指で押さえながら弾いてみましょう その1(1指の練習・E線1指)


 指で弦を押さえて音の高さを変えてみましょう。



TINSの低学年の子は主に最低1つは指板にシールが貼ってあると思います
 ※シールを張る日におやすみだった子などでまだ貼ってない、あるいは取れてしまった子などは
授業の最初に言うように伝えていただければと思います。

一番スクロール側のシール(中級段階習得者以外、基本一番低い位置のシール)を人差し指(1指)で押さえながら弦を弾いてみましょう
 ※バイオリンは人差し指を1指、中指を2指、薬指を3指、小指が4指となります(ピアノと違うので気を付けましょう)
上級になっても、どの指で何の音を弾くのか?という基準に指番号は基本的に使い続けます。
しっかりと覚えましょう!


本来、左手は上記写真のようなフォームで取れるといいですが、初期段階ではキツいと思うので
徐々に。。でいいです。が、出来るだけ早めに綺麗に取れた方がいいので(あまりに長い期間悪いフォームでとっていると
綺麗にしようと思うまでに同じだけの時間がかかる事になりますので、出来るだけ早期に
綺麗なフォームが取れるように)意識はしていきましょう!

= こちらのフォームが取れるようになるまでは下記の1指の練習(一番左手フォームに集中できるであろう、
左手を使う一番簡易な練習  は続けましょう


この時の注意点です。
例:E線の音を1指で変える(押さえる)場合



まず、 「弾いている弦の上」 を押さえるようにしましょう。

弾いていない弦の上を押さえても音は変わりません。。
(結構いました。まずこちらの作業になれるようにしましょう@押さえるのは弾いている弦の上)

今回はE線を弾くので、赤や黄色の位置はダメです。
E線の真上の位置にあたる、水色のあたりを指先で押さえるようにしましょう
(主に青の〇シールが貼られている生徒さんが多いと思います。できるだけ指先でシールの真上に乗せ、
しっかりと押さえるようにしましょう)

また、特に初期段階では押さえる位置と指は基本決まっています。
一番下のシールが1指(人差し指)、2番目のシール(・・が貼ってある人は)そこが2指、
3番目が同じく3指です。バイオリンは初期段階はこちらの3か所を使ってしばらく弾く事になります。
ほかの指で押さえないように気を付けましょう@今回は1指(人差し指)の練習です


左手をこちらのシールが1指で押さえられるような上記一番上の写真のような位置に用意し、
まずはE線の開放の音を弾いてみましょう(すべて弦に触らないように。。指を持ち上げて弾きましょう)
@指を一切押さえずに弦を弾く事を 開放 あるいは 開放弦 といいます。楽譜では 0 や A・E などの弦の
名前アルファベットで表記されます


次に、1指を上記位置で押さえて弾いてみましょう。

音が変わりましたか? こちら、音としては ミ(E 開放) → ファ#(F# 1指を押さえた時) の音になっています。



また、バイオリンは右手は出したい音により少し力を入れたり抜いたりしますが、
左手は基本的にどんな音を出したい場合であっても、できるだけしっかりと押さえるのが
いい音を出すコツになります。利き手でない場合は最初大変だと思いますが、左手はしっかりと
押さえるように。。も心がけておきましょう

また、基本的には適正位置にシールを貼ったはずですが、「押さえ方」によりバイオリンは
少し音程が変わってしまいます(主に指を「寝せて」押さえていると適正位置であっても音程が下がる事が多いです)
また、押さえ方が緩いと同じく音程が下がる事があります。
=段階によりいい音程で鳴る場所が、少し変わる事があるという事です

基本的には、シールはあくまでも「目安」とし、できれば耳で一番きれいなところになるように。。微調整しましょう

音が変えられるようでしたら、下記の音源にあわせて、E開放とE線1指を押さえながら弾く。。を交互に
繰り返してみましょう ※E線のチューニングを確かめてからにしましょう

ある程度弾けるようになったら以下の伴奏音源にあわせて弾いてみましょう
E線1指の練習

上記の伴奏では、音を切り替えるタイミングがわからない生徒さんは以下の音源は弾く音・タイミングが
お手本というかで電子音で入っています@4小節目までおやすみ(前奏)で5小節目から入ります。
まずはそちらにあわせて弾いていって、あうようになったら上記の正式版の伴奏を使ってみましょう

 E線1指の練習(ガイド音あり)


== こちらを弾くのがまだ難しい生徒様へ ==

左右の手を同時に動かすのが難しそうな子は、片方だけしてあげる(例:弓を動かすのは
保護者様がやってあげる) あるいは少しサポートしてあげる。。といいでしょう。

下記のように手順を踏んでみるといいでしょう


① 左手の人差し指を押さえたり離したり。。だけの動作を練習させる(音は出さない)
 ※この際、できるだけシールの真上に乗るように気を付けましょう!

人差し指でどのあたりを押さえるのか?が難しい場合は下記のように人差し指の上から一緒に
押さえてあげるといいでしょう@また、バイオリン自体をこの位置・形で支えるのも最初は難しい事が多いので、
一緒にスクロール付近をつかんでバイオリンを少し持ち上げて固定してあげるといいでしょう

 押さえる指は写真のように左手人差し指で。また、構え・フォームなども写真を参考に。

離す動作の時は下記のように指を外して、「ぱー」 だよ と言ってあげると離してくれやすいです



② 弓を動してあげつつ、スクロール等を持ってバイオリンを少し支えてあげる
 @同時に、まだ難しそうであれば上記の作業も同時にしてあげるといいでしょう



③ スクロールを持って、ぐー ・ ぱー などと声をかけてあげて左手の動きをサポートしてあげつつ、
 本人にも弓を持たせ、少し保護者様は弓は手を添えるだけ程度にし、出来るだけ弓を動かす動作は本人にさせる
@上記の写真のお子さんへの左手作業のサポートを少し軽くにする

④ スクロールを支えて少し動作を口で説明してあげるだけ
 @本人にはサポートなしで右手で弓を動かしE線を弾くようにさせる


⑤ 一人で両手で出来るように


⑥ 伴奏 にあわせてしっかりと1人で弾けるように






TOPページへ