ZI:KILL


約一昔前、X JAPANと共にビジュアル系第一世代のバンドがたくさん居りました。
その中の一つがこのジキルです。
メンバーは・・・・・・
ボーカル:TUSK(解散後スラットバンクス→現CRAZE4代目ボーカル)
ギター:KEN
ベース:SEIICHI(現CRAZE)
ドラム:初代・MASAMI、2代目・YUKIHIRO(脱退後DIE IN CRIES→現L'Arc〜en〜ciel)、3代目・TETSU(現CRAZE)、4代目・EBY(河村隆一・Gackt等のバックドラマー)とコロコロ変わっています。色々と事情があるんでしょうね。


DESERT TOWN

1. DEAR JUNK
2. ROUND AND FATE
3. LONELY
4. DESERT TOWN
5. THIS TOWN DIE
6. 少年の詩
7. NIGHT CALL
8. 笑ってごらんよ
9. SUICIDE〜想い出なんて…
10. PARADISE
発売日 1991/3/20
品番 TOCP-6630
メーカー 東芝EMI
価格 \3,059(税込)

メジャー進出の3rd。
発売前にドラムのYUKIHIROが脱退したため、レコーディングには参加しているものの写真は載っていません。

全体的に、パンキッシュな楽曲が多いです。
でも、音が軽いのは1991年という時代・・・(汗)
1は警報のSEからドカンと来る、ライブ受けのよさそうな曲。
2はTUSKの唄い方がコロコロ変わるのが面白いです。
先行シングルで限定発売された3は、これぞジキルといった妖美なメロディー。
タイトル曲の4は、砂漠の街のはずなのに“氷の世界で”というフレーズ。あれれ?
5は死語連発しまくり!(例:ボディコン、ディスコ)
6はピアノ・フューチャーのスロウ・チューン。
今聴くと、痛いほど心に染みます。
階段を登り、ドアを叩いてギギーッと開くSEの入った7はサビのメロディーや曲の展開にゾクッときます。
9は6分半のゲンナリソングですが、10の突き抜けたポップさで後味良く締めてくれます。
ちなみに全英語詞で、佐久間正英との共作です(10)。

中古屋の特価コーナーで見かけたら、可愛がってやってください(笑)

2003/2/26筆


IN THE HOLE

1. IN THE HOLE
2. 華麗
3. TOUCH ME
4. kiss me good-bye
5. SLOW DOWN
6. AC/DC
7. CRACK EYE
8. NO MORE TO SAY
9. HEAVY DAMAGE
10. Mr.Market
11. Miss You
発売日 1992/10/28
品番 KICS-244
メーカー KING RECORDS
価格 \3,059(税込)

オリジナル4th。
東芝EMIを離れ、エクスタシーレコードから出したヒストリー・アルバムを挟み、まんをじして発売されました。
オリコン初登場8位と、なかなか健闘しています。
すぐにチャートを落下するのは、2流ビジュアル系の宿命ですね(涙)
ちなみにチャートインしたのは4週です(爆)

サウンドは、ベースとドラムが前作に比べてドッシリしたこと。
しかし、アルバムごとにサウンドがコロコロ変わるのは、制作費のせいなのか?
1分台の曲が2曲(1,6)ありますが、どちらもカナリ気合の入った密度の濃いロック・チューン。
1stに収録されている2は、こぎれいになった感じ。
8分30秒の長尺ナンバーの4は、ちょっとメルヘンチック。
続く先行シングル曲の5は、個人的にはそこまで好きではないんですが、バンドにとって大事な曲のようです。
先述のヒストリー・アルバムと別バージョンの7は、どっちも格好いいです。
8はメロディーがグー!!
ぶっ壊れた感のある9は、う〜んどうなんだろ(笑)
このアルバムおすすめなのは10。スカっぽいけど軽くないのが俺のツボにはまった。
一転して、ギター→ストリングスの変化が美しい11で締め。

今聴くと、何で知名度が低かったんだろう・・・・・・と感じずにはいられません。

2003/2/22筆


ROCKET

1. あえげ!メス豚
2. FLY
3. For me
4. I LOVE CAT
5. CALLING
6. ナニモイラナイ
7. Bad Man
8. PEOPLE PURPLE
9. I LOVE YOU
10. ROCKET
発売日 1993/6/9
品番 KICS-313
メーカー KING RECORDS
価格 \3,059(税込)

オリジナル5thアルバムにしてラスト作。
ボーカルTUSKが「ROCKETを作り上げた時、ようやく開放された」とか言ったらしいですが、ファンにとってはありがた迷惑の様な気が・・・(^^;
後に発売されたベストアルバムの解説者が「ロケットは宇宙の深遠を飛び続けている」とうまい事書いていました。
個人的にもっとがんばって欲しかったです。

このアルバムが発売された当時自分は小学3年生でした。
5が特別アニメ「餓狼伝説2」の主題歌になっていて、番組の最後のCDプレゼントに応募するも当選せず。
それから5年後、ようやくアルバムを見つけCDの購入に至ったわけです。
そんなわけで、大変思い出深い作品となりました。
全体像としては、メイクも音楽もナチュラルです(爆)。
1はタイトルから変な事想像しそうですが、英語詞なので深く考えない様に。
3と5はキャッチーなメロディーが超いい感じ。4、7、8は阿呆丸出し(失言)。
6はジャズ風で9、10はスケールの大きい感じで責められます。

中古で安く手に入る可能性大なので、見つけたらチェックしてみてはいかがでしょうか?

2001/5/29筆:2003/2/22修正