THE SMASHING PUMPKINS



Mellon Collie and the Infinite Sadness
dawn to dusk(DISC1)

1. mellon collie and the infinite sadness
2. tonight,tonight
3. jellybelly
4. zero
5. here is no why
6. bullet with butterfly wings
7. to forgive
8. an ode to no one
9. love
10. cupid de locke
11. galapagos
12. muzzle
13. porcelina of the vast oceans
14. take me down
twilight to starlight(DISC2)

1. where boys fear to tread
2. bodies
3. thirty−three
4. in the arms of sleep
5. 1979
6. tales of a scorched earth
7. thru the eyes of ruby
8. stumbleine
9. x.y.u.
10. we only come out at night
11. beautiful
12. lily(my one and only)
13. by starlight
14. farewell and goodnight
発売日 1995/10/25
品番 VJCP-25203/4
メーカー Virgin/東芝EMI
価格 \3,059(税込)

全米では困難だといわれるダブル・アルバム(2枚組)を700万セットも売り上げた、スマッシング・パンプキンズの3rdアルバム。
28曲122分のボリュームはさる事ながら、作品のクオリティはMAXです。
静かでシンプルな曲も、激しく魂を揺さ振られる曲も、全てが美しく、綺麗で儚い物語を体験しているような気分にさせてくれます。
ボーカルのビリー・コーガンはこの後スキンヘッドになるんだよね(余談)。

≪DISC1について≫
美しいピアノ曲の「mellon collie〜」で物語は始まり、「tonight,tonight」で一気に加速していきます。
その後は「jellybelly」「zero」「bullet with〜」「an ode to no one」等、今までになく激しい曲が炸裂し、「love」「cupid de locke」では次作『Adore』に通じるサウンドを展開しています。
「here is no why」「to forgive」「galapagos」はいつになく静かで、「muzzle」はポップさを前面に押し出している感じ。
9分21秒の長尺ナンバー「porcelina of〜」を経て、ギターのジェームス・イハが歌う「take me down」でDISC1は終了。

≪DISC2について≫
いきなり地面に叩き付けられるかのような「where boys〜」と、繋がっている「bodies」で始まるDISC2。「bodies」はスマパンの中で一番好な曲です。特に“Love is suiside(愛は自殺)”ってフレーズがたまらん。
ポップなアコースティックナンバーの「thirty−three」、荒野の西部な感じの「in the arm of sleep」、遠い昔の夢を見ているかのような浮遊感のある「1979」でウットリ出来るかと思いきや、次の「tales of〜」でぶっ壊されます(笑)
さらに「thru the〜」「stumbleine」と「x.y.u.」でも同じ事が起こります。
「we only〜」「beautiful」「lily(my one and only)」は打ち込みっぽいサウンド3連チャンって感じ。
シンプルかつ感情的な「by starlight」で物語のクライマックスを迎えます。
ラストの「farewell and goodnight」はみんなで歌ってる子守り歌の様で、エンディングには「mellon collie〜」のリプライズへと変化します。

このアルバムに出会って1年が経つというのに、未だに曲とタイトルが一致しません(爆)
でも曲のタイトルなんか気にせず、全部流してついでに涙も流しとけ、みたいな。
でもこれ、日本語の対訳のまんま歌ってたら絶対感動しないだろうなぁ・・・。

2002/3/22著


MACHINA/the machines of god

1.THE EVERLASTING GAZE
2.RAINDROPS + SUNSHOWERS
3.STAND INSIDE YOUR LOVE
4.I OF THE MOURNING
5.THE SACRED AND PROFANE
6.TRY,TRY,TRY
7.HEAVY METAL MACHINE
8.THIS TIME
9.THE IMPLODING VOICE
10.GLASS AND THE GHOST CHILDREN
11.WOUND
12.THE CRYING TREE OF MERCURY
13.SPEED KILLS(日本盤のみボーナス・トラック)
14.AGE OF INNOCENCE
15.WITH EVERY LIGHT
16.BLUE SKIES BRING TEARS
発売日 2000/2/28
品番 VJCP-68165
メーカー Virgin東芝EMI
価格 \2,548(税込)

5thアルバムにしてラストアルバム。
他のバンドにも通用する事なんですが、ラストアルバムが最高傑作って複雑な心境になりません?
「何でこんないいものが作れるのに解散するんだよ〜!」みたいな。

全体的に見てヘビーですが美しいメロディーを兼ね添えていて、流石スマパンだと感じさせられます。
最初はボーカルのビリー・コーガンの歌い方が苦手だったんですが、
有線で頻繁にかかっていた1の、怒涛の爆音の心地よさにはまってしまいました。
2は幻想的な感じがグーです。6はリラックスしたい時におすすめ。
7はこのアルバムの中心核となるタイトル通りの曲。

全部聴き終わると、やっぱり「何でこんないいものが作れるのに解散するんだよ〜!」って思います。
ちなみに、CDでの作品はこれが最後なんですが、インターネット上に続編の「machina U」があります。

2001/5/27著


2001/11/16
VJCP−68343・44
{ROTTEN APPLES}THE SMASHING PUMPKINS GREATEST HITS
disc one{ROTTEN APPLES}
THE SMASHING PUMPKINS GREATEST HITS

1. siva
2. rhinocerous
3. drown
4. cherub rock
5. today
6. disarm
7. bullet with butterfly wings
8. 1979
9. zero
10. tonight,tonight
11. eye
12. ava adore
13. perfect
14. the everlasting gaze
15. staind inside your lo ve
16. try,try.try
17. real love
18. untitled
発売日 2001/11/16
品番 VJCP-68343/44
メーカー Virgin/東芝EMI
価格 \2,548(税込)
disc two{JUDAS O}
A COLLECTION OF B−SIDES AND RARITIES

1. luky 13
2. aeroplane flies high
3. because you are
4. slow dawn
5. believe
6. my mistake
7. marquis in spades
8. here’s to the atom bomb
9. sparrow
10. waiting
11. saturnine
12. rock on
13. set the ray to jerry
14. winterlong
15. soot and stars
16. blissed and gone

2000年末をもって解散してしまったスマッシング・パンプキンズ。
このベストアルバムは、5枚のオリジナルアルバムからの選曲に、未発表曲やアルバム未収録曲を収録した彼等の軌跡です。
スマパンをずっと応援してきたファンにとっては、「あれ、あの曲はないの?」と少々がっかりする事でしょう。
それだけ彼等のアルバムは、1枚1枚がベストの状態で作られており、捨て曲がないのです。
なので、このアルバムを聞いてスマパンを気に入ったのなら、全部聞いて下さい。

Disc1は、1stから2曲、2ndから3曲、3rdから4曲、4thから2曲、5thから3曲に、映画のサントラから2曲と未発表曲2曲の計18曲からなっています。年代順です。
Disc2は初回生産盤のみのボーナス・ディスクで、未発表曲とアルバム未収録曲が収録されています。

現在のメンバーの活動は、ボーカルのビリー・コーガンとドラムのジミーが新しいバンドを組むとの事。
ギターのジェームス・イハは、既にCharaとコラボレートしていたりと、積極的な活動を見せています。
ベースのダーシーは、今後女優として活動するそうです。

彼等の音楽は、言葉だけでは言い表せられない感動を与えてくれます。
いつまでもスマッシング・パンプキンズは私達の心の中にいます。

2001/12/1著