<リトルアドベンチャー 01〜02>

外は漆黒の暗闇、人工降雪機がひっきりなしに悲鳴を上げている
時折、疾風が車を揺さぶる
まだ19時だってのに、まるで真夜中のような気分
たぶん、ボクの四方1km以内に人間はひとりもいない、、、
大自然に抱かれ、ぶあつい毛布に包まり、サンルーフの向こうの満月を見上げてる...

今の自分の限界をあと1歩越えたい
自分のイメージする滑りまで到達したい
大会のバーンを完走したい
そして、いつまでも滑り続けたい、、、、、

その為にボクはシーズン券を買った
生まれて初めて、この歳でシーズン券を買った
モーグルを始めるキッカケになった角皆さんのスクールがあるザイラーバレーのシーズン券を買った
基礎から教えてくれた熱血副校長、辻さんのいるザイラーバレーのシーズン券を買った
爽やかな若いインストラクターが揃っているザイラーバレーのシーズン券を買った
キャンプやSSAWSで知り合った友達がいる、ザイラーバレーのシーズン券を買った、、、

40年以上も生きてきたのに、知らない事が多すぎる
スキー場ではいろんな人が働いていた

夜明け少し前から駐車場を掃除してる人を、、、、、初めて見た
皆が帰ったゲレンデを圧雪車でならしてる人を、、、初めて見た
真夜中除雪作業をしてる人を、、、、、、、、、、、、、初めて見た

人はいくつになっても、ワクワクの体験ができる、やる気にさえなれば
独りで車に泊まって、毎週のようにスキーに来るのは、生まれて初めてだ
全てが、初めての経験、、、この歳にして
とっても些細な、ひと冬のボクの冒険、子供の頃に戻ったような、、。

自分に挑戦してみたかったのだ
孤独な環境に置かれたボクは、何を考えるだろう?
スキー技術は、描いてるとこまで行けるのだろうか?
ボクの中から何が出てくるのだろうか?

また少し変われるかもしれない
“ひと冬の経験”...とにかくシーズン券を買ったのだ、初めて、、。
これで、毎日でも練習できるのだ
後は気力、向上心、行動力、、、さえ維持できれば
必ず今シーズン、自分の壁を超えられる筈

ボクのこんなワガママを許してくれる理解ある家族がいなければ
こんな馬鹿げたツアーは実現しない
そんな人々、スキー場のスタッフ、その他、ボクの周りの人々
全てに感謝の気持ちを忘れてはいけない、、、

オトナになり、誰もボクに目標を与えたり命令してくれなくなった今
自分自身で創った壁を乗り越えていくしかない
目の前に立ち塞がるコブを乗り越えて行くしかない

コブは人生の困難に例えられる
避けて通れば、それはそれでシアワセ、楽かも知れない
誰かが圧雪してくれたバーンだけを滑って行く、、それもいいだろう
辛い事もないが、達成した喜びも得られない
どうせ出来ない、無理、やる前から諦めてしまう事がなんと多い事か
経済的事情、社会的事情、置かれてる境遇、道徳観念

けど、ホントに出来ないんだろうか?
自分で出来ない理由をたくさん考えてるだけじゃぁないだろうか
やるためにはどうすればいいか、そちらは全く考えない
そんな自分を捨てる為、今年ボクは山に来た
たった独りで、毎週のように、200キロの距離を越え
駐車場で独り車の中に泊まり
周りの人に少し迷惑をかけ、少し呆れられながら、、、

貴方は何かに挑戦し、それをやり遂げ、嬉し涙を流した事がありますか?
より多くの喜びを得たいなら、それと同じ位の悲しみを覚悟しなければならない
冬が終わり春になったら、ボクはまた少し変わっている筈
そう、例えば、この前逢った時より笑顔が輝いてる

1度きりの人生を
親から貰った大切な命を
精一杯、悔いなく生き抜く為に、山に来た、、、つづく

***日程(予定)****************************

2001 12/29〜30

2002  1/ 4〜 5
      1/12〜13
      1/26〜27
      2/ 3〜 4     大会
      2/16〜17
      3/ 2〜 3     大会
      3/16〜17
      3/30〜31
      4/ 6〜 7    以上、ザイラーバレー(クローズ)

      4/20〜21    苗場、かぐらみつまた、白馬(五竜or47)の何処か
      4/27〜28    苗場、かぐらみつまた、白馬(五竜or47)の何処か
      5/ 5〜 6    かぐらみつまた、白馬(五竜or47)の何処か     大会
      6/ 8〜 9    月山                             大会

※ 大会は出場するかどうか、未定です。観戦も含まれます(応援してね)

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