♪ デジタル進化と多大なる弊害 T

1990年頃始めた自宅での多重録音による曲創り、、、
新しいことずくめで色んな苦労があり、最初は予期せぬトラブルにも見舞われたがあれから10年が経った
夢中で次々と曲を仕上げて、アッと言う間に時が過ぎてしまった
この間に中学時代から作ってきた曲のうち、代表作で形として残したい曲の
9割りはテープにすることができた
テープ?カッセットテープ?最近見ませんよねぇ ^_^;
せっかく10年かけて創ったのに、自宅にあった再生する機材がとうとう壊れた
車に標準でついていたカセットラジオも、とうとう
CDMDに取って代わった
えっ、あの苦労が水の泡、まぁそれは今回置いといて、、、

だいたいオーディオ機器の寿命って
78年から10年がいいところ
今までも殆どのラジカセやデッキ、スピーカーもそうだった
メーカの部品保存年数が、製造打ち切りから
8年だっかかなぁ…
そう考えるとアンプだけが、かれこれ20年近く生きている、なんと、レコードプレーヤーを使っていた頃からの代物だ
しかし、これもある日突然その日がやってきて、その瞬間ボクのレコーディングシステムから音が出なくなる、、。

10年で数100曲を仕上げてみると、後は新曲を中心にゆっくり作って行く作業
丁度2000年頃に
PCと出会い、HPを立ち上げそこで曲を配信する、、、そんなことを始めた
時を同じくして子供達が成長し、遊び相手としての父の必要性はなくなっていた、良かれ悪しかれ
つまり、休日や仕事が終った夜は殆ど自由に時間を使える環境になっていた
しかし、シンセを中心とした90年の頭頃、自宅録音で最新鋭だった機材が今や古めかしい鉄の塊になっていた
使えないことはないのだ、こちらは動く、、、が、10年前の器材にはそれなりの問題も多かった


   
システム全体         エフェクター&AMP     デッキ&インターフェース

ボクの機材は大きく分けると三つのカテゴリーになる

@音源      (キーボードや鍵盤のついていない箱だけのものもある)
Aシーケンサー (楽器を弾いた情報を音ではなくデータとして記録する機械)
B
MTR      (ギターやヴォーカルなどのアナログ音を多重録音する機械)

つまり、シーケンサーに楽器を弾いた情報だけを記録し
、MTRにはギターやヴォーカルなどの生音を録音し
シーケンサーの情報を元に音源を鳴らし、
MTRに録音した生音とをミックスしてPCのハードディスクに落とす
これが、90年から今までのボクのシステム、、やり方だ、、。

@・・・は問題ない、80年代の中古アナログシンセはROLANDから修理部品がないと言われたが
と言うか、音は新しいものだけでなく古いものにも価値があり
新旧の音源をミックスして使うのがいいと考えている
KORG M1 ROLAND U-110 R-8 JUNO-106(故障中) 使用



A・・・ボタンやスイッチの動作が非常に悪くなった
修理出来ない事はないと思うが、部品があるかどうか?
モニタできる画面が小さく、全体をイメージしにくい、当時は凄かったマシーン
費用にしたって、治す価値があるかどうか問題だ ROLAND MC-50 使用



B・・・カセットテープを使って7人分録音出来る当時20万位した機械だが
スイッチ類の動作がよくないし、ローラーの劣化かテープも絡み出した
修理部品も当てにならないし、治す価値があるとは思えない、残念!切腹!
YAMAHA MT8X 使用

 

そこで誰もが、PCを使った新しいシステムへの移行、、、それが今らしい
去年まで、知識不足でよく知らなかったが、、、
PCのソフトだけでシーケンサーとMTRの両方のことが出来るらしい
PCの中でMIDI音源を使ったドラム、ベース、ピアノ等のオケを作り
その隣にギターやヴォーカル、コーラスなどの生ものをデジタル録音できる
テープを通さず、音質の劣化のないオールデジタルで音楽が創れる

もっといいのは、先に生物を入れ、それを聴きながらピアノを録れる
今までは、頭の中でギターや歌を流しながらオケを考えてきた
まづ最初にドラムを打ちこむ、次にベースを入れる
そしてピアノ類のバッキングを入れ、さらにウワモノのオブルガートそれから、、アコギとエレキを入れていたのだ
つまり、ギターのフレーズが先に入れたピアノの制約を受け、ピアノの音にぶつかる弾き方は、自然に避けるようになる
オケがピアノ優先になりがち、ギターを前に持って来たい場面もあるのに

そんんな訳で、シーケンサーの修理をやめて
PCのソフトさえ買えば快適環境?
アナログ
8Tr-MTRの修理をやめてMIDI/AUDIOインターフェースを買えばソフトでデジタル録音?
そんなにコストかけないで、、、超素敵な環境がやってくる?
しかもカセットテープへのアナログ録音と違い高音質で編集も
PC上で波形を見ながらできるらしい?

思いついたモチーフ、イメージをすぐに形として記録しておける
短時間で、お手軽に、自分の頭の中にあるものを楽曲という形にできる
金を払えば、難しく厄介な作業が快適にすばやくできる、、、そんな時代?それが望まれてる?
やっかいな作業が、楽しい趣味でもあるのですが、、、


  
   ドラム音源           16chミキサー          2000年製PC

そんなことぼんやり考えてネットで検索してたら、フリーのソフトとぶち当たった(ジャンルは
DAWソフトといいます)
これはもうただ?ダウンロードして試してみるしかないっしょ!
どんなに快適でサクサクとカッコイイ作品作れるのか、胸を膨らませて、いざクリッーク!
がぁ、、、、しかし、現実はそんなに甘くはなかった、その日から、激しいストレスの連続、、、つづく 

                                                      2005.1.29

 | TOPMENUON-LINE MUSICおまけトークBBSLINK
自己紹介全曲暴露相性診断♀相性診断♂多重録音唯我独尊直情径行交遊見聞 |