スガシカオ



Family

1. 日曜日の午後
2. ストーリー
3. 愛について
4. ひとりごと
5. たいくつ/ゆううつ
6. リンゴ・ジュース
7. Happy Birthday
8. このところ ちょっと
9. バクダン・ジュース(生タイプ)
10. お別れにむけて
発売日 1998/6/24
品番 KTCR-1480
メーカー KITTY/UNIVERSAL MUSIC
価格 \3,059(税込)

SMAPに提供した詞「夜空ノムコウ」で一気に注目を浴びた後に発売されたスガシカオの2nd。
3rd『sweet』でポップ路線に走った(というか明るくなったというべきか)ので、1stや2ndの楽曲の雰囲気は全体的に暗いです。
しかし、ファンクやブラック・ミュージックなんかに通じているので、そういう系統が好きな人にはマスト・アイテムになるかと思います。
このアルバムが出た当時自分は中3で、聴いてて難しいなぁって思っていましたが、今となっては理解できてしまいますね。
はぁ、俺も成長したのか・・・。

それは良いとして、レヴューに行きましょうか。
アップテンポでタイトルの『Family』を象徴した「日曜日の午後」。
同じくアップテンポでシングル曲の「ストーリー」。
「愛について」は高い評価というのを聴いた事があります。名バラードです。
反町隆史が出ていた某アーモンドチョコレートのCMで起用されていた「ひとりごと」。こちらも名バラードです。
エロさに赤面の「たいくつ/ゆううつ」。
「リンゴ・ジュース」はSMAPへの提供曲。異様にダンサブルだし。
悲しい感じの「Happy Birthday」。体験したくない話だなって思ったり。
アップテンポかつファンクな「このところ ちょっと」。
「バクダン・ジュース(生タイプ)」。オリジナルは『sugarless』に収録されていますが、俺はベースラインがうねってる本作のほうが好き。
最後はダブを交えた感じの「お別れにむけて」。

今作についてのツッコミは今の所ありません。
う〜ん、つまらん(爆)

2002/3/27著


sweet

1. あまい果実
2. 正義の味方
3. 夕立ち
4. ふたりのかげ
5. 310
6. 夜明けまえ
7. 師走
8. グッド・バイ
9. いいなり
10. ぼくたちの日々
発売日 1999/9/8
品番 KTCR-1652
メーカー KITTY/UNIVERSAL MUSIC
価格 \3,059(税込)

この人に対しては「渋い」「イブシ銀」とか大人のイメージが有りますよね。
実際彼の音楽は、ファンクを基調とした曲に大人の事情をあらわした歌詞というスタイルで、彼と同世代のファンの方は結構いらっしゃると思います。
しかし、10代のファンはどれくらいいるんでしょうか?
たぶん、歌詞を理解できずに敬遠している事と思います。
この作品は、オリコンで初登場3位という快挙を成し遂げた作品であり、内容も前2作よりバラエティーに富んでおり、前2作よりロックさもポップさもパワーアップしています。

1と6と10はシングル曲。3はファンク度100%。4はアコギとストリングスの流れが癒されるかも。
5は静と動とえっちい詞が複雑に絡んでます。7の歌詞には「山崎」が出てきます。まさやんの事か?
8はポップさがかえって哀愁を漂わせています。9はグルーヴと激しさとヤバめの歌詞がロックです。

うーん、この人の良さが分かる=精神年齢がオヤジなのかなぁ…

2001/6/7著


4FLUSHER

1. かわりになってよ
2. 性的敗北
3. ミートソース
4. AFFAIR
5. 波光
6. ドキュメント2000〜the sweetest day of my life〜
7. SPIRIT
8. そろそろいかなくちゃ
9. たとえば朝のバス停で
10. 青白い男
11. 木曜日、見舞いにいく(Album Mix)
発売日 2000/10/25
品番 UMCK-1002
メーカー KITTY MME/UNIVERSAL MUSIC
価格 \3,059(税込)

4thアルバム。
アルバムタイトルは「難産」という意味なんだそうです。
とにかく今までのスタイルを全く崩さず、粒ぞろいの曲が勢揃いしております。

1と2はメドレーでHな歌詞と雰囲気が大人な感じです。
3は激しいギターのファンクな曲。4はシングル曲。
5はスガさんの声とストリングスの響きがとてもマッチした超美しい曲。
6はポップなメロディーに女性とのコーラス。歌詞は実体験なのかな?
7は底抜けに明るいシングル曲。対照的に8はちょっと日陰な雰囲気。
9はミディアムテンポのポップな曲。一転して10ではハードなサビを展開しています。
ラストの11はいつものスガシカオって感じです。タイトルの割には(笑)

全曲おすすめなんですが、是非聴いて欲しいのは1・2のメドレー、5です。
ちょっとでも大人になりたい10代は必聴ですよ!!

2001/8/4著


sugerless

1. マーメイド
2. ユビキリ
3. 夜空ノムコウ
4. ぬれた靴
5. 夏祭り
6. ココニイルコト
7. バクダン・ジュース(original)
8. ひとりぼっち
9. うきぶくろをもって
10. これから むかえにいくよ
11. 8月のセレナーデ
12. Room201
13. 坂の途中
発売日 2001/10/3
品番 UMCK-1055
メーカー KITTY MME/UNIVERSAL MUSIC
価格 \3,059(税込)

アルバム未収録、セルフカバー、新曲から成り立った渾身のアコースティック・ベスト・アルバム!!
世に出ているこういった企画モノは、はっきり言って低俗な物が大半を占めます。
なので正直このアルバムも、その中の一部として扱われてしまうのか不安でした。
しかし、スガシカオはやってくれました!
渋く、ファンキーであるものの、心和む最高の癒し系アルバムに仕上がっています。
新曲とシングルのカップリング曲のバラつきなど微塵も感じられません。

俺的には裏『あまい果実』と思われる、曲の展開が美しくドキッとする1。
SMAPに詞を提供した事で世間に名が知れるきっかけとなった3。アイドルグループの中途半端な歌唱力で歌われるより遥かに意味があるように感じられます。
大人の日常を描いた4は勉強になりました(詞が)。
意味深なタイトルの7はとびきりファンク。別バージョンは2nd『FAMILY』に収録されています。
前半のアコギから突然爆音に転換する8はいつ聞いてもビックリします。
懐かしい(悪く言えば古臭い)音をしている9は忘れかけていた夏の風景を沸騰させます。詞は極端ですけど(笑)。
ポップな曲調とは裏腹に毒舌なシングル(新曲)の11。
壮大感さは『波光』に負けず劣らずな12。
カップリング曲の中で一番好きだった13がラストで本当に感動しました。

ファンは勿論のこと、そうでない人もスガシカオの持つ才能を、秋の夜長に堪能してはいかがでしょうか?きっと満足できる事でしょう。

2001/10/3著