Reports

Report =WGT 2006= [All Gone Dead,Combichrist,Deathstars,Dope Stars Inc.,Genitortures,Scarlet's Remains,Tragic Black] by James and Katherine

やあ、皆!調子はどうだい?僕とキャサリンは今からだと大分前になってしまうけどドイツで毎年行われているWGTというフェスに行ってきたんだ。もちろん、全部のバンドは見られなかったけどできる限りのバンドは見たからちょっとしたレポートを残しておくよ。
順番はぐしゃぐしゃだけど僕達2人が見たのはAll Gone Dead,Combichrist,Deathstars,Dope Stars Inc.,Genitortures,Scarlet's Remains,Tragic Blackだった。時間がダブって仕方ないからショーの半分しか見ていないのもあるけど・・・。Sorry,Yosshi!君が見たがってるバンドばかりを見てきたよ(笑)来年は皆で行こうな!

さて、All Gone Deadから話をしよう。彼らのサウンドはまさにロンドンパンクが絶頂期だった頃の”よいパンクサウンド”だ。僕なんかよりキャサリンの方がパンクについては詳しいけどそれでも十分素晴らしいミュージックだと思うことができた。また3ピースバンドだから一体演奏はどうしてるんだろうと思ったけどミスすることなく安定して演奏ができていたね。また機会があれば是非、彼らのショーを見たいと思ったよ。

Combichristは友人が一度彼らのショー見ていて話を聞いていたけど想像を絶するほどクレイジーだったね。もうどっぷりインダストリアルだったよ。(笑)かなりヘヴィーで土地柄、インダストリアルにはうるさい僕もかなりTrippしてた。(笑)それだけ迫力があるしクールなバンドってことさ。彼らには注目すべきだね。

DeathstarsCombichristとはまた違ったクレイジーさがあった。両バンドともインダストリアルだけどDeathstarsのほうがどちらかというとカッコイイんだけどグロいショーだった。別に吐いたりとかそういうことじゃないけど人間の異常心理っぽさが前面に表れていた気がするよ。演奏は上手いし曲はいいし、僕は好きだね。

Dope Stars Inc.は日本では今一部で話題沸騰中らしいね。USでもその系統が好きな子達には大人気だ。僕は最近知ったんだけどあのテクノにヘヴィーなギターサウンドはとても合っているね。まさにニューミュージックだと思うよ。まあ、お客さんは若い子が多かったけどね。多分、ルックス好きなファンも一部いるだろうけど同じ男でストレイト(異性愛者)な僕の意見としては(笑)よいバンドだと思うし、これから大きくなるだろうね。

Genitorturesは日本の皆は知ってるんじゃないかな?来日したこともあるしね。(ただその時はギターは今のBIZZじゃなくてChainsだったしドラムもJoeyじゃなくてRacciだった)僕はフロリダに住んでいてGenitorturersのショーは何回も見てるから一種の”慣れ”みたいなものがあってエキサイトしたリポートはかけないけど彼らの見所はなんといってもあのSMを交えたショーだ。僕はSM愛好家でもなんでもないけどGenのお仕置きはとてもエロティックでグロテスクでそこがいいんだ。初体験のキャサリンはかなりビビッてたけどね。(笑)ただもちろん彼らの曲は素晴らしいし、新曲も披露してくれたからヨーロッパのファンは大喜びしてたよ。

Scarlet's RemainsはYosshiに教えてもらってキャサリンも僕も大好きなUSのバンドなんだけどまさかドイツで初見することとなるとはね(笑)まあ、それはいいとしてヴォーカルのEveghostの声は超妖艶であのヘヴィーなサウンドにとてもマッチしていた。まわりのメンバーも凄くてGのBariBariはあのChristian Deathに在籍していたことがあるらしいし、Yosshiの尊敬してやまない(笑)Tonyは長い経験がものを言うのか、ミスしなかったしね。さっきから僕はミスすることにこだわっているけどこれはプロとして最も基本で最も難しいことなんだ。名前は出さないけど歌詞を間違える奴はよくいるし、相当ヤバイテンポ間違いやピッキングミスをするバンドもいるしね。たとえ間違えたとしても上手く誤魔化す技術がないと駄目だ。皆、普段努力して得た金でショーを見に来ているんだからプロはそれに答えなくっちゃならない。元プロの僕が言うことだけど.・・・。(笑)結局、何が言いたいかっていうとScarlet's Remainsはその僕の期待に答えてくれるバンドってことさ。僕はこれからの彼らの動向に注目しているよ。

Tragic Blackはうーん・・・そうだな・・・今まで話してきたバンドと比べると僕はあまり衝撃を受けなかったけどショーは楽しめたよ。(周りが凄すぎるだけなんだ笑)キャサリンは今、彼らに夢中だからかなり盛り上っていたけどね。だから彼らのレポートは彼女にまかせるよ。(笑)また後でね!


WGTはよいフェスだ。僕はオズフェストにもほぼ毎年行くけどそこによくいる悪い薬中の連中はいなかったな。ひたすら黒い人やモヒカン、アシンメトリー、厚底、ピアスをした人々ばかりだった。(笑)この光景は僕を圧倒させたよ。ドイツ国外からの人もたくさん来てたし僕もオーストリアから来ていたDSIのファンの子とも仲良くなった。日本の人々にとっては割と安全かもね。ただドイツなのか稀にネオナチっぽい奴もいたから気をつけてね。僕は父がイタリア人で母がドイツ人だからゲルマンチックに見えたのか何も言われなかったけど・・・奴らは最低な奴だ。だから行っても気にせずにWGTを満喫してくれ!あと確かにアジアンな人は僕は見なかったけどキャサリンはいたっていうし音楽に人種の壁なんてないんだから安心して行って大丈夫だよ。少数派だから珍しがられてジロジロ見られて肩身の狭い気がするのはよくわかるけど(僕も日本のサマーソニックはいにくかったなぁ笑)やな奴はほんの一部だし、いい人で音楽オタクな人ばっかりだから新しい世界が広がるぜ!

James