全日本のかわだ選手が
試合後の控え室で話してたことを
いくつかまとめてみました。















かわだといっしょ −消失−

「明日新技見せますよ。ええ、前橋で。
そうですね、仮に水隠の術、とでもしておきましょう。
リングの上に落ちた汗。そこが俺のエスケープゾーン。」




かわだといっしょ −友情−

「お前さあ、
いい加減技の名前にうんこって入れるのやめろよ!」
息子さん中学生だろうが!ブラス部の!」





かわだといっしょ −身分−

「ギャラっすか!
会社からはあんまり言うなって言われてんですけど!
一試合65っすね!6500円!
派遣っすから、しょうがないっすけどね!」




かわだといっしょ −時期−

「新技ですか。開発してますよ、はい。
・・・そうですね、旧盆には。はい。
そうですね、先祖も味方につけて。はい。
ハハハハハハハハハハハハハハハハ。」




かわだといっしょ −予定−

「水草が揺れる川面・・・
連れ添いと羽を繕う渡り鳥・・・
そして、試合後の肌を濡らす小麦色した俺・・・
これですね、決定です。」




かわだといっしょ −不変−

「これまでもこれからも、何も変わらんですよ。
俺はただ自分やることをやるだけです。
串に刺して、焼いて、それで食うだけです」




かわだといっしょ −少年−

「ときどきこう思うんですよ。
リングの下には何か別の世界があって、
誰かがこっそりそこに住んでいるのではないかとね。
そして俺の受身や何かが彼らの安眠を阻害しているのではないかとね」




かわだといっしょ −慕情−

「記者さんたちよ、
俺のこの気持ちが果たして恋なのか
それとも憎悪に似た別の何かなのか、
教えてはくれんですか…!?」




かわだといっしょ −会議−

「お前らの言ってることはアレだ、
鉄鍋の中でハトが豆食ってるのと
同じことなんだよ」




かわだといっしょ −決意−

「彫氏さん、ほうれん草、彫ってくれんですか…
…腹と、左手に…」



かわだといっしょ −断絶−

「…おいお前ら…人が試合で汗かいてるときに
『小公女セーラ』のオープニング歌うってのは…
…どっか間違ってると思わねえか…」



かわだといっしょ −青春−

「おでこにニキビが出来ちゃってー。
これってどっち、思い?思われ?
ねえ?…ねえ!?」




かわだといっしょ −氷解−

「今日はアレだろアレ、あの日。
…そうそうそうそう菖蒲湯。」



かわだといっしょ −志望−

「ボンバーマンになりたいです。
はい、将来はボンバーマンになりたいです」



かわだといっしょ −到達−

「俺なんてまだまだだよ。
…大仏のでかさに比べたらちっぽけなもんだ」



かわだといっしょ −同意−

「『きをつけ!』と『ひょうすべ!』って似てるよな。
ああ。ひょうすべってのは河童に良く似た妖怪さ。」



かわだといっしょ −命令−

「最近、俺が七色に光る夢を良く見るんだ。
何の暗示なのか知りたいから、おい付き人。
お前図書館までひとっ走り行ってこい。」



かわだといっしょ −創作−

「最近童話に凝っててさ。うん、読むだけじゃなくて自分で書くの。
今書いてる奴のタイトル?『キャベツ畑ばっかり』。
そうそう、『ばっかり』までタイトル。」



かわだといっしょ −選択−

「なあ、携帯持ってきてくんねえか。あとうどん。
うん、うどんと携帯。
いや、いらねえ。七味はいらねえ」



かわだといっしょ −激昂−

「おい!なんで新入りに
『ちゃんこの中にお菓子は入れちゃいけねえ』って
ちゃんと言っとかねえんだ!」



かわだといっしょ −裸身−

「1時間は見ますね。
風呂上りは生まれたまんまの姿で見ます。
はい、1時間ほど見ます。」



かわだといっしょ −理由−

「…『深爪したから』ってお前…
なんでタッチしてくんねえんだよ…」



かわだといっしょ −創意−

「こう寒いとねー。
タイツ一丁でリングインってのも、考えものだよな。」



かわだといっしょ −切替−

「新必殺技はアレだ、封印だ。
ああ、死ぬからな。」



かわだといっしょ −塩味−

「…汗と汗が絡み合ってのプロレスだけどな…
昨日口に入ったあいつの汗は、どこか寂しい味がしたよ…」



かわだといっしょ −宣言− 

「お前とお前とお前とお前は今日から俺のお兄ちゃんになってください。」



かわだといっしょ −帰省−

「土日は実家に帰ってくるよ。
そうそう、コペンハーゲンまで。」



かわだといっしょ −共鳴−

「俺の心に降るこの雨に、傘をさすことは出来ないんだよ。
…わかってくれるかい、レフェリー。」



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