未成年向けの単なるスナックバー、King's Cafeはフラン、ダギーとアンディーにとってアートスクール時代の主食だった。今でも、2つのパンではさんだポテトフライがたったの80ペンス（約160円）で売っている。「スタジオでのハードワークの後に」ダギーは皮肉にふんぞりかえって話す。「汗をかいて大変な仕事を終えた後は、安いラガーを流し込む前に何かを胃におさめたくなるんだよ。だからいつも、ポテトフライとパンとか、一番安いものを食べたんだ。」 「パイとかね」とフランはつけ加える。

「お、ここはフランがお金を作ってたところだ」とダギーは言う。「学生ローンに入ったところだよ。」 「前は50ペンスだったのに」とアンディーは嘆く。 「ああ、また（利息が）上がった！インフレ以上だよ」とダギーが気付き、そのショックをやわらげるためたばこに手を伸ばす。

(select 誌より)