<リトルアドベンチャー イズ オーヴァー 03〜04> 

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以上、シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳
車中泊14回
滑走日数26日

凸凹の斜面をカッコよく滑りたかったのだ、、、
凸凹の斜面を滑り降りてくることが、カッコよく見えたのだ、、、
出来ない事を、何とか克服したかったのだ、、、
いくつになっても出来ると信じたかったのだ、、、
そんな自分が好きだったのだ、、、

今はなき「ザウス」で若者Kとリフトに隣り合わせて話したときから
何かが変わり始めたのだ、、、

あれから3年の月日が流れた
自分に約束した3年間が過ぎ去った
人生の貴重な時間、半分以上を生きてきた残り時間のうち3
この時期に今出来る精一杯の努力で3年間やってみた
自分に呪文をかけるように、さて、その結果は…

一杯一杯だけど、シャトレーゼのアルペンモーグルコース
何とかコケずに、上から下まで滑り降りれるようにはなれた
しかし、残念ながら自分が描いたイメージの滑りまでは至らなかった
3年間、冬の土日の殆ど全てをスキーの練習に当て、他に何もしなかたけど
これが現実、限界、そう言うことなんだろうか?
いや何処まで行っても、満足、これでいいと言う事などあり得ない
人間の欲望に終りなどないのだ、だから続ければいいのだ

けど、思った以上に多くの経験ができ、多くの人達と出会うことができた
スキー場にやってくる殆どのモーグラーと話しができ知り合いになれた
インターネットで話したり、温泉に入ったり、お酒を飲むこともできた
かけがえのない貴重な時だった、これからもずっと友達でいたい、ずっと続けていたかった
本当に楽しかった
本当は辛かった

あっと言う間だった3年間
夢中で歩いた3年間はまるで中学や高校時代のようだった
3年と言う月日が流れ、ボクはまた確実に歳をとった、、。
同じ3年間、人の時間の使い方はそれぞれだろう
2度と帰らないみっつの冬をボクは生きてきた
そしてどーやら卒業の時がきたようだ、、。
これで良かったのだろうか?こんな生き方でいいのだろうか?


多くの疑問が、自問自答が、頭の中でくるくるまわり何処かへ消えてゆく
多くの悲しみも、多くの喜びも、夜の闇の飲み込まれまた新しい朝がやってくる
つい永遠に思えるその繰り返す日々の中で
確実に限りある人生の中で
40代という大事な時間の中で
ただ凸凹の斜面をカッコよく滑り降りることだけに冬を3回過ごしてしまった
自分に酔いしれて、いい気分になっていただけかも知れない
他にやらねばならぬことが沢山あったような気もする
人は何かを掴むためには、必ず何かを犠牲にしなければならないのだろうか
ボク等は日々多くの選択肢に自分なりの答えを出し続け
見えない明日に向って、永い旅を続けているのだろうか
最期まで本当の答えなど出ないと知っていながら

周りを見渡せば、仕事に追われ休む暇もなく目一杯の同輩達で溢れている
家族のため、精一杯働きずくめの同世代達で溢れている
飲み屋で上司の悪口を肴にストレスを発散してる組織人達で溢れている
日曜は疲れて、ゴロゴロテレビを見ている親愛なる者達で溢れている

そんな人達に羨ましがられ、それを真に受けいい気分になっていただけか?
本当は、「何やってんだ、幾つになったと思ってんだ、いい気なもんだ…」
そう思われていたのかも知れない、いやそうに違いない、分かってる、。


夢は終ったのだ
冒険は終ったのだ
小さな冒険は終ったのだ
リトルアドベンチャー イズ オヴァー なのだ、、。

馬鹿は最期まで馬鹿で通さなければいけない
遣り通せばそれは美しさへと変貌する
止めてしまえばただの馬鹿で終ってしまう、、、
次の冬、状況と心境が変化し、また山へ行ける自分を夢見て
終らない夢が本当にあることを信じて、、、つづく 


PS

何かに熱中している方には失礼な表現があります
せっかくのモチベーションを下降させシラケさせる可能性もあります
人によって立場が違うので自分には置き換えないでください
これはあくまでも、ボク(♪しつて・ばーちー)の立場での嘆きと考えてください

「なぁ、キミ(自分) その歳で仕事よりスキーの方頑張ってる、それって駄目じゃん!?」
「仕事より趣味の方に費やしてるエネルギーが多い、それって違わない!?」
「好きなことなら誰より努力して負けない自信あるけど
 生活のための仕事じゃ1番になる努力できない、それって大人として…」

こんなこと考え出したらヤバイです、けど、考えるのが当然なのかも知れません
今まで考えなかったのが、むしろ幼稚過ぎる
愚かな男は、今、自己嫌悪中
皆さんは決して迷わず、突き進んでください、殆どの方は仕事も同じ位頑張ってることでしょう
これは、ボクだけの事実だと思います

じゃぁどうしたらいい?
仕事と音楽やスキーの趣味に同じレベル全力で立ち向かう
そのためには人に雇われるんじゃなく、自分が全力で立ち向かえる仕事に変えるしかない
それが実現出来た時、本当の充実感に満たされる、この方程式は成り立たないでしょうか?
そしてまた、雪山へ行ける自分を取り戻せないでしょうか?

「仕事より趣味にパワー出して何が悪いーっ!」
誰かそんなこと言ってくれないでしょうか?
誰もがそんなこと言ってくれないでしょうか?
密かなる期待

                                                2004.3.16

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