづらかったのが残念です。
パパ、Bomberさんのデュオは一度も合わせないでよくできるな〜とただ感心するばかりです。お二人の息もぴったり☆ ベテランSさん(パパ)は落ち着いた、でもファンキーな演奏で感動しましたっ!!ラストのパパ、いさんデュオは、難しい曲を簡単そうに弾いていました。あんなにできたら楽しいだろうな〜。。。

17:00
演奏終了!!
フィナーレではこば-Kさんが代表で参加されますが、最後まで残ると家に着くのが朝になってしまうため、こば-Kさん、Jun-4さんをを残して解散しました!

今回の幹事のJun-4さん、Nさん本当にお疲れ様&有難うございました!!
無事故大成功で終わって本当に良かったですねっ!!
あとお手伝いをしてくださいました、Aさん、Uさん、Sさん、いさん夫人、Hさん夫人、多くの関係者の方々、本当に有難うございました!メンバーの皆さまも本当にお疲れ様でした!!
こんなにたくさんのvib奏者の演奏を生で聴けてとても感激しました!!!
色々なお話もできて本当に楽しかったです♪
また、自分の実力の無さを改めて感じたので、もっともっと練習をして頑張りますので、これからもよろしくお願いします☆

Reported by Miko, Photo by Nonaka & Aiko

東京プチオフ-DVD鑑賞新年会 ---- 『春から美女に囲まれおじさんうっしっしの巻き〜』

日時:平成16年1月4日(日)
場所:東京池袋Opus One〜

段取りの悪さでは定評のある『I幹事』が新年早々急に『新年会やるで〜』との報が。
あんた、そりゃ明日やないけ〜無茶やで〜との声もありましたが、我侭幹事さんの決行の一言で池袋に集合したJVA東京〜埼玉支部会員の有志。

今回は特別ゲストにI氏の早大ダンモ研後輩Vib奏者(楽器はコッス)サモアでサーカスのバックバンドを長くつとめたNさんとやはり、歯科大出身のAS奏者で●セイン似のN氏が急遽強制参加され開催の運びに。当日は本来お休みの池袋オーパスワン様の御好意で会場を貸していただきました。DVDも完備した清潔感溢れる会場は開業して早3年とのことですがグランドピアノはあるはドラムもあるはの充実装備が頼もしいお店です。
おじさん軍団第一団は入店後早くもルービぐいぐい、快調に泥酔ペース?当初の予定ではエミールリチャーズ教則ビデオを通訳のお姉さんを介してまじめに検討ということを考えておりましたが、なんだかまったりした雰囲気のなか、のどかに様々なVib奏者の演奏をDVD鑑賞という流れになり、あまり通訳お姉さんの出番はありませんでした。主な鑑賞項目について若干のコメントをいたしますと、今回の目玉とも思われる『エミールリチ?ズ教則ビデオ』70過ぎなのに若いわ〜。
ミルトジャクソン4の六本木サテンドールのライブ映像から『REv』『Bolivia』でやはり巨匠ならではの安定したパフォーマンスにさすがのため息・・・。
ロイエアーズバンドのイギリスはロニースコットのライブでは怪しいキャラ(?)とともに素晴らしいスピード感を堪能し、Vib奏者としての実力を再認識。
ボビハチ4の『ソルトピーナッツ』『マイフーリッシュハート』ではなるほどなるほどのナュラルサーティーンスのサウンドを体感し、マイクマイニエリ含むアリスタオールスターズのモントルーのライブ映像から若き日のマイク氏の『ラブプレイ』『サラズタッチ』などなどを楽しみました。

今回は若きJVA会員のKさん、通訳のSさんの若き参加を得て少人数ながら充実した時間を過ごすことができましたし、2次会では佐野パパ同級生オーナーの『マイルスカフェ』で若きジャズミュージシャンの卵の演奏を楽しみました。
またこのようなプチオフについて各支部からの御報告もおまちしておりますが

次回はもっと早く連絡しろよ>幹事 
ありゃりゃん へっへ〜いすみまそんではまた宜しく。

Reported by Isatsu

第1回JVA主催Vib Clinic at Fujino

日時:平成15年9月14日(日)/15日(祝)
場所:神奈川県藤野町〜東京国立

YAHOO!FUJINO! 藤野→谷保

レポートは常連S氏と幹事の二元中継でおおくりします。

9月14日(日)
所沢にて幹事とお手伝いくださるPDさん、みーこさん合流。しっかし、国立インター入口で早くも渋滞の渦に。。なんだかやな予感。で、のった途端に相模湖まで16km渋滞の案内が(汗)ただちに、幹事B氏(QPさん)、大井氏、赤松氏に連絡、急遽開始を30分ずらすことに。。
元八王子からはいきなり流れて、なんとか12時に会場着。大慌ての準備となりました。しかし、携帯の便利さを改めて痛感。

そのころ--------
おいおいなんて読むんだよ、とうの?…「ふじの」だって。11時40分のバスまで、約1時間の余裕で藤野駅に着きました。駅前は、日曜日で1軒コンビニ風、雑貨屋だけが繁盛。サンドイッチと牛乳で腹ごしらえ。冷夏の反動で暑いこのごろその対策用にお茶を確保。はやばやと来たバスで待機することにしました。やがて、ああなつかしのBomberとその友人のKさん、そして気がつけば、大阪方面から参加のあやさんが座席に鎮座してます。
やがて、芸術の家へ着き受付のあたりに見慣れたオジサン群がたむろしており、一安心です。最若手は、松本から参加の協会の宝、直哉君。来年中学のまだ6年生です。

スタジオAに大井さんの楽器が運び込まれ、少し押し気味に全体講義が始まりました。プロになりたい人は、手を挙げることになりましたが、あたしゃいまさらで挙げず。挙げる人はいなかったような…。居たらなにかあったのでしょうか??−?のお話、循環コード、音階のことなどございました。前日のゴルフの疲れが出て、個人的には多少もうろうとしてました。

次に、赤松さんのレクチャーが始まりました。私は、自分に無いものに興味を引かれたためか、しばし注目。4本マレットの持ち方は、私の持ち方で正解。ただし、ドラムのテクニックが無いので、左手がうまく行かない恐れあり。マレットは軽いこと。スティックは長めのこと。左手の2本の音は、基本的には3度と7度でしたっけ?ミュートの仕方は興味深かったです。ダンパーを踏んだままマレットで、あるいは手で消音。実際にさせてもらいましたが、タイミングが取れずクリアになりませんでした。単純にコードの構成音が同じでも、その調によって全く違うスケールになるなど短い制約された時間の中で説明は有意義だったと思います。

全体の講義が終わった後、大井さん、赤松さんに分かれクリニックが始まりました。(写真は大井さんクラス)

私は、赤松さんのクラスを希望しました。
課題曲を赤松さんのピアノ伴奏でやらせていただきましたが、これがそのあとの講義の題材になりました。A Girl from Ipanemaのコード進行のうち、半音での変わり目を意識的に強調して演奏することになりました。赤松さんがやられるとコードの輪郭がはっきりしてメロディーがすぐ浮かぶ。ところが、実際やってみるとこれが意外とうまくできない。
左手のコード付けのおそらく基本の基なのでしょうが…。あやさんはブルースを題材にしました。4本マレットを持ってもあまり変わらないとの本人の印象。その後赤松さんの解説。コード付けをすることによりピアノでよく行われるブルーノートを装飾的にヴァイブで入れることができることを実演してくれました。また、コードを左手で付加しながら演奏するとソロ演奏がとても楽しくなることを実演してくれました。少し挑戦してみたい気分になり満足感に満たされました。

さあ、レクチャー、クリニックが終わり懇親バーベキューまでのしばしの間玄関ホールで皆さんと談笑。私は、35年ぶり位ですが井之上さんに再会し思い出話に花が咲きました。また、ご機嫌な気分で赤松さんのCDを購入しました。

講義中の雨も上がり、いよいよ懇親バーベキューとなりました。たくさんの肉、野菜に加え、本日一押しは、酔生さんが打った蕎麦に尽きます。こうして、直哉君も若いおねー様たちと「お間違え」することもなく、無事お開きとなりと相成りました。

私は、Iuさんの超高級外車に埼玉から参加のPDさん、みーこさんの両会員と帰路に着きました。連休中の渋滞とこともあろうかタクシードライバー並の地理感の持ち主が山登りをしてしまい、若干一名少し気分が悪くなりましたが翌日のメールで無事を知り安心しました。その後私は自宅までドライバーと昔話、近況、家族のことなどを語り合いました。時間の経つことを忘れるくらい有意義で楽しい一日となった訳でありまする。

渋滞知らずの宿泊班&ゲスト1名は-------

皆さんを見送った後、BBQ会場のおぢさん(実は本日のMVP)の助けもお借りしてあとかたずけを終え、宿泊の部屋へ。まったり世間話をしたあと、予定の温泉『五感の湯』へ。少し温めの湯で今日の疲れを癒し、明日にそなえる。車の手配までお願いしてしまったYoukaさんありがとね。
その後はいつものヴァイブ談義で大酒盛り大会。つまみがなかったのでQPさんも飲み過ぎずにすみました。

9月15日(月)祝日敬老の日

翌日は意外とみなさん早起きで、8時半にあやさんをお見送り。残ったメンバーは早々に国立へと向かう。
昨日の渋滞がうそのように流れ、あっという間に国立へ。時間も早いので、駅前のスタバで軽く朝食。
その後は自由行動で、お決まりのDiskUnionに行くI氏やなぜかマッサージにしけ込むBomberさん。
再び集合し、いざセッション会場のすえひろ亭へ

再び出戻り参加のS氏レポート------

本日も目指すは聞いたこともない駅名のところ。ヤッホーってなんだ? YAHOO!ヤッフーか?ヤボでなく「やほ」、谷保と言う駅があるのですね。初めて知りました。普段あまり乗ったことのない井の頭線と京王線を乗り継ぎ、これまた読めないブバイガハラ駅(分倍河原)に渋谷から順調に約40分で到着。谷保駅北口に降り立ちました。
一瞬、サングラスを掛けていったので老眼の目に店が見つからず、ようやく右手前方に発見。暗い地下にたどり着きました。オレンジハウスすえひろ亭。
直哉君がビリーズバウンズを終えようと言うところ。見渡せば、Bomber、QPさん、Jun-4さん、I氏親子、幹事と言った面々。ファーストステージが終わる頃とのことで、私に振られ1曲やらせていただいてしばし休憩となりました。
その後、ボーカルの方や、4本マレットのYさんご夫妻が加わりなごやかにセッション。バックバンドは吉田敦トリオ+α。
やがて、ご近所でもある大井さんが登場し、ステラバイスターライトの演奏となりました。最後は、Bomber、QPさんさんのデュオでナウザタイムのリフがとられ外はぴかぴかのいい天気なのに地下の暗い中で元気にセッションを行うことができました。バックバンドの皆さん、お世話様でした。

こうして当協会初の試みの第1回JVA主催「クリニックat Fujino」は大いなる収穫を得ながら発展的にお開きになりました。

Reported By Sano

第8回オフ会"Return to Matsumoto")

日時:平成15年6月21日(土)/22日(日)
場所:長野県北安曇郡豊科

八時ちょうどの〜♪あずさ3号で〜・・・狩人兄弟は信州豊科に向けてしゅっぱ〜つ!約30分後八王子に到着、土曜だから結構乗ってきますね〜などと雑談しているその時、S氏が横腹を突くので見ると驚くべき光景が飛び込んできました。な、なっ、なんとマレットを振りフリ通路を歩いてくる男性の姿が。。。。一瞬、目を疑い、少し躊躇をしたものの、これは紛れもなく新加入のT氏。すぐさま「あの〜、Tさんですよね?」と声をかけて挨拶を交わす。T氏は前日、掲示板に指定がとれないのでひとつ前で行くと書かれていたので、予想外の登場にはビツクリ!しかし、自由席をいったい何車両マレット振りながら歩かれたのか、、、JVAオフ会始まって以来の驚愕の登場シーン。(大汗)

(豊科駅前)運転席以外全部はずした、『伊号』がトリオ・デ・ヴァイブの待つ豊科駅ロータリーにばたばたと現れる。車中、女性軍の姿が見えないが、、、『あ〜、直接来るようです』『ど、やって??どこに??』等と話しているうちにセッション会場『音遊館』に到着。そこには既に3台のヴァイブが。しかし誰もいない。仕方ないので組み立てを開始、しかし終わってもメンバーが揃った様子もない。あれ?幹事も居なくなってる。待つこと1時間半、やっとメンバーも機材も揃い、前日の出口さんカルテットも聴かれた、地元中野市から参加のSSさんとも対面。なかなかジャズに詳しいようです。しかし今度は今回の目玉のエレクトラが音が出ないというハプニング。まあ、ともかく記念撮影をしてセッションに雪崩れ込む。トップはS氏のSuger、お馴染み「松本猿軍団」、N氏、幹事のい氏&S氏のduoと続く。そして終了前には初参加のT氏によるIpanema。う〜ん、上手いじゃないっすか〜! そのころやっと車でE嬢の到着だが時間切れで、残念ながらSSさんとE嬢の演奏は聴くことはできなかった。なんだか盛り上がりに欠けるセッションにはなってしまいましたが、次回はSSさんも是非参加くださいね。

地元タウン誌のインタビューを受ける幹事をほって、日も明るいうちではあるが、Kinyaさんの車で前回と同じ温泉へ。温泉では外にある足湯で地元の元ギャルと世間話でコミュニケーションする、JVAおやぢ達。
その後、宿泊先のオステリアミンゴスへ。ここで再度、幹事、バンドメンバー、E嬢と合流しディナータイム、引き続き今回の目玉『マレット捲き講座』がはじまる。講師はお馴染みの四撥捲男さん。アルコールも入ってウルサイ生徒を前にエセ●ッドヴァイブ作りのはじまり。うーん、たいして違いないじゃんと考えていたがあるコツってのが味噌でした。(詳しくはマレットページに近日公開)・・・就寝(おやすみなさい)

翌日は、早く帰京されるT氏を送ったあと、狩人兄弟はデンタルクリニックへ。前回は度胆を抜かれて十分、見ることができなかったが今回は、じっくり所蔵盤も拝見、試聴も。でも改めてこのコレクションの凄さには感動します。締めくくりは、信州といえばやっぱり蕎麦。今回はジモティ御用達の10割り蕎麦を堪能し、車中の人となった兄弟でした。(いさん御馳走様でした。)

reported by Nocci

第7回オフ会(JVA2002年忘年会西麻布オフ会)

日時 平成14年12月7日(土曜日)
場所 東京西麻布Misty

グリ酔いオヤジとゲーセンボーイがお届けする〜JVA2002年忘年会西麻布オフ会レポート。せっかくなので火曜サスペンス劇場風のタイトルでお届けします。

『なぜボクはココにいるの?パパ、東京のゲームセンターにはいつ行けるの?胸を打つ心の叫び!  生き馬の目を抜く東京の年末に上京した泥酔親父と子の絆はいかに?年末親子珍道中。』

さて、そろそろ世の中でも先生は走る!御歳暮を積んだ宅配便も走る!忙しい十二月。西麻布『Misty』にてJVAの忘年オフ会が開催されました。レポート担当の私、当日午前中で仕事を切り上げ、最年少会員の息子と豊科経由で松本より特急あずさに乗り込みましたが、乗継ぎの関係で時間を持て余し、早くも松本駅前でカルーくルービなんぞを。息子はママの目の光らぬところで普段禁止されてるコロコロコミックなんぞをゲット。車中ビールと漫画でだらだらりーんとした3時間が過ぎ無事新宿へ、そして地下鉄で目指す会場西麻布『Misty』へ。この時点でレポーターの酩酊度は+2。頭の中に霧がかかりはじめています。会場へ着くと店内には幹事の小曽戸博士が当日のリズム隊のメンバーと談笑中。

当日は会員ライブ、会社忘年会等と重なり、集まり具合はまちまちゆえ、まずは小曽戸幹事のホームグランドということもあり、余裕のプレイからスタート。マレット博士自作のプラスチック軸のマレットでよく歌う独自の3本マレットの芸風は健在。レポーターは店内で快調にビールをオーダーし酩酊度+4。4月のオフ会以来の内山さん登場。前回はわけのわからないオヤジギャグの嵐に意識を失い、その後の足取りが心配されていましたが、ここで見事JVA初デビュー曲『Blue Bossa』を披露。ギターの西村さんにアイコンタクトもバッチリの、ものおじしないステージマナーはさすが現代っ子(死語?)。さて、お次は石巻からわざわざお越しいただきましたベテラン四倉さん登場!本職は薬剤士さん。私はヤクザ医師?あぁすいません、ここで酩酊度+7。よって演奏中の写真がありません。すいません。もの静かな物腰のジェントルマンはサマータイムをプレイ。さて、ここで今回プロミュージシャンの有明さんがバラード『The Nearness Of You』をプレイ。今回のオフ会の白眉となったプレスティッジのミルトジャクソンカルテットでの演奏を彷佛とさせる素晴らしい演奏に一同真剣に聞き惚れてしまいました。さすが!!!んー、いい演奏を聴いてお酒がんまいっ!このあたりで幹事さんからワインを御馳走になりレポーター酩酊度+10。

順番は多分前後していると思いますが、この時点で酩酊度+12のレポーターも息子と演奏に参加。確か、息子単体で『You'd Be So Nice To Come Home To』親子では『Fly Me To The Moon』をプレイしたはずですが、親父はこの時点で月どころか土星あたりまで連れて行かれていた模様。グリ酔い。記憶なし。他にも石井さんの『I'll Close My Eyes』を聴きながら泥酔親父も目を閉じ、皆で酒とバラの日々のソロ回しがあったり(したはず 酩酊度+15)し、最後は記念写真で締めくくりました。
当日はプロのギターリスト西村俊哉さんを中心にヴォーカルの○●さん、ピアノの◎○さん、ベースの○○さん、ドラムの●●さんの御協力いただきました。またジャズ情報誌『ジャズワールド』編集長のやはりVib奏者、内田晃一さんが手首の怪我をおして、わざわざ取材にきてくださいました。

そしてグリ酔いのレポーターは『ゲームは?ゲームセンターは?』と連呼する子供とノッチーの車に無理矢理乗り込み『渋谷までお願いしまーすっ(父)』『ゲームのあるとこねーっ!(子)』(←けっこうしつこい)最後まで関係者の皆様に多大な御迷惑をおかけしてしまったのでした。

おしまいっ!ほんとすいませーん。

Reported by Isatsu.

第6回オフ会(楽器の町 浜松ツアー、ジャズとうなぎ三昧の二日間)

日時 9月28日(土)〜29日(日)
場所 静岡県浜松市とその周辺

Y's FACTORY
幹事を先頭に6台の車が金魚のフン状態でY社へと向かう。 Y社到着後、社員食堂にてランチをとり、自己紹介。 院長「デザートよりもおいしい食後の歯磨き」と食堂で歯ブラシをくわえるのはいかがでしょう? その後、ショールームにてY社製品の試演。あやしい団体に受付嬢もさぞかし驚かれたことでしょう。この日メインの工場見学は、ラインがお休みの為、技師の方からお話を聞くことができました。 金属工学的な視点からのヴァイブの開発談に、一同真剣に聞き入っていたご様子。 しかし、4オクターブの音域でペダルを使いこなすには相当おみ足が長くなくては不可能では?とK嬢の弁。確かに・・・マレット担当者からのお話に、S氏所有のマレットを持ち出し乱入。こだわりの毛糸の話で持ちきりとなる。Y社マレットでの試演後、現在開発中のマ●●バにピックアップをつけたシンセマ●●バの製品紹介。電子部門担当者のakela氏、ELFさんらは釘付けで、質問攻め。アコースティック部門の他大勢はついていけない世界でした。
Y社見学を終え、Y社とBomberさんの協力でヴァイブとコンガを借り、演奏旅行の始まり。
一行は磐田グランドホテルへチェックイン。なかなおさんバンダでもパンダないですよ〜!ここで女性陣の部屋の電気がつかないというトラブルが発生。幹事2(N氏)を呼び出し、スイッチを必死で探すも、みつからずフロントに連絡。それがランプしかない部屋だったんですよね・・・笑い話ですが人騒がせな女性陣。

SESSION IN MAM' SELLE
小休憩の後、1日目夜のイベントは袋井マムゼルでのセッション。JLに情報が掲載されていたそう。目的地へと向かい楽器を搬入する。あんな大勢でヴァイブを組み立てる姿、初めてみましたよ。
I氏持参のマッサーと借り物のヴァイブを並べ、会場半分のスペースが楽器で埋めつくされる。セッティング後、夕食をとる。I氏ご子息のデザートは抹茶ケーキと渋いチョイス!ギタートリオのメンバーが集まりご挨拶。リハーサルに向けて打合せる。赤松氏の録音から採譜してきた長崎から参加のHIROさんと、半布団(←Kさん?)のデュオでダニ−ボーイ。この日デビューのI-2氏は緊張感のある面持ちで登場。I'll Close My eyes、なかなか味わいのあるスペーシーなサウンドでいい感じ。そして、我ら関西デュオはRecard Bossa(Gift)。この練習のために初めて楽器を運搬しました。私もやればできる!なかなおさん愛用のコッスは鍵盤を塗り、枠も作り直した年期の入ったもの。楽器は大切にしましょう。Iファミリーの共演でFly Me To The MoonとAll Of Me。まさかボーカルを英語の歌詞でお子さんがされるとは思いませんでしたよ。Nくんも、ピアノのご夫人も堂々とした演奏で将来有望のファミリーです。
姉さんデュオはここで初合わせ。ヴァイブではお決まりのブルース、Opus de Funk。4本×2=8本マレットでの演奏は大迫力。パパデュオはFacinating Rhythm。貫禄のプレイ。リハーサルはここまでで、セッションらしきものに突入。セッションライブというのに関わらず、あれだけヴァイブが並ぶと他の楽器は入りにくいのか?地元の●部氏ときょんさんがサックスで参加し、ひかり物ライブとなり盛り上がる。ELFさんは自慢のヴァイブTシャツで登場。個性的な演奏スタイルファンですよ。akelaさんもヴァイブとエレキベースを持ち出し飛び入り。半布団さんの名プレー、スターダストは巨匠に捧げて。最後にはN氏も流れ込み、白熱のセッションはブルースで幕を閉じる。
フルスケジュールの疲れを癒しに、お待ちかねの温泉へ。
〜ゆ〜という看板が近づくにつれわくわく。露天風呂つきで贅沢な締めとなりました。これで終わりかと思いきや、男性陣は宴会へ向けアルコール・おつまみの調達。おでんがバーゲンしていたからって、深夜にもりもり食べるのは控えましょう。

HAMAMATSU JAZZ DAY
2日目のすっきりしたお天気の朝、前日の悪天候のため、浜松ジャズデイが雨天スケジュールで決行されることとなる。
●演奏曲目●
I'll Close My Eyes(Ishii)
All of me(Isatsu Family)
Recard Bossa(Aya & Nakanao+Hiro)
Opus de Funk(Iketani & Bomber)
Supported by Yamazaki(g), Enokiya(B), Kawashima(Ds)
MC by HIRO

出演時間が30分→15分と大幅に短縮されるのに一同大ブーイング。ミーティングの結果、若いメンバー中心のプログラムで組む事に決定。司会をジャニーズ系のHIROさんが務め、注目を集める作戦でいく。
トップバッターのI-2氏は前日リハで余裕ができたのか、リラックスした名演。2番目はおなじみのIファミリーにぱぱ達はビデオ係に集中!よくできました。そして、関西デュオにHIROさんがコンガでサポート。トリのスーパーデュオはJVA売出し中?の8本マレット。姉さん、惚れました。
2日のスケジュールの打ち上げは、浜松といえばうなぎということでうなぎ屋さんへ。浜松駅周辺はおいしそうなタレの香りでいっぱいです。(実話)うな重とうな丼が同じ価格だったのにいまいち納得のいかなかったのは私だけ?
そんなこんなで2日間の濃厚なオフ会はおしまい。次回はなべ2さんの演奏も聴けるかな?楽しみにしてますよ。

Reported by Aya

第5回オフ会(関西初オフ会、大阪食い倒れツアー)

日時 7月27日(土曜日)
場所 大阪鶴橋〜新世界〜弁天町B-Roxy

梅雨もあけ、ねっとりとした湿度の夏の関西にようこそ。
今回は、食い倒れ&ライブツアーと称して、「美味しいモンを食べた後、関西の重鎮鍋島直昶さんのライブを聞きにいく」という企画です。

まずは、最初に集まった4人(B嬢・N氏・けけさん・さげ)で、鶴橋へ。電車を降りると、そこは韓国。
軒を連ねる怪しげなムードの店が、アジアンテイストを盛り上げる。そして目指すはお好み焼き&チヂミの店「たこはち」へ。コテコテのおばちゃん(これが普通)とコテコテの客(これも普通)に圧倒されながらも無事お好み焼きとチヂミとビールを完食。駅の構内で買った「パンダ焼き(なぜか、パンダの形の大判焼き。中身はクリーム系から、豚キムチまでいろいろ。横浜にも出店あり)」を頬張り、ぶらぶらとアーケードの下を冷やかしつつ、一同通天閣目指し、新今宮へ移動。

まだ日も高いせいか活気は無いが、将棋を指してる人や串かつ屋を見ながら、通天閣へのぼる。大阪の町を一望しながら・・・っとそこにケケさんが!・・・ビリケンさんでした(足の裏を撫でながら願いごとをすると叶えてくれるという招福の神様)。

さて、その後今回のメインである鍋島さんのライブを聞きにB-ROXYへ。

この場所でいさつさん&いさつJr.と、鍋島さんの門下生あやさんとなかなおさんとまっちさんと合流。
鍋島さんも私達のテーブルに加わってくださり、自己紹介などをする。噂どうりのジェントルマンな方で、演奏を聞くのが本当に楽しみ。(この日鍋島さんは既に仕事を1本されてから来られたそうだ。)

I Love Youから1stセットは始まり、スタンダードを中心とした選曲。セッションライブといった様子だけれど、上質で熱くスウィングした演奏に一同魅了される。

2NDセットには、あやさん(I Got a Rhythm)、いさつJr.(All of me)、なかなおさん(Now The Time)がそれぞれメンバーに加わりセッションが行なわれた。そしてそのセッションの最後の曲は、「Fly Me To The Moon」。テーマをいさつさんが、ソロをいさつJr.が、そして最後のテーマを鍋島さんが締めくくるといったJVAのオフ会でしか見られないレアな演奏だった!

私、なんちゃって関西支部長としてここに宣言したいと思う。今度は是非鍋島さんの本拠地である神戸で演奏を聞く関西オフ会を行いたい。もちろん、「食い倒れ」付きで。
最後に下見に骨をおってくださったけけさん、B‐ROXYのママさん、鍋島さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。又、宜しくお願いします。

Reported by Chiho Wa-Wa.


第1回JVA主催ライブ

Vib Summit at Yokohama Jazzmen Club

日時 4月28日(金曜日)19:30〜22:30
場所 横浜ジャズメンクラブ

Vib Summit誕生秘話

「秘話」ってちと大げさですけど、お付き合い下さいませ。
日本ヴァイブ協会(JVA)が昨年7月に発足し、ひとりのMilt Jacksonフリークが入会する(以下I君と呼ぶ)。I君はJVA第2回オフ会NHKFM公開録音で、赤松敏弘氏のプレイに感銘を受ける。これを機に、I君のVIB演奏へ猛進する。
生まれてこの方マレット持ったことすらなかったI君は、10月に楽器購入、自ら幹事を担当した11月松本オフ会、皆の前で屁竜飛ながらもVibを演奏してしまう。
同月渡辺匡彦氏の演奏を聴き「ミルトつながり」を確信したI君は翌12月、渡辺氏に師事を乞う。すかさず同氏をJVAにひきづりこむ。
感銘を受けた赤松・渡辺両氏が旧知の間柄、しかし共演歴がないことをこの知り、おふたりの再会をライブ共演で実現させようと妄想を始めるI君。。。
翌1月2日、日本Vibの先駆者でジャズメンクラブのオーナー杉浦良三さん亡くなる。I君は出口辰治氏HPにBBSができていることを発見!すかさず自己紹介し、赤松氏にそれとなく伝え、杉浦さん追悼ライブと銘うった出口氏ジャズメンライブに赤松氏飛入りのきっかけを実にさりげなく、実に巧妙に演出した。
出口・赤松両氏の久々再会セッションが1/22ジャズメンクラブで遂に実現!火花散るVIB BATTLEに身体が痺れて動けなくなっているI君を尻目に会場でうろうろしている人物がいた(N氏と呼ぶ)。
上記の通り、I君の辞書には「節操」の2文字が無いことがよくわかるが、彼を上回る節操の無さで有名なN氏。I君の妄想を利用し、密かにJVA主催イベントを企んでいた。
なんとBATTLE後の出口氏、赤松氏、お店に速攻で確認をとり、ぼーっとしているI君に向かって涼しげな顔で囁くN氏「4/28に決まったから。あと渡辺さんに聞いといて」「えーーーーっつ、マ・ジ・す・か?!?!」驚きの余り声すら出ないI君。。。
この後、当イベントのプロデューサーに就任したI君は産みの苦しみを味わうことになる・・

Players
出口辰治vibraphone(played Deagan-Aurora)
赤松敏弘vibraphone(played Musser-M55)
渡辺匡彦vibraphone(played Deagan-Commandar)
吉田桂一piano 大表秀具bass 中野祐次drums

岩川奈津子piano(*) 永井雅美bass(*) 遠藤征志piano(**)

<1st set>
*vib:渡辺匡彦(1〜2),赤松敏弘(3〜4),出口辰治(5〜6)
1. Dindi(A.C.Jobim)〜Wave(A.C.Jobim)/vib,p,b,ds
2. East Of The Sun(B.Bowman)/vib,p,b,ds
3. The Gleaner(T.Akamatsu)/vib,p(*),b(*),ds
4. Ladies In Mercedes(S.Swallow)/vib,p(*),b(*),ds
5. Candy(J.White)/vib,p,b,ds
6. Syunpoo(T.Deguchi)/vib,p,b,ds

<2nd set>
*vib:出口辰治(1,3,4,5),赤松敏弘(1,2,5),渡辺匡彦(2,3,5)
1. On Green Dolphin Street(B.Kaper)/Two vibs,p(**),b,ds
2. O Grande Amor(A.C.Jobim)/Two vibs,b,ds
3. I'll Close My Eyes(B.Reid)/Two vibs+p,b,ds
4. Hush A Bye(S.Fain)/vib,b,ds 〜杉浦良三に捧ぐ〜
5. Monk's Dream(T.Monk)/Three Vibs Unit "WAD"

<Jam Session>
・Sam Sack(M.Jackson)
/All Members +JVAvibists(さの、のなか、いさつ父)

2台のDeagan社製vibが、そして2台を見下ろすようにステージ壇上にMUSSER M-55が鎮座する店内。開始19:30には満席状態。

1st setはvib playerが各自の個性を発揮するステージ。トップバッターは渡辺匡彦(まさひこ)氏。"Dindi"でvibの美しい音色にシンバルが優しく絡む幻想的な響き。
リズムセクションを伴った演奏へとスムーズに移行し、優しく明るいvibのサウンドが店内を包みます。
次に登場は
赤松敏弘氏。人気の自作曲を含む2曲で、臨時編成のカルテットをまとめ導いていく"赤松Magic"を堪能!
トリは
出口辰治氏 自作曲「春風」(しゅんぷう)ではタイトルと裏腹にアドリブソロが、ビートが熱い! 1st setのハイライト

2nd setはvib playerが一緒に演奏するステージ。
出口−赤松ラインは、1/22同店セッションの再現。がっぷり四つに組んだ、鍵盤から火花散るBATTLE!
初共演の赤松−渡辺ラインは、ブラジル音楽に造詣の深い両者ならではの選曲。2台のVibのサウンドがブレンドされ、曲の持つ美しさを見事に浮き彫りにしていく二人。奏法比較も興味深いものがあった。 
渡辺−出口ラインは、原点を同じくする二人の個性の違いが明確となったこちらも興味深い共演 久々の再演を楽しむ二人
会場となったジャズメンクラブの元オーナーでvib奏者であった杉浦良三氏の愛奏曲"Hush A Bye"が出口カルテットで演奏される。

そして、店内の熱気も最高潮に達した中で、3台のvibを見つめていた聴衆の誰もが期待していたであろう、vib奏者3名の同時演奏が最後に実現!聴衆、共演者すべてが固唾を飲んで見守る中、vib3者のコラボレ−ションが展開されました。終ってホッとする3者の笑顔と店内割れんばかりの拍手喝采。出口氏からJVAの紹介、そしてジャムセッションに突入。出演者、聴衆、お店が一体となって盛上げたvib-summitが閉幕

vib player各々の個性、その融合・ぶつかり合い、vibという楽器の素晴らしさを堪能できた一夜であったと思います。終演後も記念撮影やらでごったがえす店内でしが、杉浦さん遺品、Deagan のエレクトリックヴァイブを囲んでもりあがる会員たち。近くのジョナサンに会場を移して打上げ。当日の興奮は寒いギャグの連発でも一向に冷えることなく、深夜まで続きました。

Special Thanks for Yokomama Jazzmen Club


第4回オフ会(新年会 at First Stage in Roppongi)

日時 1月25日(金曜日)19:30〜23:00
場所 六本木ファーストステージ

今回は年も明けてまもなく、軽く新年会というわけでs氏のディーガン・オーロラを常駐する、六本木ファーストステージで開催。
金曜日のセッションデーということで他のお客さんのおられる中での新年会、どうなることやら。

開始時刻は決まってなかったため、メンバーもそぞろに集合。とりあえず幹事のセッティング終了時に遠路浜松からB嬢到着。さらに初参加のKさん、松本からI氏も続々登場。ドタキャン2名の代わりにたまたま知り合いの女性ピアニストを急遽、臨時メンバーに仕立て上げて宴会スタート!

掲示板での話題や半布団さんへの挨拶、お話を伺いながらステージではいつものセッションも始まる。おくれてAさん、S氏も登場。久しぶりのakela節も全開でマニアック話し、禁断のY社批判も飛び出し、相変わらずの無節操さ。ここでやっとIさんも参加。
他のお客さんは2テーブルを独占し、食べ物が並ぶ光景を不審そうに見られてその度に、いや〜ヴァイブ協会ですってエクスキューズと説明は面倒!!流石のファーストステージでもこれだけのヴァイビストが揃うのはもちろんはじめて。

なかなか皆、演奏には加わらなかったが、マスターやお客さんにせっつかれて、やおら佐野さんステージへ。
もうこうなるとヴァイブリレー。Kさん、幹事、I氏ともうステージ独占状態。こうなったら私も〜とB嬢も練習中の「Watermellon Man」を引っさげて登場。
他のお客さんもパーカッション片手に集合、ドラムとパーカッションのバトルまで飛び出し、本日の佳境となりました。
お決まりのブルースリレーもありの、結局、ワンパターンのセッション大会となってしまいました。
セッションは2の次ぎだったはずなのに、ガセでした。

その後も、演奏やばか話し(爆)次回企画の話やHPの話題などで盛り上がり、11:00の閉店後もわいわいと賑やかなオフ会でした。 (本多マスターすいませんでした。)


第3回オフ会(松本セッション〜温泉〜蕎麦ツアー)

第三回オフ会はJVA初のお泊まりツアー。行き先は信州松本。 
ここに決定したいきさつはオフ会に先立ってI氏が尊敬するI氏(どっちがどっちやねん!)を訪問し、その驚くべき実体を掲示板に書き込み、その反響が大きかったことが発端になっている。
ある晩秋の昼、東京方面から5名、浜松から1名が松本を目指してほぼ同時に出発。車中、I氏より配られた「旅のしおり」なる難問のヴァイビスト当てクイズなどあり、これから始まる摩訶不思議な旅のスタートを予見させた。午後3時すぎ、無事、東京班、浜松班が松本駅にて合流、歩いて1分のオフ会会場「カフェ・ド・ポム」に到着、待ち構える幹事、幹事の家族の方々とバンドメンバーに御挨拶。と思いきやいきなりのじゃんけん。これから始まるセッションの演奏順を決めるらしい。ベテランのK氏がトップバッターとして登場。幹事の「打ち合わせお願いします。」に対し、K氏「バラードでお願いします。」会場「え〜っ、それだけ〜」。しかし慣れたもので淀み無いメロディアスなフレーズは流石。これで会場もようやくリラックス。幹事のI氏、代表N氏、長老S氏とセッションは続いていくのであった。

セッションでは話題も盛り沢山。師匠直伝の4本マレットを駆使するK嬢の"Ladies in Mercedes"。自在に動くマレットに居合わせたメンバーも「おお〜。」でしたし、N氏が持参したRed Norvo Slap Malletには皆興味深々。特にマレット博士のK氏は早速の演奏披露。そのまま研究材料でお持ち帰り〜。でした。JVA入会後、ヴァイブを始めたばっかりのI-2氏のプレーに会場のメンバー、バンドメンバーも暖かい拍手と初心を思い出させてくれ、また今回がジャズ初挑戦となるB嬢も書き譜ながら果敢に挑戦、パワフルな演奏を披露。今後が楽しみです。またなんと!当日は弱冠6才と9才でジャズをやるI氏の御子息(N君とT君)もお母さんのS女史の伴奏で登場、会場を沸せていました。演奏曲目もボビーメドレーや"Bags Groove"回しなどやっぱりJVAならではの選曲でした。
時間も押し迫ってあっと言う間に「はじめてのセッション」も無事終了。最後に車中でのクイズの正解解説、並びに得点発表があり、S氏とK嬢が最高得点となり、商品のGood Vibes Mallet SetはK嬢の手許へ。バンドメンバーも含めた記念撮影と乾杯でお開きとなり、7時の電車で帰京するK氏を見送りながら、次の目的地、温泉に向かうためミンゴス河田氏のRVと噂のI氏の3分暖気必需車、シトロエン2CVに分乗。

温泉ではゆっくり旅と初セッションの快い疲れを癒し、本日の宿泊さきオステリア・ミンゴスに向かう。ミンゴスで女性陣の到着を待つ間、S氏から伝説の「Spiral Steps」の誕生秘話などを拝聴。(当時(ん十年前)、学生バンドの最高峰として数々の賞を総なめし、テレビ出演やレコードを出したバンド)ミンゴスのオーナー、河田さんはコルトレーン&ジョニー・ハートマンのライブ等で有名なミンゴス・ムジコの元オーナー。「ライブハウス」という言葉も河田さん命名だそう。そんな河田さんのペンションだから普通ではない。 天井まで届くレコードコレクションだけでもここを訪れる価値ありです。全員揃ったところで、河田さんお手製の料理でお楽しみの夕食会。 それぞれ自己紹介(今頃!)を兼ねたヴァイブを始めた動機などで、遅くまで話は尽きない面々。 部屋に戻ってからも手持ちのマレットを持ち寄っての比較会、挙げ句の果ては、そのマレットによる『深夜のマレット撮影会』に及んだのであった。翌日は天候も良く、昨夜は見れなかったが穂高の峰々もくっきり見え清々しい朝です。朝食後、ひんやりとした信州の空気の中、テラスで記念撮影。お迎えのI氏、河田さんと一緒に噂のいさつ歯科医院へ。

松本盆地の田園にポツンと白いまだ新しい清潔な建物。 一見普通の歯医者さん。しかし玄関をあけると・・・いきなりJAZZってる。スリッパ洗浄器の上にはLPジャケット、待合の椅子にはBlueNoteのクッション、見上げるとプロジェクタースクリーン、診察室には作り付けのウーハースピーカー、花瓶と思いきやそこには花じゃなくアルブライトマレット各色。もちろん歯医者さんなので歯科ユニットも2台ちゃんとあり歴然とした歯科医院なのだが、いったいここは..さらに続く院長室ははっきり言ってレッスンルーム。「こんなのあんの〜」と言うようなあらゆるヴァイビストのコレクションを含む膨大なLP群、i-MacにはBand-In-A-Boxの画面、そして当然のようにM-55がどかん!

訪れたみんな唖然としていろんなところを物色するなか、S氏の『世界が誇る日本の宝』(逆ではない)発言。僕らヴァイビストにとってここはまさに殿堂。 一日いても飽きない楽園です。段々、帰りの電車の時間も迫り、後ろ髪引かれつつ、いさつ歯科医院を出てまた記念撮影。最後のイベント「新蕎麦」へ。松本に戻り、いかにも信州蕎麦という感じのお店で旬のそばをご馳走になる。その後、出発までちょっと時間のあった面々は近くに打楽器専門なる楽器屋を発見。早速覗いてみるが、意外にも都内の楽器屋さんよりよっぽどの品揃えにちょっとびっくり。「さすが松本?」って妙な感心。
いよいよ出発の時間となり、次回は浜松ツアーを即決し、東京、浜松に向け帰途についたのであった。


第2回オフ会(赤松敏弘Next Door at Session 505.)

1.Snob<part-2>/赤松敏弘Group The Next Door
2.Swift Doll /赤松敏弘Group The Next Door
3.Ring〜make a round /赤松敏弘Group The Next Door
4.Londonderry Air /赤松敏弘(Vib)-solo
5.The Gleaner /赤松敏弘(Vib)-solo
6.Estate /大嶋吾郎(vo & ac-g)赤松敏弘(vib)デュオ
7.Close To You /赤松敏弘Group The NEXT DOOR meets MIHOYO(vo)
8.I Wish/出演者全員

渋谷のNHK放送センターで行われた「セッション505」(NHK-FM毎土曜日午後9時〜10時放送)「赤松敏弘Group The NEXT DOOR meets Friends」の演奏を一目見に、とJVAのメンバーで観客列に並びました。開演前の長蛇の列、その中でJVAのメンバ ーが少しずつ顔合わせ。今回で初にお目にかかる方もいるために、待ち合わせは一 目見てわかるように各自Vibのパイプを持ってこようとなっていたが、残念ながらそんな人はいなかった。。。

何とかメンバーも揃いいきなり始まる「赤松敏弘Group The NEXT DOOR meets Friends」の演奏!グループでの曲のイメージは近代的、未来的?な静けさの中から少しずつわき出てくる情熱を感じられ、その中でひときわ目立つ4本マレットVib奏者。金属で出来ている一見冷たく見える楽器を自由に操り、赤松さんは観客に 暖かい重圧感を与えていた。更にソロ及び大嶋吾郎さんとのデュオではバンド演奏 時よりもより一層深い感情を会場いっぱいに広め、最後はボーカルMIHOYOさんを迎え入れて壮大なバンド演奏を聴かせてくれた。

心熱くしたメンバーはNHKをあとにして、オフ会会場「渋谷マテリオ」に向かった。前回同様おなじみの顔ぶれ+初に顔を合わせるメンバーとの挨拶。これからのJVAのあり方を相談しつつ、今まであまり情報がなかった自分たちの特殊楽器「Vibraphone」についてマニアックな話題で盛り上がる。また素晴らしいライブを終えたばかりの赤松さん率いるThe NEXT DOOR meets Friendsの皆さんも同じ場所で打ち上げとなり、プロアマ含む大人数のオフ会は長時間話がつきない素晴らしいものとなった。


第1回オフ会(Dave Pike Live)

日時:2001年8月6日 場所:新宿DUG
"Dave Pike Quartet "
Personel:Dave Pike(Vib)、 ヒロ近藤(Dr)、北條直(P)、竹内秀夫(B)、Mike Price(Tp)・・2nd Set
曲目(順不同):

Polka Dots & Moon Beams
All Blues
Israel
Hot House
Billy's Bounce
Body & Soul
All The Things You Are
In A Sentimental Mood
Besame Mucho

7月に来日し各地でツアーを行ったDave Pike Qurtetの最終ライブは新宿DUGにて行われました。
この日は月曜にもかかわらず会場は超満員。その中で私達はVibeのド真前、Mr.Pikeの演奏を至近距離で楽しもうと意気込み、一等席を陣取りました。
演奏前、DUGオーナーのメンバー紹介でMr.Pike来日のきっかけとなったヒロ近藤氏の紹介の後、Pikeが観客に紹介されるとひときわ大きな拍手。皆さんいかにPikeの演奏に期待しているかが分かる瞬間でした。

演奏に入ると、Pikeはいつものようにフレーズを口ずさみながらある時は目にも止まらぬ速さでたたきまくり、あまりの激しさに楽器は前に動いていてしまうし、鍵盤ははずれてしまうほど!マレットが飛んで来はしないか、と内心ヒヤヒヤでした。
またある時はmellowかつロマンチックにゆったりと奏でられるメロディーに思わず目を閉じてうっとりと聞き入ってしまいたくなるほどでした。
が、音楽的な素晴らしさはもとより、Pikeの醍醐味は、とにかく理屈ぬきに「聞いても見ても楽しめる」とびきりの「エンターテインメント」だということです。
1st set最初の曲「これぞPike!」といわんばかりの演奏が終わると同時に起こった観客の歓声と拍手には、さすがのPikeも「こんなに1曲目から受けるなんて・・・!」とでもいうような驚きの表情を見せ、それが次第に喜びの表情に変わるとますます演奏にエンジンがかかったようで、その後も熱演が続きました。また、2nd setからはTpのMike Priceが飛び入り出演。Tpを含めたにわかQuintetに会場も大いに沸きました。

当日の曲目は Polka Dots、All Blues、Billy's Bounce、Body&Soul、などのスタンダードやセッションナンバーを中心に組まれ、2nd set最後の2曲は日本でもおなじみの彼の代表作、「Pike's Peak」収録のIn A Sentimental MoodとBesame Muchoで盛り上がりました。
演奏は始終トリオの好サポートを受けて絶妙にスィングしつつ、独特の「Pike節」をパワフルに披露していました。
合間のピアノの美しいソロには観客と一緒になって日本酒をちびりちびりとやりつつ、うっとりと聞き入り、ベースの緊張感溢れる迫真のソロには拍手を送り、ドラムとの4バースには「さぁどうだ!」とでもいうように振り向きざまに誘いをかけるなど、自分の演奏だけでなく、一緒にプレイするメンバーとの交流も思う存分楽しんでいる様子がありありと分かりました。
間違えたときにも「あーあ、間違っちゃったなぁ!」といわんばかりに大笑い、何事も無かったかのように演奏を続け、カデンツアの部分ではどこかで聞いた全然違う曲をはさんでは大うけの観客にニンマリし、何事にも「徹底的に楽しまなくっちゃ」の人、PikeはVibe=Cool sound の代名詞というような一般常識(?)を型破る、世界でもっともHotなVibistだなーと思った瞬間でした。

Pikeのライブは本当に楽しいライブでした。彼はアーティストというよりもエンターテイナー、と呼ぶべきなのかもしれません。とかくライブを聞く、となると純粋に「楽しむ」というよりも「勉強しよう」という思いが強くガンバッテ聞いてしまう傾向が日本人にはある、とどこかの記事で読んだことがあり、自分でも本当にそのとおりだと感じることが多々あります。
Pikeのライブを見て聞いていると、「ふだん基本とか理論とかであくせくしてる自分って一体なんだろうーーー?」と考えさせられたりもしました。

話には聞いていましたが、「もしかしてあやしいおじさん?」「切れてるんじゃないか?」、と思わせるオーバーアクションに度肝を抜きつつ、間違えたといってはなぜか一人で受けまくって笑ってしまう茶目っ気たっぷりなところがあるかと思えば、ライブ合間にサインをいただきに訪れた際、1人ずつ丁寧に対応してくれるなど、Pikeの人柄を様々に感じることのできた、楽しいひとときでした。
HotでありつつもなぜかHappyな気持ちにさせらる・・・Dave Pikeはそんな印象的なVibistであり、エンターテイナーなのでした。

♪ Reported by Y.Iketani/Special Thanks To Mr.Isatsu ♪