練習の工夫 その1 =指シールの工夫



 今回は、幼少期、あるいは初級状態の時の練習の工夫です。

まず1指=人差し指 2指=中指 などが慣れていないであろう
ごく幼少期、1指の練習など以外で複数の指を使う練習などに入った際、
どうも左指を使って練習するのが難しい、何の指でどこを押さえればいいのか迷う。。などが見られた
際にするといい工夫です

よく100均系のお店などに以下のような
丸型のシールが売っていると思います(現地調査したところダイソー・セリアであるのを見かけました
@少し割高になりますがホームセンターなどにも売っている事が多いです)



 この時、バイオリンには上記写真右の一番よくある大きめのものより、左にある一回り小さいもの(5mm程度)
の大きさのものがいいと思います。大きいものですと、見やすいですが音程幅が大きすぎます。。
@TINSの子は進度評価としてアジャスターによく星野が貼っているシールです=アジャスターネジ頭の大きさと同じくらいのサイズのものがいいです

そちらを1指・2指・3指位置とそれぞれに下記のように色違いで貼ります



※ こちらはあとで画像を加工したものなので、弦の上に貼られているような感じになっていますが、
実際は弦を避けて弦の下(指板部分)に弦をどけて貼るようにしてください

 次に、実際の指にシールを貼る、あるいはペンなどで指や爪部分に色をつけてあげます。
上記画像のような配色で貼った場合は、1指(人差し指)に赤、2指(中指)に緑、3指(薬指)に青。。
などで色をつけてあげましょう

この時、赤い指で赤いボタン(シール)を押さえるんだよ。。と教えてあげると、迷わず正しい指で
正しい位置を押さえられるようになる子が多いです。

経験則上では長くとも1ヶ月もこちらで練習していると、正しい決まった位置を正しい指で押さえられるように
なる事が多いです。

また、下記にも書いていますが、次の段階として複数の弦を使用する練習段階に入った時に、
今度は縦に1色をそろえて貼りたい時期が来ます。

ので、早めに1指、2指。。の数字でそれぞれの正しい指が出るように。。早期に出来るようにしていきましょう!



 = 次段階 =

ある程度 1指=人差し指。。 などのリンクがついた状態で、次に複数弦を使い曲などを弾くように
なった際、今度は何弦の時にどのあたりを押さえたらいいのか。。が微妙になる子への工夫・対処法です。

 前に上記のようにシールを貼ってあった場合ははがして。。あるいは上から下記写真のように
今度は縦に色をそろえて貼ってあげましょう




こうすると A線の1指だよ。。というのを伝える際@A線を弾いている時に押さえる場所は
黄色や青のところを押さえても音が変わりません。弾いている弦=緑 の位置を押さえなければいけません。

ので、緑の1番。。 黄色の2番。。 などで伝える事で、押さえる位置と移弦を適正位置にコントロールしやすくなります。
@TINSでは後々レベルにより補助楽譜も作ったりしていこうと思っていますが
 ※下記、色付き楽譜イメージ



その際、
E=青 A=緑 D=黄色 G=赤  で作成する事が多くなると思うので(ただ、順に特に意味はありません。よく売っている
シールの色で出来るだけ 低音暖色→高音寒色 になるようにある程度見た目が綺麗になるように並べているだけです)

ご家庭でやる際も、上記の色分けでしておいていただけると混乱が少ないと思われます。


ただし、こちらも最終的には、下記のように横1線でシールを貼るのが一番音程が取りやすいようです



なので、弦ごとに色を変える。。のも後々は卒業していきたいので。。
基本的にはこちらも A線の1指、D線の2指。。などの指示・意識で適正な場所を
押さえられるように。。頑張っていきましょう!





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