兄さんのコラム
「血化粧はおのれの血でするがいい」
第二回 2007-09-21
僕は物マネ芸人にあこがれる。 ビジーフォーさんはすごい。 俺らがまだ小学二年生の餓鬼の頃から、ガチで「伝わらない物マネ」をやって笑 いを取っていた。 色々な芸能人の物マネが横行する中で、「ザ・プラターズ」「ベン・E・キング 」とかやってた。 小学校にフルチンで通っていた俺には全く判らなかったが、何故かエンターテイ メントとして成立していた記憶がある。 ビジーフォーのネタを笑わないと、「こいつ笑い判ってへんちゃうの〜?」とい う空気が流れたものだ。 そしてビジーフォーのネタが判って、初めて大人になれた気がする。 そういう笑いを僕は目指したい。
第一回 2007-05-02
僕はこの目で嘘をつく。
愛していた。
言葉で表すには薄っぺらいかもしれないが、純愛だった。彼女はそこに、僕に存在感を感じさせずに、いた。
音楽はその部屋を包み、ただ彼女は笑っていた。
白いシーツの上が似合う女性だった。
その肌は美しく、僕にしか見せない美しい肩のラインの向こう側で彼女は微笑む。
それが彼女との出会いだった。
ベッドの中で激しく動く彼女は、時に猛々しく、時に妖艶な色を醸しだして、
僕はただ、彼女の愛を貪るしか能のない愚鈍な男になっていた。
彼女が言った。
「チンチンオッキネー」
僕はそっと13000円置いてその店を出た。
彼女はその後中国に帰っていったという。
「来週また五反田に行こう。」
心の中でそうつぶやいた、風がまだ冷たい二月の半ばの出来事。