黒夢


Cruel

1. CHANDLER
2. Sick
3. 『sister』
4. 意志薄弱
5. ICE MY LIFE〜Album Mix〜
発売日 1994/8/31
品番 TOCT-8494
メーカー 東芝EMI
価格 \2,548(税込)

黒夢のメジャー2ndアルバム。これを何故ミニアルバムと呼ばないのかという突っ込みは無し(笑)。
いや、下手なアルバムを買うよりもいいですよ。

このアルバムをもって、ギタリストの臣が脱退しています。
でも、それまでほとんどの曲を手がけていたのに・・・。謎です。誰か教えて下さいまし。

1はロウソク売りという意味で、英語詞なんですがエッチいです。
1997年に新録バージョンがカップリングに入っている2ですが、こちらは爽やか(?)です。
3はポップなメロディーですが・・・(意味深)。
4は人間の弱さが見え隠れするような感じです。
で、シングル曲の5で幕を閉じるように見えるんですが、隠れトラックとして1stアルバム『迷える百合達』に収録されている「寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕」のアコースティックバージョンが入っています。

初期の写真を見るといつも思うこと。
「人時怖い・・・」

2001/10/28著


FAKE STAR〜I'M JUST
A JAPANESE FAKE ROCKER


1. Noise Low3
2. FAKE STAR
3. BEAMS(FAKE STAR VERSION)
4. BARTER
5. SE T"SUNNY'S VOICE"
6. SEE YOU(FAKE STAR VERSION)
7. REASON OF MYSELF
8. SE U
9. SEX SYMBOL
10. Cool Girl
11. S.O.S
12. SE V
13. HYSTERIA'S
14. ピストル(FAKE STAR VERSION)
15. 夢
16. 「H.L.M」is ORIGINAL
17. SE W"EITHER SIDE"
発売日 1996/5/29
品番 TOCT-9455
メーカー 東芝EMI
価格 \3,059(税込)

メジャー4th。
前作『feminism』に続き2度目の首位獲得作品となる。
僕が初めて黒夢に触れた作品であるし、中学1年にして清春の持つ毒々しくも美しい世界にハマってしまうとは予想もつかなかったです。

1は人時作の心臓をえぐるようなベースラインがカッチョいいイントロダクション。
2はライブバージョンのイメージが強く、テンポがどうしても遅く感じてしまいます。
3や6はシングル発売当時はどうしても嫌いでした。
でも、コカコーラ社のスプライトクールのCMで使われた4は大好き。
他にも「ピストル」(14)がCMで使われていました。
後期黒夢のライブで演奏されていたレゲエをベースにした7は今聴くと意外とスーッと耳に馴染む。
黒夢ロックンロールの定番をいく9と11は気分がハイになります。
13はエログロな印象しかないです。
清春の特徴ある歌声を押し殺し静かに歌う15は、前作の「至上のゆりかご」に対抗してるのか?
歌詞が解読不能であるが、海外のオルタナティブ・ロックの影響をモロに受けている16は圧巻。
最後の締めは1998年に高橋克典に提供した「EITHER SIDE」のデモ。
何故高橋克典だったのかは不明。
つーか、母が好きなのでこのシングル実家にあったりします。

中古市場に腐るほど出回っていますが、今の僕が造られたのはこのアルバムの影響が大きいです。
機会があったら、VANILLAの『VANILLA』と共に手にとって見てください!

2003/2/5筆


DRUG TREATMENT

1. MIND BREAKER
2. DRUG PEOPLE
3. DRIVE
4. C.Y.HEAD
5. CAN'T SEE YARD
6. DISTRACTION
7. Spray-NEW TAKE-
8. LET'S DANCE
9. BLOODY VALENTINE
10. DEAR BLUE
11. NITE & DAY-NEW TAKE-
12. NEEDLESS
13. Like A Angel-NEW TAKE-
14. BAD SPEED PLAY
発売日 1997/6/27
品番 TOCT-9910
メーカー 東芝EMI
価格 \3,059(税込)

メジャー通算5thアルバム。
この作品は、自分が初めてレコード店で予約をして発売日(実際は前日の入荷日)に購入したCDです。
清春曰く「『CORKSCREW』では自分のやりたい様にやったので、これが黒夢としてのラストアルバムだ」と雑誌で言っていました。

前作『FAKE STAR』の打ち込みを駆使したデジタル的サウンドは影を潜め、バンドサウンドに真っ向から勝負しています。
ダイハツ「MOVE」のCM曲に使用されたクールな1。
早口で社会を皮肉る2。
エロくヤバイ為歌詞カードに掲載されてない3は、タイトル通りドライブにもってこいです。
4と6はパンキッシュな2分台のナンバー。
声にエフェクトのかかったメタルチックな5。
初めてファンに対するメッセージを込めて書いたというシングル曲の7。
8と9は妖しいですよ〜。一転して10はどこか物憂げな感じがします。
11は人時がアコギを弾いてシンプルなアコースティック・テイストに変化しています。
この曲を聞くと何処か遠くへ行きたいと思うような12。
興奮するほどイカしたパンク・ロックンロールなラストナンバーの14。

このアルバムの最大の山場は「Like A Angel」です。
シングルで発売された時のサウンドは、どことなく湿ったイメージがありました。
しかし、アルバムではカラッと乾いたサウンドが楽曲を一層引き立たせ、完璧に仕上がっています。
ライブではラストの締めとして歌われていました。

アルバムが発売された当時自分は中2。
ああ、もう1度あの頃に戻りたい・・・。

2001/10/30著


CORKSCREW

1. MASTURBATING SMILE
2. FASTER BEAT
3. SPOON & CAFEIN
4. 後遺症-aftereffect-
5. CANDY
6. 少年-screw mix-
7. TELL
8. ROCK'N'ROLL
9. HELLO,CP ISOLATION
10. YA-YA-YA
11. COWBOY
12. MARIA-screw mix-
13. KNEES TO BREAK
14. LAST PLEASURE
発売日 1998/5/27
品番 TOCT-10275
メーカー 東芝EMI
価格 \3,059(税込)

中学1年のときに「FAKE STAR」に出会い、そこからずっと黒夢漬けになり中3の1月活動停止。
中学生活=黒夢だったなぁ。
初めてライブと言うものに行ったのも黒夢だったし(清春の30歳の誕生日にある筈だったのが延期になり、活動停止の1週間前に振り替え公演があった)バンド組もうとしたときも黒夢をやろうとしてたし。
空中分解しちゃったけど。
SADSになってからの清春も相変わらずいい曲書くんだけど、自分は同じベース弾きとして人時を尊敬していました。
黒夢なら、「feminism」以外は激しいロックナンバーが多いのでどれでもいいんですが、彼らのアルバムでも、又日本のアルバムでも異質なこの作品がやはりいいかと。
洋楽チックって本人も言ってたし。
曲は全編を通してパンク/ロックンロールの真髄をつつき、かつ「少年」の様なメッセージ性の強い作品もあるので、嫌いだった人は懐かしみながら聞くのもいいし、昔聞いていた人も今の日本のチャートにもし飽きていたら聞き返してみるのもいいと思います。

2001/5/17著