その他



・指板が取れた

 普段指を置いている弦の下にあたる黒い部品が丸ごと取れる事がります。
これは、こちらの指板は一応消耗品であるため(とはいえ、毎日2時間くらい休まず弾き続け
10年~くらいしないと問題あるレベルにはなりにくいです)あとから新品に付け替えられるように
あえてはがせるニカワで基本接着してあるためです(基本的にヴァイオリンの部品は部分交換が
出来るようにほとんど上記の接合材で接着してあります)
 過度な湿気や温度が原因で稀に自然にはがれます。一応本来はニカワ接着ができる職人さんに
持って行ってなおしてもらう方がいいですが、上記のような時間弾き続けなければ問題が起きる(消耗する)
部品ではないので。。あまりオススメはしませんが(基本二度と交換が出来なくなってしまいますが)
幼少期の数年しか使う予定がない。。安価な楽器の場合(接着作業に¥5000~くらいかかるので
それらが納得できない場合)二度と交換できない事を念頭において納得いただければ、
平常の接着剤などでくっつけてしまっても構いません。。

ただし、ちょっとしたズレや位置が演奏に左右する重要な部品になるので
自己修復する場合は慎重に修復してください。



ネックが取れた

 上記指板と同じようにネックもあとから交換できるようにニカワでくっついているので
稀にはずれることがあるようです。修理依頼・自己修理は上記と同じような感じです。



・ペグが折れた

 過去1回だけですが、子供の生徒さんが落下させちょうどこちらのペグが床にあたり
折れてしまった子がいました(平常は力を入れてまわしたりしてもめったに折れたりするものではありません。
ちなみに今まで普通に手で回して折れたなどは見たことがありません)

ペグは駒と同じく各楽器ごとに穴の大きさが違うため、削り作業が必要になりますので
基本的には職人さんにお願いする感じになります。交換可能ですが、専門家への依頼が必要な
部品になるので、破損させないように気を付けましょう。



・弓が折れた

 弓が折れた場合、修復も可能ではありますが、安価な弓(セット価格5万以下、あるいは単体価格1万以下)の場合は
買いなおしてしまった方がいいでしょう。


・肩当のゴムがダメになった

 肩当のゴム部分が経年劣化によりダメになる事があります。
安いものでしたら丸ごと買いなおし。。もアリですが(¥2000くらいからあります)
ものによってはゴムのみ、または足のみの部品売りしている場合もあるようなので、
それらのみ交換する事もできます。ただし、国際規格などでネジの太さなどが決まっているわけではないので
しっかりお持ちのものにあうかどうか調べてから買うようにしましょう




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さらにその他

 ヴァイオリンは細かな部品が多いので、こちらに載っていない部品などやトラブルがある場合があるかもしれません
(ほとんどよく見られる症状はすべて書いたつもりですが)

最近は専門の職人さんなどが丁寧な動画などを載せてくれている事も多いようなので、
こちら で部品名を調べ、 「 〇〇←部品名 修理 」 や 「 〇〇 調整 」 などで調べてみてください。
色々な職人さんや先生の様々な意見が見れると思うので、参考になると思います。






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